『転々』散歩をどこまで面白くできる? 小ネタでの畳み掛けが凄い【TSUTAYAプレミアムで映画漬け】

『転々』

『転々』

本企画は、TSUTAYAプレミアムを利用して1日1本映画を鑑賞し、その記録を予想と感想を交えてお伝えしていくものである。

2019年1月8日の鑑賞タイトル『転々』

鑑賞前の期待値「『時効警察』は未見だが、三木ワールドは確実に体感できるはず」

TVドラマ『時効警察』復活のニュースを受け、三木聡監督&オダギリジョー出演の作品をチョイス。ドラマは未見であるが、三木聡監督の世界観が十分感じられそうな設定なので、楽しみである。どんな散歩が繰り広げられるのだろうか…?

鑑賞後の感想「散歩をどこまで面白くできる? 小ネタでの畳み掛けが凄い」

ある日、大学8年生の竹村文哉(オダギリジョー)の家に突如現れた取り立ての男・福原(三浦友和)。返済猶予はあと3日。あの手この手もうまく行かず、結局あと1日になったタイミングで再び現れた福原は「借金を返す方法がある」と竹村に散歩に付き合うように提案する…。

映画が始まってすぐの文字フォントでこの映画がゆる~い系だとすぐ理解できる。「散歩やりとげたら100万円」という名目のもと、かなりの小ネタをはさみながら二人の散歩を見守るのだが、日常あるあるから突飛なものまで、このネタの振り幅はひとつ三木節なのかなと感じた。また、本当に初対面の人同士で散歩したらこんな感じかも、と感じてしまう変なリアリティもある。

オダギリジョーと三浦友和というキャスティングは本当に絶妙で、この二人の掛け合いを見ているのはなかなかに面白い。ゆっくり明かされる彼らのバックグラウンドとともに、物語も面白い方向にどんどん転がっていくのである。『時効警察』ファンであれば、三日月しずか(麻生久美子)が友情出演しているのも見逃せない。振り返るだけのカメオ出演だが、まさに「それまで登場しなかった圧倒的美人」として強く記憶に残ることだろう。

一応いい話で落ち着くのであるが、三木監督のバランス感覚というのはこの作品を見ればある程度理解できるのではとも思う。

『転々』で一番グッときたポイントは「見かければいいことがある? 岸部一徳」

劇中、「街で見かけるといいことがある」と噂される岸部一徳が本人役で幾度となく登場するのだが、これがなかなかにシュールでまた笑えるのである。噂になるくらいだからよっぽど目撃されているのだろうなどと勝手に思いを馳せてみるが(笑)、この当たりのチョイスも絶妙としか言いようがない。

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『転々』について

【製作年】2007年
【監督】三木聡
【出演者】オダギリジョー、小泉今日子、吉高由里子、岩松了、ふせえり、松重豊 ほか
【あらすじ】孤独な大学8年生の竹村文哉は、借金84万円の返すアテもないまま返済期限を迎えようとしていた。そんな文哉の前に現われた借金取りの男、福原は、文哉に奇妙な提案を持ちかける。それは、吉祥寺から霞ヶ関まで歩く福原の“東京散歩”に付き合えば、借金をチャラにしてくれるばかりか、100万円までくれるというもの。ウマすぎる話に警戒感を抱きながらも、選択の余地のない文哉はその提案を受け入れことにするのだが…。
【Filmarks★評価】3.8(5点満点中)

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