『映画「立候補」』知らなかった選挙の裏側を間近で観られる面白さと現実の厳しさ【TSUTAYAプレミアムで映画漬け】

『映画「立候補」』

『映画「立候補」』

本企画は、TSUTAYAプレミアムを利用して1日1本映画を鑑賞し、その記録を予想と感想を交えてお伝えしていくものである。

2019年4月25日の鑑賞タイトル『映画「立候補」』

鑑賞前の期待値「マック赤坂氏らを追う選挙ドキュメンタリー」

統一地方選挙は先日終わったが、今日会社の会議で「実は面白い、泣ける」というリコメンドを聞いたので、そのオススメに乗っかることにする。ドキュメンタリーなのでベースはたしかに面白そうだし「はじめから当選の見込みのない立候補者たちの選挙戦」というのも興味深いところ。

鑑賞後の感想「知らなかった選挙の裏側を間近で観られる面白さと現実の厳しさ」

舞台は、2011年の大阪府知事選挙。結果は大阪維新の会の松井一郎氏が圧勝するわけであるが、この映画を見ていると出馬するときの供託金(300万円。しかも票が集まらないと没収される)や、立候補する人の順番決め(街頭に出る選挙掲示板の場所などに関わってくる)など、選挙戦について知らなかったことが勉強になるのが一番のポイントである。

主役的立場で追われるマック氏については「破天荒な人」といううっすらイメージだったが、記者会見でマスコミに話す経歴が凄いのでまず驚いた。そんな人でも、いざ選挙活動になるとお笑い芸人顔負けのパフォーマンスを連発し、各所に出張っては揉め事になりそうになり(笑)、正直当選したいのかしたくないのかよくわからないのである。これは劇中に登場する彼の息子(マック氏の会社を経営しているとか)も同じことを述べている。

また、劇中でマック氏と同じくらいのインパクトを放つのが外山恒一氏であるが、政見放送と通常インタビューのギャップが有りすぎなうえに「当選するつもりはない」とピシャリ。このあたりはちょっと常人では理解しかねるが、そういうことなのだろう。なお、ほかも何人か候補者が出てくるが、このツートップのインパクトは異常である(ガンで出馬断念した羽柴誠三秀吉もなかなかだが)。

大きな後押しがない彼らの孤軍奮闘ぶりは、そこにフォーカスされている間は「頑張ってるな」と思うが、いざ大阪維新の会や自民党が登場すると全てが文字通り吹き飛ばされてしまう現実も。見る側もなんとなく大衆の方に引き寄せられるのではなく、ちゃんと自分の意見を持って彼らを見ることが大切だなと感じさせてもくれる。

『映画「立候補」』で一番グッときたポイントは「公平さを訴えるマック氏」

立候補手続きを完了したマック氏が、選挙管理委員会のメンバーに向かって、メディアでの扱いについて訴えかける場面。「同じ供託金を払っているのに、主な候補とそれ以外に分けるのは公職選挙法違反ではないか。これでは新人が当選することはない。メディアに対する公平な管理をお願いたい」と言うメッセージ、確かにそうですねとしか言いようがない。

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『映画「立候補」』について

【製作年】2013年
【監督】藤岡利充
【出演者】マック赤坂、羽柴誠三秀吉、外山恒一 ほか
【あらすじ】前作「フジヤマにミサイル」でデビューを飾った藤岡利充監督が、はじめから当選の見込みのない立候補者たちの選挙戦に密着し、その真意に迫る政治ドキュメンタリー。300万円の供託金を支払い、聴衆からは変わり者と嘲笑されながらも選挙に出続けるいわゆる“泡沫候補”たちの姿を通して選挙、そして民主主義の意味を見つめ直していく。
【Filmarks★評価】3.9(5点満点中)

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