『TSUTAYAプレミアムでドラマ沼』は、定額サービス『TSUTAYAプレミアム』を活用し、どんな連続ドラマでも「第1話」「中盤話」「最終話」の3話分のみ鑑賞し、感想と★付け評価でざっくり紹介していく“超・時短ナビ”である(※最終回を含むため、紹介上、ある程度のネタバレに触れざるを得ないためご注意を)。
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今回選んだタイトル『タンタラ キミを感じてる』
今回は、Twitterでトレンド入りするなど、ライブハウス「Zepp Tokyo」が話題になっていたことから、こちらをチョイス。
『タンタラ キミを感じてる』を選んだ3つの決め手
決め手その1『音楽系サクセスストーリー』
ライブハウスきっかけで選んだタイトルということで、今作は全てを失った元敏腕マネージャーと新人バンドが成長していく姿を描く物語。いわゆるサクセスストーリーなのだが、成功までをどう描くのか。展開に期待したい。
決め手その2『韓国芸能界』
芸能界事情というものは、日本も含め各国それぞれ風土や人柄、しきたりなどの影響で文化が異なるものだが、韓国の芸能界の”スゴさ”はなかなか。そんな韓国の芸能界の裏事情も盛り込まれた脚本は見ものと言える。
決め手その3『K-POP アイドル』
物語の軸となるバンド「タンタラ」のメンバーに扮するのは、「CNBLUE」のカン・ミンヒョク、「TEEN TOP」のL.JOE、「5urprise」コンミョンらと豪華な人選。しかも実際のグループとはそれぞれ違うパートを務めるのも注目だ。
『タンタラ キミを感じてる』3話分の感想
第1話「ジェットコースター級の乱高下で早くもボルテージ高め!」
大手芸能事務所に「Ktop」の中心メンバーであるシン・ソクホ(チソン)。手段を選ばず所属アイドルをトップの座へ…という辣腕ぶりを発揮しているのだが、これがまたかなり強引で驚かされる。しかも妙にリアルにありそうと感じさせてくれるのが、また憎い。
そんな彼だが、苦楽をともにしたアイドルと独立計画を進める中、とあることから事態が一変。どん底へと落ちてしまうのだが、そこに聞こえてきたのはハヌル(カン・ミンヒョク)の歌声。少しベタな展開ながらも、普段はドラマーのカン・ミンヒョクの歌声が悪くない。歌詞の良さもあいまってこの先の展開に期待できそうだ。
中盤話(第9話)「人間模様を描く中では非情に映る描写が効いてくる」
どうやらKtopのジヌ(アン・ヨソプ)とハヌルは事件を巡って揉めている様子。2人のやり取りのシーンは緊迫感に満ちていて、特に事件現場で出くわす際はサスペンス感満載で良かった。
それにしても敏腕マネージャーとして活躍していただけあって、ソクホの行動はなかなか。今話ではハヌルにとある言葉を投げかけるのだが、これが狙いであれ心の底から発しているのであれ、言われた方はグッと心をつかまれる。意図したものならかなりの策士と言える。
ところで、ハヌルの両親のおかげで大学まで行くことができたグリン(「(Girl'sDay」のヘリ)。ソクホとの恋愛模様も描いていて仲の進展は気になるものの、いまいちしっくりこないのも事実だ。
最終回「生き様を見せてくれた人物たちのカッコよさに惚れた」
ジヌのカミングアウトで事態が激変するのだが、自分を貫き通す姿がちょっとカッコいい。その真摯な姿勢をファンも受け入れてくる描写もあり、王道だとは感じながらも、ついついウルッときてしまう。
ソクホもソクホで起こしてしまったことに対してとった行動は、実に潔いもの。ジェンダーへの誤解を恐れずに言うなら、男らしいという言葉がふさわしい。元来はそういう人なのかもしれないが、これまでのさまざまな出来事の中でソクホ自身も何か気付きがあったとも見ることもできる。
ライトなノリもあればドロドロな場面もあったりと揺さぶりが心地よかったが、最後の最後でタンタラに関する変化の描写は、なくはないけど、やや蛇足感も。とはいえ、全体を通しては韓国の芸能事情をうまく盛り込んだ快作だった。
『タンタラ キミを感じてる』の3項目★付け評価
★は最大5点
・芸能事情:★5/事務所からの独立やランキングの操作など、リアリティーある裏事情が興味深かった。
・躍動感:★4/なんだかんだ言って若手キャストたちの清涼感&フレッシュさが目を引く。
・ストーリー:4/ベタな部分もままあるものの、全編通しては清々しく観られたストーリーは悪くない。
『タンタラ キミを感じてる』について
【製作年】2016年
【出演者】チソン、ヘリ、カン・ミンヒョク、L.Joe、コンミョン、イ・テソン、チェ・ジョンアン ほか
【あらすじ・みどころ】育ててきたアイドルグループを連れて、大手芸能事務所から独立間近のソクホ。ところが、ある策略から全てを失ってしまう。投資家たちからは、1カ月以内に新たなグループを結成するよう迫られ大ピンチ!そんな中、偶然耳にしたハヌルの歌声に可能性を感じたソクホは、ハヌルを説得し、集めたメンバーと共にバンド“タンタラ”でデビューさせることに。