『利休』本物にこだわる監督の凄さ。三國連太郎&山崎努の演技も圧巻の一言【TSUTAYAプレミアムで映画漬け】

『利休 』

『利休』

本企画は、TSUTAYAプレミアムを利用して1日1本映画を鑑賞し、その記録を予想と感想を交えてお伝えしていくものである。

2019年2月6日の鑑賞タイトル『利休』

鑑賞前の期待値「名優対決」

本日は『抹茶の日』ということで、お茶つながりでこちらをチョイス。歴史に詳しい人ほど内容には思うところがあるかもしれないが、個人的には単純に二人の名優、三國連太郎(利休役)&山崎努(秀吉役)を中心とした豪華キャストの演技を楽しみたい。

鑑賞後の感想「主演の2人はやはり圧巻。また、本物にこだわりすぎる監督がすごかった」

ある日の朝。茶の準備をする千利休(三國連太郎)は庭にある朝顔を一輪摘み、残った花はすべて摘んでおくようにと弟子に伝える。急ぎ足で利休の元へやってきた豊臣秀吉(山崎努)は花が一輪もないことを不思議がるが、茶室に入ったその目に飛び込んできたのは見事に活けられた一輪の朝顔だった。2人は茶を点てあい、秀吉は「もう5年になるか…」と利休に声を掛ける。

映画を観ているときはもちろんわからなかったが、本作に登場する茶器や掛け軸などの美術品は大半が美術館から借りた本物だというから驚きだ。監督の勅使河原宏が芸術家だからだろうが、そこまでこだわりを見せるのは尋常ではないだろう。観客だってまさか本物を使用するとは夢にも思わないはず。

物語は秀吉と利休の関係が重視される反面、織田信長(松本幸四郎)がカメオ出演扱いなのには笑ってしまった。動の秀吉と静の利休、それぞれを体現した山崎と三國の演技はさすがというか圧巻。主要どころの豪華共演陣を持ってしても、ちゃんと抜きん出る凄さがあった。

結局秀吉によって切腹を命じられてしまう利休なのであるが、切腹と聞くと「屋敷の中で」と勝手に思っていたがこの映画は違った。今までとは全く違う突然のホラー映画テイストとなり、この演出の意図も気になる終わり方だった。

『利休』で一番グッときたポイントは「天下人が緊張しまくる瞬間」

劇中、帝(天皇)に対し金の茶室で茶を点てる秀吉がド緊張する場面。利休が見守っているが、当の本人は手が震えまくっているのである(笑)。ここのあたふたした感じというのも山崎の演技の素晴らしさが光るところだ。

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『利休』について

【製作年】1989年
【監督】勅使河原宏
【出演者】三國連太郎、山崎努、三田佳子、松本幸四郎[9代目]、中村吉右衛門[2代目]、田村亮、坂東八十助[5代目] ほか
【あらすじ】戦国時代にあって、お茶の道を追究し続けた千利休。そんな美と知の体現者・利休と、絶大な権力を持ちながらも粗野で利休とは対極にある秀吉の確執を描く。
【Filmarks★評価】3.7(5点満点中)

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