『ブレードランナー2049』しっかりとした続編!今作だけでも楽しめるが集中力は必須【TSUTAYAプレミアムで映画漬け】

『ブレードランナー 2049』

『ブレードランナー 2049』

本企画は、TSUTAYAプレミアムを利用して1日1本映画を鑑賞し、その記録を予想と感想を交えてお伝えしていくものである。

2019年12月6日の鑑賞タイトル『ブレードランナー 2049』

鑑賞前の期待値「続編は果たして単体のタイトルとしても楽しめるか」

本日は、ハリソン・フォードが主演を務め、『ライオン・キング』『アラジン』『美女と野獣』など数多くの作品を手がけてきたクリス・サンダースが監督を担当する映画『野性の呼び声』が、2020年2月28日に日本公開されるという話題が目についたので、ハリソン・フォード出演作をチョイス。

ハリソン・フォードといえば、“完結編”と言われている最新作の公開も間近な『スター・ウォーズ』シリーズではアウトローの運び屋、『インディージョーンズ』シリーズでは冒険家の考古学など、とにかく当たり役が多いイメージがある。今作もその一つに数えていいだろう。

そんな“SF映画の金字塔”の続編は、前作から30年後が舞台。前作の公開から35年を経ているだけに、今作がシリーズ初見という人も多いと思われる。そこで、今作が続編としてはもちろんのこと、今作からでも純粋に一作品として楽しめるかに注目してみたい。

鑑賞後の感想「物語はやや長尺だが、退廃的な世界観を表現した映像美は○」

貧困と病気が蔓延する2049年の米カリフォルニアで、危険な「レプリカント(人造人間)」を取り締まるLA市警の捜査官ブレードランナー“K”(ライアン・ゴズリング)。ある事件の捜査中、レプリカント開発に注力するウォレス社の陰謀を知り、30年間行方不明になっていたブレードランナー、デッカード(ハリソン・フォード)が闇を暴く鍵を握っていることを知る…。

酸性雨が降り、いかがわしさとゴシックという東洋と西洋の雰囲気がグロテスクに融合した、いわゆる“ディストピア”表現は、以降のSF映画に多大な影響を与えたと言われている前作。その続編ではどう描くのかに注目していたら、オープニングは前作同様、クローズアップされた眼からスタートするのだが、そこに映っていたる風景がまったく異なっていたのに驚かされた。

物語のテーマ性としては、記憶を求めて逃走したレプリカントと彼らを追うブレードランナー攻防を描いた前作を基本的には受け継ぎ、今作ではアイデンティティを模索するレプリカントの“その後”にフィーチャー。レプリカントの行く末と変化を描き、前作に対してある種の“解答”を提示してくれる。この辺りは前作を観ていると、より楽しめる要素と言える。

前作の主人公であるデッカードも登場するほか、クライマックスでKが見せる人間的な行動は切なさが感じられ味わい深い。前作を彷彿させる描き方は、シリーズファンへの大きなサービスと言えるかもしれない。K役のライアン・ゴズリングの哀愁たっぷりの演技も、観ていて心地いい。続編と名乗るにふさわしい内容だ。

ただ、この世界観に乗れないとかなりつらい状況に。なにより尺が長い。盛り上がりもいくつかあるが、基本的には淡々とストーリーが進行。テンポ感は眼中にないかのような優雅な展開で、複雑ではないものの、人によっては難解さを感じてしまうSFならではの描写に、集中力を必要とされる面も。

もちろん映像美や銃撃戦などの激しいバトルなど、めくるめく展開も用意されているので、そういった要素が好きな人も安心してほしい。世界観がしっかりと構築されているだけに、今作から見ても十分に楽しめるはずだが、いわゆる“作家性”というものを好きになれるかどうか。完成度が高い今作を“面白い”と思えるかの分かれ目と言える。

一度の鑑賞より、複数回観ることを前提に鑑賞すると、より楽しめるかもしれない。

『ブレードランナー 2049』で一番グッときたポイントは「進化したデッドテック・フューチャーの見せ方」

地球温暖化の影響で水位が上がって海岸部は水没、激しい雷雨や降るはずない雪に加え、内陸地は砂漠化しているなど、シミュレートできうる限りの出来事が描かれ、現実感を伴った退廃的な未来の様子に思わず“現実感”が押し寄せ、身震いするほど。アバンギャルドなBGMも伴い、映像美が際立っていた。

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『ブレードランナー 2049』について

【製作年】2017年
【監督】ドゥニ・ヴィルヌーヴ
【出演者】ライアン・ゴズリング、アナ・デ・アルマス、シルヴィア・フークス、ハリソン・フォード ほか
【あらすじ】荒廃が進む2049年の地球。労働力として製造された人造人間“レプリカント”が人間社会に溶け込む中、危険なレプリカントを取り締まる捜査官“ブレードランナー”が活動を続けていた。LA市警のブレードランナー“K”は、ある捜査の過程でレプリカントを巡る重大な秘密を知ってしまうが…。
【Filmarks★評価】3.8(5点満点中)

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アーティスト情報

ライアン・ゴズリング

生年月日1980年11月12日(39歳)
星座さそり座
出生地加・オンタリオ・ロンドン

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