『斉木楠雄のΨ難』“初めての山崎賢人”が意外に○&コメディエンヌ橋本環奈の頑張りに好感【TSUTAYAプレミアムで映画漬け】

『斉木楠雄のΨ難』

『斉木楠雄のΨ難』

本企画は、TSUTAYAプレミアムを利用して1日1本映画を鑑賞し、その記録を予想と感想を交えてお伝えしていくものである。

2019年11月19日の鑑賞タイトル『斉木楠雄のΨ難』

鑑賞前の期待値「イケメンたちが福田雄一監督にどう踊らされるのか」

本日は、2020年1月公開の『映画 おかあさんといっしょ すりかえかめんをつかまえろ!』に賀来賢人が出演という話題が気になり、悩んだ末に今作をチョイス。賀来賢人といえばドラマ『今日から俺は!!』でブレイクした印象が強いが、それに先駆け今作でもコメディー演技を披露している。というよりキャリアはかなり長く、朝ドラ『花子とアン』『ごくせん』などにも出演していて、その演技の多才ぶりは当時から話題を呼んでいた。

とはいえ、何がきっかけで爆発的に売れるのかなんて誰にも分からない。顔の造形から放送中のドラマ『ニッポンノワール-刑事Yの反乱-』で魅せてくれているようなシリアス演技が似合うイメージだが、どうしてなかなかコミカルな役を演じることも多い。そういえば『アフロ田中』も良かった。ということで、昨日に引き続きコメディーな一本となったが、今度こそ大笑いしたいところだ。

鑑賞後の感想「何かを期待することは罪だと感じるほどの“おバカぶり”だった」

生まれながらにとてつもない超能力を持つ斉木楠雄(山崎賢人)は、超能力は使わずに「普通に生きたい」と願い目立たないように暮らしていた。ところが、クラスメートは変わり者ばかり。楠雄はいつもトラブルに巻き込まれ、その度にばれないように超能力を使っていた。そんな中、毎年恒例の文化祭の日、楠雄の見に次々と災難が降りかかる。そして、なぜか気づくと地球滅亡の危機が引き起こされようとしていた…。

俗に言う“ギャグマンガ”を映画化する場合、笑いの要素は残しつつも、そのテイストを薄めて、一本の物語として何かしらの“盛り上がりポイント”を設けるという手法はよく見かける。成功すれば傑作ともてはやされるが、失敗すれば目も当てられない炎上ぶりが常だ。

そんな中、今作はかなり潔い。なんといっても原作にある笑いのエッセンスだけでの構成に驚かされた。もしかして、実写映画『銀魂』をヒットさせた福田雄一監督が、“やりきれなかった”ことをこっちで…的な妙な勘ぐりをしてしまうほど、笑いが全開。自分の好きな笑いと合えば、なおのこと。いい意味で“くだらない”映画だ。

しかもだ。そのコメディー要素だけをめいっぱい敷き詰めた映画に出演しているのは、山崎賢人、橋本環奈、吉沢亮、賀来賢人ら若手注目俳優が中心。そこに福田組の常連、佐藤二朗とムロツヨシとくれば、それだけで笑いそうになるから不思議だ。

鑑賞前の心配事だった一つ、山崎賢人のコメディー演技だが、ピンク髪にアンテナ2本と風変り過ぎる外見が想像以上にお似合い。演技面も、無表情で突っ立ちモノローグで台詞…という、ドラマ『白い影』などの中居正広がそうだったように、見た目と演技の手法がバランス取れている感じが、その他諸々を感じさせないのが良かったのだろう。

「あんな山崎賢人」や「こんな山崎賢人」といった、“初めて見る山崎賢人”の姿が新鮮なのも笑いを増強。ただ原作なのか映画の演出なのか、それとも両方なのか。楠雄のツッコミの理屈っぽさと絶妙にアンティークさを漂わせるあたり、好みが分かれそう。

それと根本的な問題として、福田雄一作品が好きかどうかも楽しめるかどうかの大きなポイントだ。シュールな笑いと、見た目のバカさ、映画に意味を求めない、最新技術っておいしいの?とか思っている人なら、きっと楽しめるはずだ。だってすべてがすべて、ほぼ出オチ…。

『斉木楠雄のΨ難』で一番グッときたポイントは「チープさとコメディエンヌな橋本環奈」

そこを求めていないからこその“あえて”だろうが、登場キャラクターたちの何とも言えない“コスプレ感”が、いとおかし。CGの荒さも豪快に見せつけるなど、福田監督らしさが随所にほとばしる。なかでも特にお気に入りであったと痛いほど感じさせてくれるのが、橋本環奈扮する妄想女子・照橋心美の、ある意味大げさすぎるほどのコメディー演技だ。ただこれがハマるとなかなか。その振り切れたコメディエンヌぶりに思わず「おっふ」ともらし、少し橋本環奈が好きになった。

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『斉木楠雄のΨ難』について

【製作年】2017年
【監督】福田雄一
【出演者】山崎賢人、橋本環奈、新井浩文、吉沢亮、笠原秀幸、稲川淳二、山野海、川久保拓司 ほか
【あらすじ】週刊少年ジャンプ連載、アニメ化もされた人気コミックを福田雄一監督が実写映画化。とてつもない超能力を持ちながらその力を隠して普通の生活を望む高校生の斉木楠雄と、彼に次々と降りかかる災難を描く。
【Filmarks★評価】3.1(5点満点中)

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橋本環奈

生年月日1999年2月3日(20歳)
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生年月日1979年1月18日(40歳)
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