『サラリーマンNEO 劇場版(笑)』NHKコント番組発の異色映画は“ツボ”が合うかが分かれ目【TSUTAYAプレミアムで映画漬け】

『サラリーマンNEO 劇場版(笑)』

『サラリーマンNEO 劇場版(笑)』

本企画は、TSUTAYAプレミアムを利用して1日1本映画を鑑賞し、その記録を予想と感想を交えてお伝えしていくものである。

2019年11月18日の鑑賞タイトル『サラリーマンNEO 劇場版(笑)』

鑑賞前の期待値「とにかく笑わせてほしい」

本日は、「V6」の長野博が13年ぶりに連ドラにレギュラー出演するトピックスも気になるところだが、以前「しゃべくり007」(日本テレビ系)に出演して注目を集めた沢村一樹の息子、野村大貴が「第34回新メンズノンノモデル」グランプリに輝きおめでたいということで、沢村一樹の出演作をチョイス。「劇場版」と聞くとテレビドラマの映画化を思い浮かべるかと思うが、この作品、実は2004年に一度放送され、その後2006年からレギュラー放送されていたNHKのコント番組を映画化したという、ちょっと驚きな一本。

そんな映画のメガホンをとったのは吉田照幸監督。もともとNHK局員で、さまざまな番組を手がける中、大ブームを巻き起こした朝ドラ「あまちゃん」の演出を担当したほか、東野圭吾原作の映画『疾風ロンド』や、先日取り上げた『探偵はBARにいる3』などの監督も務めている。これは期待できるぞと思いつつ、出演者に目を移せば小池徹平ほか、生瀬勝久、伊東四朗、郷ひろみ、当時は卒業前の元「AKB48」の篠田麻里子、沢村一樹、田口浩正など“異種格闘技戦”さながらのキャストが共演。どかんと一発、大笑いさせてほしい。

鑑賞後の感想「ゆるふわ過ぎる笑い手のテイストは人を選ぶが無心で観れば微笑めた」

ビール業界5位の「NEOビール」に入社した新城(小池徹平)は、かつての栄光の見るかげなく、阪神タイガースの応援だけに執心する課長・中西(生瀬勝久)が率いる営業一課に配属される。そこには、なにかと不条理な目に遭う川上(沢村一樹)ほかクセの強いメンバーが在籍。絵に描いたようなサラリーマン生活を送る新城だったが、ある日、根尾社長(伊東四朗)が、「シェア1位を目指す!」と宣言し、「新商品のアイデアを1週間以内にもってこい!」と全社員に厳命する。そんな中、新城がその場しのぎで提案した企画にGOサインが出てしまう…。

コント番組を映画化ということで、さすがに無謀なのでは…と多少なりとも感じながら鑑賞し始めたところ、冒頭でニュースキャスターが登場し、映画化の無謀さについて熱弁。観る側の心情を察したかのように事前に策を打っているあたり、好感が持てた。

しかもこの番組、結構なシリーズものなので、事前情報がないとつらいのかなと思ったが、基本的には劇場版単体で楽しめる作りになっていた(知っていればなお楽しめるのは当然のこと)。もしかしたら、ショートコントや体操、言葉講座といったテレビ版のような構成を期待していた人からすると、「あれっ?」と感じてしまうかも。

とにもかくにもコント番組発ながら、一つの物語としてまとめられているのだが、まあ率直に言わせてもらうと、真面目に観たら“損”してしまう(笑)。今まさに付けたように、映画タイトルにそもそも「(笑)」を入れるほど、自虐感にあふれ、そんなノリが嫌いじゃなければクスッという笑いのウェーブに乗れるはずだ。

サラリーマン社会が舞台なので、多くの社会人が入り込みやすいのも○。なんとなく人生訓めいた名言もあるのだが、そんなものを吹き飛ばすほどふざけているのも事実。いたるところで炸裂する“おやじギャグ”的なゆるい笑いは、何も考えずにリラックスしたいときに観るにはうってつけと言える。

正直に言えばスペシャル番組として発表しても良かったのでは…と思わなくもないも、この作品を劇場版として公開すること自体、もはや“ネタ”なのかもしれない。笑いのツボは人それぞれ。合うか合わないかの“一発勝負”な一本だった。

『サラリーマンNEO 劇場版(笑)』で一番グッときたポイントは「クセがすごいキャラクター」

「千鳥」のノブではないが、とにかくクセがすごいキャラクターが、これでもかと登場。当時、「セクスィー部長」というワードをよく見聞きした記憶がうっすらあるが、まあ沢村一樹のコメディー演技は、わざとらしさも含めて面白い。生瀬勝久は、シリアスもコメディーもそつなくこなす俳優の一人だが、今作でも活躍してくれていた。そういえば郷ひろみさんはこの作品が邦画22年ぶりの出演だったらしいが、本当にこの映画で良かったのだろうか…。

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『サラリーマンNEO 劇場版(笑)』について

【製作年】2011年
【監督】吉田照幸
【出演者】小池徹平、生瀬勝久、田口浩正、中越典子、入江雅人、堀内敬子 ほか
【あらすじ】業界5位のNEOビールに入社した青年、新城。彼を待ち受けていたのは、型破りな上司や残念な先輩、恐ろしいOL軍団など一筋縄ではいかない面々だった。そんな周囲に振り回され、営業成績も上げられず、早くも転職を考え始めた矢先、NEOビールの根尾社長がいきなりシェア1位を目指すと宣言してしまう。さっそく全社員に新商品のアイデア提出が命じられるが、なんと新城がその場しのぎに口にしたある企画にGOサインが出てしまい…。
【Filmarks★評価】3.1(5点満点中)

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