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韓国映画『それだけが、僕の世界』。家族の絆に感涙【マニアックでもケンチャナヨ?】

それだけが、僕の世界 / (C)2018 CJ E&M CORPORATION, JK Film ALL RIGHTS RESERVED

(C)2018 CJ E&M CORPORATION, JK Film ALL RIGHTS RESERVED

母と息子の絆にきっと涙する『それだけが、僕の世界』

今回ご紹介する韓国映画は、母と息子たちの絆を描いた『それだけが、僕の世界』。タイトルだけでもう泣けそうな映画ですが、茶目っ気のある少しコミカルな要素もありつつ、でもしっかり泣けます(笑)。
この映画は、兄弟の絆、母と息子たちの絆、母娘の強さ、息子が父に対する怒り…それぞれに事情があり、お互いに反感を抱きつつも家族を想うことの大切さを教えてくれます。

そして、劇中で主人公兄弟、母との周りで起こる様々な変化を目の当たりにした私の心には、とあるシーンで口にされるモハメド・アリの名言がとても印象深く心に刻み込まれています。

不可能など事実ではない、思い込みだ。

この言葉が『それだけが、僕の世界』という映画のすべてを物語っている。そんな気がしてなりません。

『それだけが、僕の世界』のストーリー

さて、ここで『それだけが、僕の世界』のストーリーを予告編映像とともにご紹介します。

かつてチャンピオンにまでのぼり詰めた元プロボクサーのジョハ(イ・ビョンホン)は、40を過ぎた今は家も定職もなく、自堕落的なその日暮らしの生活をしている。
少年の頃、暴力癖のある父と自分を置いて、母(ユン・ヨジョン)は家を出ていき、父は刑務所に入り、自分の拳だけを頼りに孤独に生きてきた彼は、ある日偶然入った居酒屋で母と再会する。家がないジョハは母の家で暮らすことになり、そこで初めてサヴァン症候群を患う弟ジンテ(パク・ジョンミン)の存在を知る。
サヴァン症候群のジンテは、一度聴いただけの曲をピアノで演奏できる天才だった。そんなジンテが著名なピアノコンテストに出られるように世話をして欲しいと母に頼まれ、弟の面倒を見始めるのだが…。

俳優陣の名演技力が映画をより際立たせた

それだけが、僕の世界 / (C)2018 CJ E&M CORPORATION, JK Film ALL RIGHTS RESERVED

(C)2018 CJ E&M CORPORATION, JK Film ALL RIGHTS RESERVED

主演の兄役は言わずと知れた名俳優イ・ビョンホン、弟役にパク・ジョンミン、そして母親役は、今話題のユン・ヨジョンです。

ゲームの才能もピアノの才能もあるサヴァン症候群の弟ジンテ。そんな弟役を演じたパク・ジョンビンは「サバン症候群のピアノの天才」という役柄のために特別支援学校で6ヵ月間奉仕したそう。かつこれまでピアノをちゃんと弾いたことがなかったのですが、3ヵ月間ピアノを猛特訓し、CGや代役を使うことなく実際にピアノシーンを、全く違和感なく見事に弾きあげました。

そして主人公の兄、ゲームで戦えばすぐ負け不器用で愛想ないがどこか愛おしく、本当は母に甘えたかった元ボクサーをイ・ビョンホンが見事に表現しています。これまでクールな役が多かったイ・ビョンホンが、ダサいジャージを着こなし、髪型も少しコミカルな格好良くない男に大変身し、これまでの「ビョン様」のイメージとは遠いイメージというところも見どころかもしれません。

母親役のユン・ヨジョンは、数多くの韓国ドラマや映画でお馴染みですが、なんと今月26日(2021年4月25日現地時間)に、映画『ミナリ』で韓国の女優として初めて米国で開催される第93回アカデミー賞授賞式で助演女優賞にノミネートされています。

そんなユン・ヨジョンが母親役で出演する映画『それだけが、僕の世界』。本作でも優しい息子想いの母親役が、ユン・ヨジョンの圧巻の演技力で見るものの心が掴まれます。

強く生きる母親たちの愛を描いている

それだけが、僕の世界 / (C)2018 CJ E&M CORPORATION, JK Film ALL RIGHTS RESERVED

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サバン症候群の弟を一人で育てる母親ミンスクの愛情の深さは、弟ジンテの部屋を見れば明らかです。決して裕福ではないですが、それでもピアノとゲーム機やプラモデル、ジンテが大好きなもので部屋が溢れていました。兄のジョハを置いていくしかできなかったことを悔み、ジョハを忘れる日はなかったミンスク。きっとジョハの分まで愛情をジンテに与えていたのではないでしょうか。

大家である女性オーナーもホストクラブを経営し、シングルマザーで娘を育てている。最初は嫌な性格なのかと思わせておきながら、実は理解ある良い人だということが観ているうちに分かってきます。娘も何一つ偏見なく弟のジンテとゲームしたり食事したり、オーディションの補佐をしたり、とても多様性のある優しい性格だということが伝わります。弟ジンテや母親ミンスクの周りには優しさで溢れている素敵な世界だなと思いました。

ジョハが車の接触事故に遭い出会う、ガユルという大富豪の女性とその母親。とあることをきっかけにピアノを弾かなくなったガユルが、ジョハとジンテ兄弟との出会いによって心境が変わっていく。ガユルの「車ごと空に飛んで行きたかった」というセリフがとてつもなく悲しい彼女の背景を物語っていました。
そんなサブストーリーも見どころです。

『それだけが、僕の世界』家族愛あふれる温かい作品

それだけが、僕の世界

それだけが、僕の世界

製作年:2018年
出演者:イ・ビョンホン 、 パク・ジョンミン[俳優] 、 ユン・ヨジョン 、 ハン・ジミン 、 チェ・リ 、 キム・ソンリョン 、 ムン・スク 、 ファン・ソクチョン

この映画を見終わったらきっと、母親や兄弟、家族を大切にしたくなるのではないかと思います。モハメド・アリの名言のように、離れ離れだった母と息子そして兄弟が、固い絆に変わっていく姿が、不可能などないことを観るものに伝えてくれます。この主人公家族とその周りにも織りなす兄弟愛、家族愛があふれる温かい作品をぜひ味わってください。

【Editor】CHITOSE/ちとせ

CHITOSE/ちとせ。韓国語を学びに韓国の語学堂に留学し、韓国の伝統建物「韓屋」のシェアハウスで2年生活した経験を持つ。少しだけマニアックな内容を主にお届けします。

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