『日本沈没』特撮技術を駆使して災害パニックを描いた“別もの”と捉えれば佳作【TSUTAYAプレミアムで映画漬け】

『日本沈没』

『日本沈没』

本企画は、TSUTAYAプレミアムを利用して1日1本映画を鑑賞し、その記録を予想と感想を交えてお伝えしていくものである。

2019年10月9日の鑑賞タイトル『日本沈没』

鑑賞前の期待値「2度目の実写化も、興行収入53億円超で当時大ヒットを記録した作品」

本日は、小松左京のSF小説『日本沈没』が、『夜明け告げるルーのうた』などで知られる湯浅政明監督で初アニメ化というトピックが注目を集めていたので、その実写映画をチョイス。実写映画化はこれまで2度されているが、今回鑑賞するのは草なぎ剛や柴咲コウらが出演した2006年版。当時原作小説や1973年版との違いがいろいろ取り沙汰されていたが、興行収入53億円超で当時大ヒットを記録した作品だけに、その世界観を存分に楽しみたい。

鑑賞後の感想「自分の街はどうなってしまうんだろう…という想像しながら観ればあり」

潜水艇「わだつみ6500」のパイロット・小野寺俊夫(草なぎ剛)は、地球科学博士の田所(豊川悦司)らと、ある深海調査に参加。そこで海底プレートの急速な沈降により、日本列島が1年後に沈没するという、驚愕の事実を知る。学会は田所博士が訴える危機に耳を貸さなかったが、事態を重く見た内閣総理大臣・山本尚之(石坂浩二)は危機管理に乗り出す…。

お国柄 “日本沈没”というワードにインパクトとリアリティーがあり、原作から一貫して作品の魅力につながっている。大地震が発生し、北海道や名古屋、京都など、主要な大都市がどんどん壊滅していく様は、なかなか衝撃的だ。

また当時、物議を醸したであろう要素の一つが、草なぎ剛演じる小野寺と柴咲コウ演じる玲子の恋愛模様。愛情や任務といった公私の立場の違いに葛藤する2人の姿や、やがて訪れる決断の時などは、感情移入して観ていれば感動的ではある。

原作の本質的なテーマを描くのに蛇足感はやや否めなず、この関係性を軸にした展開はたしかに賛否が分かれてしまうところだろう。個人的にはもう少し国を守る政府や組織、そして未来への展望というものを描いてもよかったのでは…とも思う。

ただしクライマックスでの危機管理担当大臣(大地真央)の演説シーンの内容には、あえてどの部分とは言わないが少し首をかしげてしまった。

人気の原作ものは何度も実写化され、そのたびに比較されてしまう宿命はあるが、意見や好みは人それぞれ。そういう意味では、VFX技術で描かれたパニックぶりはじめ、印象的な演出方法も多く、明日の我が身は…、自分ならどんな選択を…と考えながら観たら思いのほか楽しめた。ただ震災シーンが苦手な人は要注意!

『日本沈没』で一番グッときたポイントは「樋口監督の特撮演出」

樋口真嗣監督が特撮は得意なだけあり、災害を描いたシーンは当時としては迫力十分。爆炎の中ヘリコプターが現れるシーンなどは抜群で、ヘリからレンジャーが登場する姿には特撮魂を感じた。

▶『日本沈没』をレンタルしてみる
▶TSUTAYAプレミアムを利用してみる

▶【TSUTAYAプレミアムで映画漬け】アーカイブを読む

『日本沈没』について

【製作年】2006年
【監督】樋口真嗣
【出演者】草なぎ剛、柴咲コウ、豊川悦司、大地真央、及川光博、福田麻由子、吉田日出子 ほか
【あらすじ】ある深海調査に参加した潜水艇《わだつみ6500》のパイロット・小野寺俊夫は、そこで驚愕の事実を知る。海底プレートの急速な沈降で、日本列島が1年後に沈没するというのだ。調査を指揮した地球科学の田所博士は日本の危機を訴えるが、学会は全く耳を貸そうとしなかった。しかし、内閣総理大臣・山本尚之は事態を重く受け止め、危機管理に乗り出す。
【Filmarks★評価】2.7(5点満点中)

▶『日本沈没』をレンタルしてみる
▶TSUTAYAプレミアムを利用してみる

▶【TSUTAYAプレミアムで映画漬け】アーカイブを読む

この記事を読んだ人におすすめの作品

アーティスト情報

草なぎ剛

生年月日1974年7月9日(45歳)
星座かに座
出生地埼玉県

草なぎ剛の関連作品一覧

柴咲コウ

生年月日1981年8月5日(38歳)
星座しし座
出生地東京都豊島区

柴咲コウの関連作品一覧

豊川悦司

生年月日1962年3月18日(57歳)
星座うお座
出生地大阪府

豊川悦司の関連作品一覧

関連サイト

TSUTAYAランキング

おすすめ映画ガイド

TSUTAYA MUSIC PLAYLIST