『全員死刑』いろいろやりたい感がビンビン。はっきり好き嫌いの分かれる作風【TSUTAYAプレミアムで映画漬け】

『全員死刑』

『全員死刑』

本企画は、TSUTAYAプレミアムを利用して1日1本映画を鑑賞し、その記録を予想と感想を交えてお伝えしていくものである。

2019年5月14日の鑑賞タイトル『全員死刑』

鑑賞前の期待値「ジャケット写真に見る、作品の勢い」

本日は、この5月に見放題配信が始まった小林勇貴監督のこちらをチョイス。小林監督は本作が商業監督デビュー作で、その主演に抜擢されたのがこの連載でも出演作が多数出ている間宮祥太朗。実在の事件がモチーフということもあるが、ジャケ写から感じる圧力がどれだけ感じられるのか、気になるところだ。

鑑賞後の感想「いろいろやりたい感がビンビン。はっきり好き嫌いの分かれる作風」

ヤクザを父に持つ兄のサトシ(毎熊克哉)と弟のタカノリ(間宮祥太朗)。ある日、家計苦に危機感を覚えたサトシは、金貸しで儲けている近所の吉田家から金を盗ろうとタカノリに持ちかける。「逃げたらお前の彼女も殺す」と脅されたタカノリは、サトシとともに早速吉田家へと向かう…。

実在の悲惨な事件がモチーフにはなっているものの、小林監督はそれをそのままやるのでなく、エンタメに昇華させるためいろいろな要素を詰め込んだ実験的作品だと感じた。ただ、色々やりたい感のせいで、視聴者側がテンションを保ちづらいのも事実。はっきり好き嫌いが別れる要因になっている。

演出面では大きく左右に揺さぶられる反面、キャスト配役はブレない印象。主軸となる間宮&毎熊の良さが本作の大きな牽引力になっており、行き当たりばったりの家族のカタチを見ることに。

先の演出の件もあって、まるで勧善懲悪もののようにも見えてしまったが、個人的には一つ筋の通った作品で小林監督の別作品を見てみたいなと思った。

『全員死刑』で一番グッときたポイントは「なんでも飲み込む川」

マジメに見てはいけない演出面の一つが、ここで挙げる「川」である。明らかに浅いと見てわかるが、結果車まで飲み込んでしまうその存在は、まさにホラーそのもの。この映画にはこういった意外すぎる要素が隠れているのである。

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『全員死刑』について

【製作年】2016年
【監督】小林勇貴
【出演者】間宮祥太朗、毎熊克哉、六平直政、入絵加奈子、清水葉月、落合モトキ ほか
【あらすじ】首塚タカノリは弱小ヤクザ一家の次男坊。一家は莫大な借金を抱え、上納金も払えず追い詰められていた。そこで小心者の父テツジ、ヒステリックな母ナオミ、小狡い長男サトシは、近所の資産家パトラから金を奪う計画を立てていた。ところがサトシはその金を独り占めしようと、両親に内緒でタカノリをたき付け、パトラ家へ現金強奪に向かわせるのだったが…。
【Filmarks★評価】3.3(5点満点中)

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