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【インタビュー】中村蒼がライバル役・滝沢秀明に「カマをかける」? 『せいせいするほど、愛してる』
滝沢秀明主演のドラマ『せいせいするほど、愛してる』(TBS系)で、滝沢のライバル会社の広報マンを演じる俳優の中村蒼。
8月2日に4話を迎え、武井咲演じる栗原未亜を巡って、滝沢と火花を散らす中村。そんな彼に、ドラマの様子や舞台裏、さらにはプライベートも含めて話を聞いた。

中村蒼
「関西人のおちゃらけキャラ」と自分とのギャップ
─『せいせいするほど、愛してる』で今回演じる役は、ライバル会社の敏腕イケメン広報マン(宮沢綾役)ですが、オファーされたときのお気持ちをお聞かせください。
中村蒼:いわゆる“イケメン”と言われる役は、『花ざかりの君たちへ 2011』に出演したとき以来で、結構久しぶりなんです。
それから約5年間やったことなかったので、結構難しいな、と感じましたね。
─イケメンを演じるにあたってどういうことを意識していますか?
中村:関西人で“おちゃらけキャラ”。周りを笑わせて場を和らげてあげるようなタイプの役柄なので、そういうシーンが多いですね。思ったよりキャラクターの濃い人間なので、あんまり構えずに関西人特有の間を、芸人さんたちを見ながら勉強しています。
今回の役はコテコテの関西人を目指しているので、「(関西人は)こんなんじゃないよ」って思う人もいるかもしれないんですが…。僕のキャラクターと全然違うので、なかなか自分でもしっくりこないところもあるんですけどね(笑)。
─ドラマ撮影中で、印象に残っているシーンは?
中村:4話(8月2日放送予定)の最後に、滝沢さんと初めて2人で話すシーンですね。

未亜と急接近する宮沢
宮沢は相変わらず軽い感じでベラベラ喋っているのですが、実は物事を俯瞰的に見ていて「こうすれば相手はこういう気持ちになるだろう」とか、「こうしたら相手はダメージ食らうだろうな」ということを瞬時に考えられる人間。
なので、滝沢さんとのシーンは「未亜ちゃんは実はこっちに振り向いてるんだよ」ってカマをかけるような感じなので、そこはすごく印象的です。
─撮影で、ハプニングなどありましたか?
中村:スタッフさんがみんな標準語で「関西の人はいないのかな」と思っていたんですが、最近、結構な数の人が関西人だったんだってことに気付いて…。ちょっと焦りました。「早く言ってよ」みたいな(笑)。

『せいせいするほど、愛してる』
ただ、関西弁のしゃべりについては方言指導の方がいらっしゃるので、スタッフさんはその方にお任せしようとしてくださったんじゃないかと思っています。でも、みんなも悩むんですよ。
「あれ?このイントネーション、どっちだっけ?」みたいな。関西それぞれのエリアでイントネーションが全然違うので。
─関西と言えば、吉本新喜劇は観たことがありますか?
中村:何度も観たことがありますよ。新喜劇は、最初はふざけて、ふざけて、最後はちょっとしんみりするシーンがあって、でもまたふざけて、みたいな。そういうギャップみたいなものは大切にしながら演じています。
武井咲「オーバーリアクションも笑ってくれる」 タッキーとは…?
─栗原未亜役の武井咲さんや、三好海里役の滝沢秀明さんとはどんな絡みをされていますか?

『せいせいするほど、愛してる』
中村:僕は常に現場で“何か遊べることはないか”と思っていて、色々やるんですけど、武井さんは優しいので有難いことに笑ってくれます。
─どんなことをされるんですか?
中村:変な動作してみたりとか、オーバーリアクションしてみたりとかですね(笑)。本番中にやるんですよ。そういうのも武井さんは笑っていただけるので、やりやすいですね。逆に本番中以外、役とは真逆の人間なので、武井さんにも「こういう役やられるのは珍しいですよねぇ」って言われたりします。
─滝沢さんとのやり取りでもそういったことが?
中村:時々あるんですけど、武井さん演じる未亜ちゃんのことについて話すことが多いから、割とけしかけるというか、挑戦的なことを言ったりするので、またちょっと違う感じですね。
─本番が終わった後に話したりしますか?
中村:滝沢さんがホラー映画に出演されることをニュースで知ったので、「ホラー映画に出演されるんですか?」「はい。群馬に行くんです」「そうですか」くらいしか、まだお話していないですね…(笑)。
─滝沢さんは現場でも物静かなんですか?
中村:静かです。だからといってムスッとしているわけでもないんです。まだまだ、他愛もない会話をして笑い合うという感じではないですね。
─中村さんも、そういうタイプですか?
中村:すぐに話せるタイプじゃないですね。特に今回は自分の台詞でいっぱいいっぱいだったりするので、雑談を挟むと忘れちゃったりしそうで。普段の作品以上に気が抜けないです。
─お笑い芸人の横澤夏子さんも出演しますが、何か絡みはありますか?
中村:横澤さんは武井さんの先輩役なので、ほぼないんですよ。僕は芸人さんが好きなので、本当はもっと話したいんですけどね。芸人さんたちを尊敬してるんです。
横澤さんとは、初めて会った日のお昼に『バイキング』(フジテレビ系)出演されていたので、「バイキング見ました」という会話ができました。
─横澤さんの反応はどうでしたか?
中村:「本当ですか!(番組では)あんまり喋れなかったんですけど。ありがとうございます」っておっしゃってました。すごく物腰柔らかくて。多分、僕と同い年なんですよね。
番宣で出るなら『水曜日のダウンタウン』
─ところで、バラエティ番組がお好き、ということですが、一番記憶に残っている番組は何ですか?
中村:うーん、…『進め!電波少年』(日本テレビ系)ですかね。なすびさんが受験する企画とか、懐かしいですね。あとは『学校へいこう!』(TBS系)とかです。
─バラエティ番組に出たいと思いますか?
中村:そうですね…見ることはとても好きなので番宣などで機会があれば是非出たいなと思います。
─今回のドラマの番宣で出るとしたら、どの番組に出たいですか?
中村:『水曜日のダウンタウン』(TBS系)に出たいですね。よく拝見させていただいているので。
昔から好きだったヒップホップで「ラジオ番組を持つ」
─ところで、俳優業以外で、何かやりたいことはありますか?
中村:自分のラジオ番組を持つのが夢です。ラジオという独特の空間だと、自分の本音が素直に話せそうだし、あの空間で話すのが「秘密基地」みたいな感覚で楽しそうだなと思います。
─自分のラジオ番組を持ったら、かけたい曲はありますか?
中村:僕はヒップホップが好きなんです。中学生の頃からKREVAさんが好きで。最近、ヒップホップがかなり熱を帯びてる感じがあって、テレビ番組もやってますし。僕が何年か前にYouTubeで見ていた人たちが公共の電波でラップしているのを見ると、「ついにきたか」って思いますね。
─かなりチェックされてるんですか?
中村:あまり詳しくはないですけど、何となくは知ってますね。
ヒップホップを聞いてると、何か強くなれる気がするんです。自分の弱いところが強みに変わっていくので、聞いていたら一回り、二回りも大きくなれる気がするんです。
─ライブにも行かれるんですか?
中村:あまり足を運ばないんですけど、たまには行ってみたいですね。
実話ベースの作品にも興味あり
─最近、観たor借りた映画などはありますか?
中村:『フォックスキャッチャー』を観ました。実話を元にした作品だからリアルで説得力があるというか、だんだん精神を病んでいく姿が絶妙な感じでした。
─ご自身の出演作品で、実話に元にしたものはありましたか?
中村:NHK BSプレミアムの『洞窟おじさん』という作品で演じました。主演はリリー・フランキーさんだったんですけど、タイトル通り、洞窟で暮らしていたおじさんの実話で。
─実際にいる方をモデルに演じるというのは難しいですか?
中村:そうですね…責任感みたいなものをより感じます。ある程度は本当のことをやらないといけないので、そこはちゃんとやって、でもそれだけじゃダメっていう、そのバランスが難しかったですね。
─今回の『せいせいするほど、愛してる』で、ここを見てほしいなというところはありますか?
中村:僕が演じる宮沢と、滝沢さん演じる海里は、正反対な2人で、正反対なアプローチをしていきます。
「自分だったらどっちがいいかな」といった感覚で見ていただければ嬉しいです。大人の恋愛ドラマなので、ただ好きで恋愛するのではなくて、辛いところもたくさんある、というところも見てほしいと思います。
(文:中西啓)

~インタビューを終えて~
─以前インタビューのときに「Tポイントを6,000ポイントくらい貯めていらっしゃる」とお伺いしました。
中村:覚えてます(笑)。その日以降、コンビニでTポイントを使っていたら、すぐなくなっちゃいました。あっという間でした(笑)。
『せいせいするほど、愛してる』 8月2日(火)第4話あらすじ
元カレの陽太(高橋光臣)に、海里(滝沢秀明)の妻・優香(木南晴夏)のいる病室へ無理やり連れてこれらた未亜(武井咲)。ベッドに横たわる優香の姿を見て、未亜はますます海里の気持ちが分からなくなる。一方、ティファニー広報部ではクリスマスジュエリーのPRを行うことが決定。
未亜は、ベストセラー作家のhiroにPR用の短編を書いてもらうよう頼みに行くが、必死の依頼も虚しく、マネージャーの和田に門前払いされてしまう。そこに偶然通りがかった宮沢(中村蒼)が、hiroと直接交渉できるよう取り計らってくれることになったが、その交換条件として、宮沢と2人きりで夏祭りに行くことに。
その姿を、あかり(水沢エレナ)、千明(トリンドル玲奈)、久野(中村隼人)と共に会場に来ていた海里に目撃されてしまう。おまけにその夜、未亜は宮沢の家に泊まることになってしまい―? 未亜・海里・宮沢の恋と仕事のトライアングルはますます白熱!
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