『カメラを止めるな!』大胆な構成のすてき! 映画を楽しむという気持ちを思い出させてくれる【TSUTAYAプレミアムで映画漬け】

『カメラを止めるな!』

『カメラを止めるな!』

本企画は、TSUTAYAプレミアムを利用して1日1本映画を鑑賞し、その記録を予想と感想を交えてお伝えしていくものである。

2019年10月18日の鑑賞タイトル『カメラを止めるな!』

鑑賞前の期待値「社会現象にもなった話題作の衝撃を堪能したい」

本日は、あの上田慎一郎監督の最新作『スペシャルアクターズ』の公開初日ということで、超話題となった“カメ止め”をチョイス。当時は気になりつつも観るタイミングを逃し、気づけば波に乗り遅れていた。“社会現象”とも言われた作品だけに、なんとなく仕掛けはうっすら聞き知っているが、多くの人が絶賛したという仕掛けがどんなものか。その衝撃をフラットな気持ちで堪能したい。

鑑賞後の感想「あのフリからおのオチへとつなげるアイデアが素晴らしい」

とある自主映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画を撮影していた。本物を求める監督はなかなかOKを出さず42テイクまで達する。そんな中、休憩中に廃墟にまつわる話をしていると、本物のゾンビが現れ撮影隊を襲撃! 監督は大喜びで撮影を続けるが、撮影隊の面々は次々とゾンビ化していく…。

何を言っても“ネタバレ”につながってしまうのでは…という本作だが、ここまでヒットを記録してしまえば、もはやそれも公然の秘密というもの。ただ未見の人を考慮して、なるべくネタバレしないようには考慮したい…が、不手際があればご容赦を。

最大の面白さは構成の妙というか、フリとオチのために全精力が注がれている点にある。よく物語は「起承転結」が大事と言う。ところが今作に限って言えば、もちろん映画として完結しているが、誤解を恐れずに言うと、「起→転」という急展開ぶりと「転」の内容が観た者への興奮と驚き、そして笑いを与えてくれるのだ。

さまざまなメディアで報道されているので、37分にもおよぶワンカットシーンが壮大すぎる“前フリ”となっていることは、もはや周知の事実かもしれないが、実は知らずに観ても、注意深く観察すれば奇妙さや不自然さが感じられ、「これは何かあるな」と気づくはず。

惜しむらくは力作のシーンではあるものの、37分間を観きるには若干の“忍耐”が必要なこと。それも含めての演出なのだろうが、とにかくわざとらしく淡々とした展開が続いていくためだ。ここで脱落してしまいそうになるが、耐え忍んだその先に…ということで、なんとか我慢したい。

多くの人が今作を絶賛し、小規模上映から大ヒットへとつながった現象も、鑑賞すれば納得の一言。個人的にもこういう大胆な構成による仕掛けで魅せてくれる作品は嫌いじゃないが、とにかく前半部分が少々しんどかった。

今作にテーマはもちろんあるもしれないが、楽しむ上ではむしろ関係なく、映画を映画として楽しむことに重きが置かれているように感じた。

『カメラを止めるな!』で一番グッときたポイントは「伏線回収の気持ちよさ」

いわゆる種明かしパートに関しては、面白いほどの伏線の回収が行われていき、ちょっとしたカタルシスも。「そんなことだったんだ(笑)」と声に出してしまいたくなるぐらい気持ちよかった。

▶『カメラを止めるな!』をレンタルしてみる
▶TSUTAYAプレミアムを利用してみる

▶【TSUTAYAプレミアムで映画漬け】アーカイブを読む

『カメラを止めるな!』について

【製作年】2017年
【監督】上田慎一郎
【出演者】濱津隆之、真魚、しゅはまはるみ、長屋和彰、細井学、市原洋、山崎俊太郎 ほか
【あらすじ】監督・俳優養成の専門学校「ENBUゼミナール」の“シネマ・プロジェクト”第7弾となる異色ゾンビ・ムービー。“37分ワンシーン・ワンカットのゾンビ・サバイバル映画”を撮った人々の姿を描く。
【Filmarks★評価】3.9(5点満点中)

▶『カメラを止めるな!』をレンタルしてみる
▶TSUTAYAプレミアムを利用してみる

▶【TSUTAYAプレミアムで映画漬け】アーカイブを読む

この記事を読んだ人におすすめの作品

アーティスト情報

TSUTAYAランキング

おすすめ映画ガイド

TSUTAYA MUSIC PLAYLIST