『麦子さんと』共感はしやすい話かもだが、『感動!』までにはもう一歩踏み込みが欲しかった【TSUTAYAプレミアムで映画漬け】

『麦子さんと』

『麦子さんと』

本企画は、TSUTAYAプレミアムを利用して1日1本映画を鑑賞し、その記録を予想と感想を交えてお伝えしていくものである。

2019年8月13日の鑑賞タイトル『麦子さんと』

鑑賞前の期待値「のんびりした感じで」

お盆真っ只中なので、田舎が舞台の映画をチョイス。田舎に戻り自分や家族との関係を見つめ直すような感じのため、ゆったりと観られそう。なお、前回鑑賞した『婚前特急』の前田弘二監督に続き、本作の吉田恵輔監督も今後が期待される若手の一人である。

鑑賞後の感想「共感はしやすい話かもだが、『感動!』までにはもう一歩踏み込みが欲しかった」

母・彩子(余貴美子)の死後、故郷へ納骨へやって来た娘の麦子(堀北真希)。出会う人々が「昔の母にそっくりだ!」と言いちやほやするも、母とは疎遠だった麦子はいまいちピンと来ない。ひょんなことからしばらく故郷にとどまることになった麦子は、母の評判や人柄を人づてに知ることとなり…。

オリジナル脚本に定評がある吉田監督が、自身の経験を踏まえたというこの映画。幼い頃、麦子や兄の憲男(松田龍平)を捨てて出ていった彩子との話なのであるが、子供たちの親に対する反応というのは共感しやすいところ。一方で、母の故郷で人々に触れ合っていくうちに、自分の母に対する態度や想いを見つめ直すという意味では一つ物足りなさを感じたのも事実。設定上「一緒に暮らした記憶がない」というのが大きいが、麦子に深く感情移入するまでに至らないうちに終幕となってしまう。

個人的には憲男をもっとうまく使えば兄妹としての幅も広がるし、彩子との思い出も広げられたのではと思う。映画のテイストは当初の想定どおりのんびりと観られる一本。

『麦子さんと』で一番グッときたポイントは「突然のアニメがセリフに」

麦子は声優になりたいアニメ好きなのだが、とある場面で彼女が観ているアニメから聞こえるセリフが会話として入ってきたのが斬新で面白かった。通常だとただのガヤなところを、セリフにしてしまうという発想が素晴らしい。

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『麦子さんと』について

【製作年】2013年
【監督】吉田恵輔
【出演者】堀北真希、松田龍平、麻生祐未、ガダルカナル・タカ、ふせえり、岡山天音 ほか
【あらすじ】声優を夢見るアニオタ女子の小岩麦子。幼い頃に母は家を出てしまい、父の死後は、頼りない兄と2人暮らしの日々。そんなある日、母の彩子が突然舞い戻ってきた。顔も覚えていない母との同居に戸惑い、自分たちを捨てた母に心を開くことができない麦子。そして母は、あまりにも唐突にこの世を去ってしまう。彼女は人知れず末期ガンに冒されていた。やがて兄に押しつけられ、母を亡くした実感もないままに納骨のため母の故郷を訪れる麦子だったが…。
【Filmarks★評価】3.3(5点満点中)

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アーティスト情報

堀北真希

生年月日1988年10月6日(30歳)
星座てんびん座
出生地東京都清瀬市

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生年月日1983年5月9日(36歳)
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