杉本有美、クラウドファンディングで「どうしてもやりたかった」こと【T-SITEインタビュー】

杉本有美

杉本有美

女優、モデル、グラビアなど、多岐にわたって活躍している杉本有美

昨年、杉本のセルフプロデュースによるDVDを制作するべくクラウドファンディングを立ち上げた。その結果、当初の目標金額350万円を優に超える567万円、172名の支援を受けて、見事成立となった。

杉本有美 DVD制作プロジェクト in Guam 初のセルフプロデュースによる作品を、ファンのみんなと作りたい!(GREENFUNDINGページ)

芸能界の第一線で活躍する彼女が、なぜクラウドファンディングを立ち上げたのか? 本人に理由を聞いた。

グアムでの撮影は「原点に帰る」こと

クラウドファンディングは「直に評価されている感じがして、良い経験になりました」(杉本)

クラウドファンディングは「直に評価されている感じがして、良い経験になりました」(杉本)

─今回のプロジェクトで、自身でDVD制作したいと思ったのは?

杉本: DVDを選んだのは、写真集ではできないものができると思ったんです。今回、自分で提案をして、チャプターの項目も全部自分で考えたりしました。

この作品に限らないんですが、写真集も含めて、自分の意見を提案させてもらっているんです。それが採用されるかどうかは別として、自分で発信していくのがすごく楽しいなと思っている時期でもあって、DVDだったら自分がやりたいことが全部できるんじゃないかと思ったんです。

─2015年に出された写真集『Chiamata(キアマータ)』はタイトルもご自身で決められて、打ち合わせやポジションチェックまでされてるようですが、この写真集も「セルフプロデュースをしたい」という流れの中のひとつですか?

杉本:そうですね。写真集に関してはたくさんの作品も出させて頂いているなかで、自分自身「こうしてみたい、ああしてみたい」という考えがたくさん浮かんできていたので、相談しながら意見を取り入れて頂きました。

『Chiamata』

タイトルも杉本が決めた写真集『Chiamata

─グアムで撮影したいと思ったのは?

杉本:2006年に三愛のイメージガールに選ばれたときに、グアムに行って初めての水着の撮影をしました。まだ大阪の高校に通っていた時期だったので、大変だったし、初めてで戸惑う事も多かった思い入れのある場所なんです。

最初に出したDVDやグラビアの撮影とかも、グアムで撮らせていただいたりもしたので、自分がどれだけ成長したのかも感じたいし、原点に帰りたいなという意味もあってグアムで撮影したかったんです。

一見すると、思いつきで「グアム」という土地を選んでいるように見える。しかし、DVDのインタビューで杉本は、三愛の撮影を振り返り「カメラマンさんが怖かった。ホテルに帰ってから泣いて、帰りたいと思った」と、当時の心情を赤裸々に語っている。

─やりがいはありましたか?

杉本:ありました。全部終わってみるとあっという間でしたね。約1年かけて、打ち合わせも何回もして…。普段のDVDは、打ち合わせから撮影して発売まで大体3ヵ月くらいなので、今回の作品はかなり長い時間かけた大作といった感じですね(笑)。

─じゃあ、他の作品とは思い入れも全然違いますね。

杉本:そうですね。

─クラウドファンディングにはファンの方との様々な交流があります。もともと、ファンの方と接したい、という願望はあったのでしょうか?

杉本:ありました。クラウドファンディングでしか絶対に叶わなかったことなので…。ファンの方と一緒に海外に行く、とかも普通ではなかなか出来ないですし。


クラウドファンディングに向けてメッセージを寄せる杉本

どれくらいのファンの方が支援してくださるのかとか、目標(金額)にいかなかったらどうしようっていうのも気になって、毎日チェックしてたんですけど。グアム(※)もなかなか入らないなって。やっぱり海外でハードル高かったかなあ…って思ったんですけど、結果的に達成して実施できました。

(※:クラウドファンディングの「グアム撮影ツアー参加プラン」。25万円出資したファンは、グアムの撮影ツアーに同行できる)

─人数やお金が集まる過程には、ドラマ出演や舞台とはまた違った緊張感がある、ということでしょうか。

杉本:緊張感ありますね。本当に一般の人からの声が届くというか、直に評価されてるという感じがして。良い経験になりました。

「仕事の慣れ」から抜け出す

─今まで色々な制作物があったと思いますが、いつ頃から自分で制作したいと思ったのですか?

杉本:きっかけはやっぱりファンの方たちに、「どう楽しんでもらうか」っていうのが一番にあって。作品によって「次のテーマ何にする?」って打ち合わせで聞かれるようになって「じゃあ、これで」って。結構自分で提案してました。

─お仕事を始められた段階で、すでにそういう感じだったんですか?

『うち』

うち

杉本:全然違いますね。グラビアをやってきて、撮影が1日に何本も入ってて、とにかく必死でこなしていたんです。その“こなしている感”も自分で嫌だなって思っていて。ひとつひとつの作品に対して目標が欲しいと思って、そこからですね。

杉本:最初の写真集『うち』とかは、まわりの方が「有美ちゃんを、どう撮りたいか、どう見せようか」っていうので、私は楽しんでいる姿を撮ってもらうという感じでした。

YUMI 360』は、自分が小さい頃の写真とかを切って貼って文字を書くページを作ってもらって、徐々に作品に対して要望が出始めました。

wish』は、セドナっていう土地に行ったんですけど、その時にすごく刺激を受けて、この写真集から、考え方とかがかなり変わりましたね。

─ちゃんと自分で考えたものを出したいという感じですか?

杉本:ずっと残るものなので…。そういう方向にも視点が向くようになりました。仕事の経験を重ねるうちに、客観的に見られるようになったんだと思います。

『wish』

wish』で、写真集に対する姿勢が変わった

─DVDの話に戻りますが、撮影密着や料理をふるまうなど、ファンの方とかなり濃密に触れ合っています。こうしたファンとの接点は、これまでなかったと思うのですが?

杉本:ないですね。今まで作品を出して握手会をやっても本当に時間が限られていて。

今回は支持して頂いた方に限られてしまうのですが、グアムでの撮影見学や、料理のチャプターの撮影見学など舞台裏も見てもらう事ができましたし、支持して頂いた方へのリターンの写真のセレクトだったり、ステッカーのデザインなどプレゼントなんかも自分で考えたりしたので「こういうものがいいです」っていうのが全部叶いましたね。

経験を積んでも、そのまま惰性で仕事をしがちだが、杉本は一歩引いて自分の立ち位置を見て、ステップアップを図ってきた様子が分かる。大河ドラマに出演してもなお、クラウドファンディングでファンとの接点を持つ、という行動もその一環なのだ。

意外と? 緊張感に包まれたファンとの…

─DVDの話に戻りますが、今回のDVDでご自身のどんな内面が見せられたと思いますか?

杉本:インタビューやメイクシーン、ごはんを食べるシーンでなんですが、かなり素の自分が出ていると思います。

撮影していただいた成田さんが、結構前からの知り合いで、DVDも3~4本くらい成田さんにずっと撮って頂いてるんですけど。普段、カメラを向けられると身構えちゃうところがあるんですが、成田さんだとそれが無くて自然体で撮影して貰えるんです。成田さんの世界観やチョイスする音楽、編集の仕方なんかもすごい好きだったので、今回もお願いしました。

─毎回、食事してるところを撮られるってどう気分ですか?

杉本:多少所作とかは気にしますけど、特に緊張はしないですね。「こういう物を食べて、毎日の撮影とか海外のロケとかやってるんですよ」っていうのも伝えたかったので。

─早々に目標の金額になり、第2目標の500万円も達成しました。追加で、ご自身が料理をして、ファンにふるまう、という映像もありますが、これも見せたいところだったんですか?

杉本:そうなんです。他にも多くのプランを用意していたんですが、出来ることが限られて来て。通常のDVDではなかなか料理作るだけの映像って使い辛いと思うので、クラウドファンディングならではの企画で、尚且つファンの皆さんに喜んでもらえるかなって。

─他にやりたかったことは?

杉本:私が飼っている猫を登場させたかったんです。でも、場所の確保や撮影が結構大変で…。

─料理は、かなりの量を作ったようですね。

杉本:そうですね、10人前くらい。いつもの倍の食材を買って。マカロニサラダはマカロニを2袋も湯がいて。その時点で「ちょっと(この量は)ヤバイな」と思いましたね。

メインはロールキャベツを作ったんですけど、それは自宅で大きな圧力鍋で作っていったので。何作ろうかってすごい悩んだんですけど、ロールキャベツは母もすごい得意料理なので、それにしました。

「DVDの試写後はみんな拍手」

「マカロニを2袋湯がいて、この量はヤバい、と(笑)」杉本

─料理をファンの方と食べたなかで、どんなお話をされたんですか?

杉本:基本的に私のファンの方は礼儀正しい物静かな方が多くて(笑)。食事の間も「何か聞きたいことがあったら質問して下さいね」って言っても皆さん殆ど会話せずに、真剣に目の前にある料理を黙々と味わっていて。緊張されてたのもあったとは思いますが(笑)。

─プレミアでの(ファンの)リアクションはどうでしたか?

杉本:そうですね、試写後、みんなもう拍手!みたいな。礼儀正しいんですよね。中には積極的な方もいらっしゃいますが、皆さん物静かなので「なんか質問とかないですか?」って聞いたんですけど、みんなニコニコされてて、「誰か手挙げるかな」みたいな(笑)。

女性がメインで活躍する作品が好き

─TSUTAYAでもイベントをされるということで、今回のDVDプロジェクトが終わった後も、そういう類のものは作っていきたいですか?

杉本:DVDに限らず他の作品もやりたいので、考えてはいます。

─ちなみにTSUTAYAで最近借りたDVDはありますか?

杉本:お笑いを観たくなって『水10』を借りました。それと、『美女と野獣』は昨日借りましたね。

─DVDはどれくらいの頻度で観ますか?

『私はラブ・リーガル』 (C)2014 Sony Pictures Television Inc. All Rights Reserved.

私はラブ・リーガル DROP DEAD Diva シーズン6フィナーレ』 (C)2014 Sony Pictures Television Inc. All Rights Reserved.

杉本:結構観てると思います。海外ドラマも大好きで、最近ハマっているのは『私はラブ・リーガル』。ファッションの事しか頭になかった美女が事故で死にかけて、その魂が外見の冴えない女性弁護士の体に入って来て、冴えない外見を受け入れながら知性を生かして前向きに生きていくといったコメディなんですが。基本的には、女性がメインで活躍する作品が好きですね。

デスパレートな妻たち』なんかのドロドロ系や、『バンパイア』のような非現実的なストーリーの作品も好きです。

─今後、特にやっていきたいことはありますか?

杉本:ドラマとかCMとかは、もちろんやっていきたいです。それと、今まで出来なかったことに挑戦していきたいですね。

─具体的にはありますか?

杉本:10代の頃からお仕事で海外に行ってましたが、英語を話せるようになりたいなってずっと思ってたんです。でもやっぱり日本に帰ってくるとなかなか勉強出来なかったりするので、英語をちゃんと学びたいです。

─今後は英語も勉強されて、海外にも進出を?

杉本:どうだろう、まだ、そこまでは考えられてないですね。国内でもやりたいことはたくさんありますし。年齢も年齢だから、普通に結婚もしたいですし。

─ちなみに、どういうタイプの方が好きですか?

杉本:「言葉遣いがきれいな人、自分の知らない世界を知ってる人」っていうのはずっと言ってきましたね。

だからなのか、ファンの方も礼儀正しい人が多いんですよ(笑)。色んなスタッフの方からも「有美ちゃんのファンの方は本当にいい人が多いね」ってよく言われるんです。皆さん(ファン)も気を遣って下さっているのかもしれませんね(笑)。

─最後に、TSUTAYAでのイベントに向けて、ファンに一言メッセージお願いします。

杉本有美

杉本有美

杉本:今回のイベント会場は、SHIBUYATSUTAYAさんという事で、私もよく行く場所なので、ここでイベントが開催できるなんてすごく不思議な気がします。アクセスも良い場所なのでお時間ありましたら是非来てください!

(文:中西啓)

杉本有美DVD 『My CONCLUSION』イベント

日程:2016年2月28日(日)
時間:13:00~(集合:12:45 6Fエレベーター横)
場所:SHIBUYA TSUTAYA 6F 特設会場

【イベント特典】
1. DVD1枚購入…本人と握手+サイン入りジャケット
2. DVD2枚購入…本人と握手+サイン入りジャケット+2ショットチェキ1枚
3. DVD3枚購入…本人と握手+サイン入りジャケット+2ショットチェキ1枚+L版プリント2枚組プレゼント
4. DVD4枚購入…本人と握手+サイン入りジャケット+2ショットチェキ2枚+L版プリント2枚組プレゼント
5. DVD5枚購入 ※スペシャルチケット 限定30枚
…本人と握手+サイン入りジャケット+2ショットチェキ2枚+L版プリント2枚組+参加者のカメラによる杉本有美の正面写真撮影2枚+スマートフォンor携帯への音声メッセージ
6. DVD5枚購入 ※スペシャルチケットでない場合
…本人と握手+サイン入りジャケット+2ショットチェキ3枚+L版プリント2枚組プレゼント

イベントの詳しい参加方法は店舗の公式ブログでチェック!

SHIBUYA TSUTAYA公式ブログ

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杉本有美

生年月日1989年4月1日(30歳)
星座おひつじ座
出生地大阪府大阪市天王寺区

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