『ジャーマン+雨』意図を理解しようとするのは困難を極めるが、横浜聡子節に圧倒される一本【TSUTAYAプレミアムで映画漬け】

『ジャーマン+雨』

『ジャーマン+雨』

本企画は、TSUTAYAプレミアムを利用して1日1本映画を鑑賞し、その記録を予想と感想を交えてお伝えしていくものである。

2019年8月14日の鑑賞タイトル『ジャーマン+雨』

鑑賞前の期待値「横浜聡子監督の長編デビュー作+強烈新人」

台風直撃による激しい雨の印象から、雨つながり(タイトル)でこちらをチョイス。本作で長編映画デビューを飾った横浜聡子監督作、主人公を演じるのはいかにも曲者そうな強烈キャラ(映画2作目の新人・野嵜好美)だが果たして…。

鑑賞後の感想「意図を理解しようとするのは困難を極める」

林よし子(野嵜好美)、16歳。ゴリラ顔で強引でワガママ、町で噂の少女だ。幼い頃に両親が離婚し、隣町の祖母に引き取られた過去を持つ彼女は、その祖母の家で一人暮らし中。歌手になることを夢見て、オリジナル曲を作曲するも、インスピレーション元は全部他人のトラウマで…。

本作は「ぶっ飛んでる」の一言に尽きる映画。主人公のよし子がとにかくパワフルで牽引力があるものの、友人の上野まき(藤岡涼音)を含む周りの人間はただただ巻き込まれていくだけ。よし子はどこへ行きたいのか、何がしたいのかということを考えながら観ていると、答えが出ないまま終わりを迎えてしまうのである。

家族をちらつかせる描写も入るので、入りはハチャメチャな感じと見せて徐々に家族愛モノへ…? という流れも想像したのだが、これも見事に裏切られてしまった(笑)。登場人物などはわかりやすいが、演出面では理解し難い部分も多く、横浜監督のメッセージを理解しようとするのはどうにも難しいなと感じた一本。

『ジャーマン+雨』で一番グッときたポイントは「よし子の人柄」

よし子は本当に何を考えているかわからないが(笑)、彼女主催の縦笛教室に通う小学生男子3人を、まるで家族のように可愛がり、一人の人間として対等に扱う姿には非常に清々しいものを感じる。まきを含めて家族かな?と思えるようなショットも何度か登場する。

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『ジャーマン+雨』について

【製作年】2006年
【監督】横浜聡子
【出演者】野嵜好美、藤岡涼音、ペーター・ハイマン、ひさうちみちお、本多龍徳、徳永優樹、田尻大典、飯島秀司 ほか
【あらすじ】ちょっとやそっとの不幸ではまるで響かない強靱な心で欲望に前向きに突き進む主人公の生き様と、彼女を取り巻く強烈キャラクターたちが織りなす奇妙でパワフルな日常を力強く描き出す。
【Filmarks★評価】3.3(5点満点中)

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