『TOKYO!』三者三様の東京の映し方。『パラサイト 半地下の家族』のポン・ジュノ監督ほか豪華すぎるメンツのオムニバス【TSUTAYAプレミアムで映画漬け】

『TOKYO!』

『TOKYO!』

本企画は、TSUTAYAプレミアムを利用して1日1本映画を鑑賞し、その記録を予想と感想を交えてお伝えしていくものである。

2020年6月4日の鑑賞タイトル『TOKYO!』

鑑賞前の期待値「鬼才監督×実力派キャストの個性のぶつかり合い」

本日は、戸田恵梨香と加瀬亮がダブル主演した連ドラ「SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~」(TBS系)の一挙放送が決まったという話題がSNS上などで話題となっていたことから、こちらをチョイス。

本作は、ミシェル・ゴンドリー監督、レオス・カラックス監督、そして映画『パラサイト 半地下の家族』でアカデミー賞4冠に輝いたポン・ジュノ監督という、国際的に注目度の高い個性が強い監督3人が、それぞれの視点から東京を描いたオムニバス形式の映画だ。

出演者も加瀬のほか、香川照之、妻夫木聡、竹中直人ら実力派が勢ぞろい。さらに本日DVDがリリースされた映画『ロマンスドール』に出演している蒼井優まで出ており、鬼才と個性派の化学反応の大きさ&方向はまったく読めず、ハードルだけが上がっていく。

鑑賞後の感想「三者三様の東京を捉える視点は、ことのほか悪くなかった」

映画監督の恋人アキラ(加瀬亮)と上京したヒロコ(藤谷文子)。高校時代の同級生アケミ(伊藤歩)の部屋に居候しながらバイト探しを始めるが、ヒロコは都会の水になかなかなじめず…(『インテリア・デザイン』ミシェル・ゴンドリー-監督)。マンホ-ルから突然現われ街中で奇行を繰り返す神出鬼没の謎の男メルド(ドニ・ラバン)は、メディアに取り上げられ“下水道の怪人”と呼ばれるように…(『メルド』レオス・カラックス監督)。10年間引きこもり生活を送る男(香川照之)は、土曜日には必ずピザを頼むのだが、その日配達に来たのは美しい少(蒼井優)女だった…(『シェイキング東京』ポン・ジュノ監督)。

本日の一本として選んだ理由にもなるのだが、とにもかくにも監督もキャストも豪華すぎるほど豪華。さまざま大作の紹介やらキャッチコピーなどでも使われる、宣伝文句の常とう句の一つだが、まさにぴったりだ。

とはいえ、作品の良し悪しや個人的な好き嫌いにおいては、そのウェイトはなるべく最小限にとどめたい。もしそれが多くを占めるなら、好きな監督や俳優が出ているだけで“ひいき”してしまいそうになるからだ。まあ単なる個人的な鑑賞なら何ら問題はないのだが…。

それにしても何よりも心打たれたのは、3人の世界的な監督が東京を批判的な視点ではなく、あくまでも作品としてアーティスティックに描いてくれている点だ。三者三様の捉え方ではあるが、果たして東京をどう観てどう料理するのか。自由という“くくり”の中での発想に興味津々だったが、ポイントはオムニバスと鬼才の視点、この2点を受け入れられるか。どちらに心が触れるかで鑑賞後の印象や評価は様変わりするはずだ。

おすすめの鑑賞方法は、監督またはキャストに注目してみること。最初の論調と相反するかもしれないが、3エピソード中1つでも気に入ればしめたもの。オムニバスはそういう楽しみ方もありだろうと、しみじみと感じた。

『TOKYO!』で一番グッときたポイントは「シェイキング東京」

ほか2人から観た東京の怪しげな感じや不気味さ、風変わりさも捨てがたいが、個人的にはポン・ジュノ監督作に1票。香川照之&蒼井優というキャスティングが聞いているし、韓国映画チックな演出やカット割りもらしさがあって○。笑いのツボはまさしく監督独特の濃さで楽しませてくれた。もう少し捻りもほしいが吸引力は抜群だ。

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『TOKYO!』について

【製作年】2008年
【監督】ミシェル・ゴンドリー、レオス・カラックス、ポン・ジュノ
【出演者】藤谷文子、加瀬亮、伊藤歩、妻夫木聡、大森南朋、でんでん、ドニ・ラヴァン、ジャン・フランソワ・バルメ、石橋蓮司、北見敏之 ほか
【あらすじ】オリジナリティ溢れる作風で世界的にファンの多いクリエイター、ミシェル・ゴンドリー、レオス・カラックス、ポン・ジュノが東京を舞台に競作した豪華なオムニバス・ムービー。
【Filmarks★評価】3.5(5点満点中)

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アーティスト情報

ミシェル・ゴンドリー

生年月日1963年5月8日(57歳)
星座おうし座
出生地仏・ベルサイユ

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レオス・カラックス

生年月日1960年11月22日(59歳)
星座さそり座
出生地パリ

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ポン・ジュノ

生年月日1969年9月14日(50歳)
星座おとめ座
出生地韓・ソウル

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