『スタンリーのお弁当箱』超問題児・ヴァルマー先生 vs 少年たちの闘い。「めでたしめでたし」で終わると思っていたのが甘かった【TSUTAYAプレミアムで映画漬け】

『スタンリーのお弁当箱』

『スタンリーのお弁当箱』

本企画は、TSUTAYAプレミアムを利用して1日1本映画を鑑賞し、その記録を予想と感想を交えてお伝えしていくものである。

2019年1月22日の鑑賞タイトル『スタンリーのお弁当箱』

鑑賞前の期待値「お弁当事情と学校教育」

本日『カレーの日』ということで、インド映画からこちらをチョイス。あらすじを読むだけだと「ひどい先生のとばっちりで学校に来なくなってしまう少年のお話」ということで、どうやって彼を取り戻すのかがまず1つ。もう一つは、インドのお弁当がどんな感じなのかも気になるところ。

鑑賞後の感想「唯一の絶対悪・ヴァルマー先生の強烈さゆえ、少年たちの友情が際立つ」

ムンバイのホーリー・ファミリー校に通う4年生のスタンリー(パルソー)はクラスの中心的人物で人気者。しかし、お弁当を持ってきていないため、お昼の時間に友達に弁当をおすそ分けしてもらうも、男性教師のヴァルマー(アモール・グプテ)に注意される。以降、お弁当を持ってきていないスタンリーは友人たちに嘘をついて、水道水で空腹を紛らわせるが…。

この映画の大筋は「ヴァルマー先生 vs スタンリー&友人たち」の構成で進行し、スタンリーにまつわる謎は最後の最後で明かされる。なお、このヴァルマー先生の弁当に対する執着が凄まじく、先生仲間はおろか生徒たちの弁当に平気でたかり、腹を満たすのだ。しかも、自分の弁当が映る描写がないため完全な他人弁。「よくこれで教師続けられているな」と思う図々しさである。

スタンリーはたしかに困ってはいるが、彼が人気者のため仲間たちのとの関係もよく、助け合いで生きている彼らの友情がヴァルマー先生の件もあって何割増しも美しく見える。そして彼らが全員でスタンリーを守ろうとし、翻弄されまくったヴァルマー先生はついに本性を現すのだが、決め台詞を聞いて「お前が言うな」と必ず思うはず。この事件の後のヴァルマー先生の態度を見たら「ならなんでそんなことを言った?」と首を傾げてしまう。

ラストは良かった良かった…で終わるはずが、インドの現状を訴えかけるメッセージも。フィクションの物語だけで終わらせていないあたりが、映画になった最大の意味だったに違いない。

『スタンリーのお弁当箱』で一番グッときたポイントは「インドのお弁当箱・ダッバー」

インドのお弁当箱といえば、『ダッバー』と呼ばれるステンレス製のもの。本作にはたくさんのダッバーと、色とりどりの料理が登場する。「カレー、出てくるよね?」と心配していたが、『豆とチーズのカレー』という最高に美味しそうなカレーが登場したのであった。

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『スタンリーのお弁当箱』について

【製作年】2011年
【監督】アモール・グプテ
【出演者】パルソー、ディヴィヤ・ダッタ、ラジェンドラナート・ズーチー、ディヴィヤ・ジャグダレ ほか
【あらすじ】家庭の事情で弁当を持ってこられないスタンリーは、昼食の時間になるとそっと教室を抜けだし、水道水を飲んで空腹をしのいでいた。それに気づいた同じクラスのアビシェークは、クラスメートに協力してもらい、みんなのお弁当を少しずつスタンリーに分けてあげることに。ところが食い意地の張った国語教師のヴァルマーが生徒たちの弁当を横取りした上、スタンリーに「弁当を持ってこられない生徒は学校に来る資格などない」と叱りつけてしまい…。
【Filmarks★評価】3.6(5点満点中)

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