【インタビュー】チョコレートプラネット、「キングオブコント」優勝は「最低条件」

2015年の「NHK新人お笑い大賞」で優勝、「キングオブコント2014」で準優勝するなど、賞レースで近年勢いを見せているお笑いコンビ・チョコレートプラネット

チョコプラ

チョコレートプラネット

今回、2人が6月3日・4日に、CBGKシブゲキ!!で単独ライブ「Chocolate Planet TRAVEL」を開催する。ライブでは、「キングオブコント」優勝を視野に入れた新ネタも披露するという。そんな2人に今の心境を語ってもらった。

“最高峰の小道具”で新ネタ披露

──まずは6月に実施する単独ライブについて教えて下さい。

長田庄平(以下、長):単独ライブは毎年やらせてもらっていて今年も…という感じです。今までとは違う単独ライブにしたくて僕達にしかできない構成を考えています。

ネタも賞レースに向けた仕上がりになっています。全公演を通じて本筋は変わらないんですけど、所々に違うネタが入っていて、ユニークな小道具が色々出てきます。4回見て「あ、ここが違う」という楽しみ方はできると思います。

──公演ごとにバルセロナ、ロンドン、バンコク、ロサンゼルスと4都市をテーマにしています。これにはどのような意味が?

長:実は……ライブと全く関係ないんです。

松尾駿(以下、松):完全な見切り発車です(笑)。

公演の都市名は、関係ない

単独ライブについている都市名は、特にライブと関係ない

長:公演1回目、2回目……と名前をつけてたんですけど「ちょっと変えたいな」と思って。ライブの名称を、BOØWYで言う「GIGS」みたいに“TRAVEL”と言い方に変えました。“TRAVEL”にして、1回目、2回目…と呼ぶ代わりに都市の名前にしようと考えました。「そのほうが面白いかな」と思ったんですけど、ちょっと馴染めないですね。これから毎年使って馴染んでいくか、今回で終わるのか…。

──試しにつけてみたけど、しっくりこない。

松:今ちょっと恥ずかしいと思ってます。

長:最初は皆そうだと思うんですね、やっぱり(笑)。それをスタンダードにしていく作業が大事だと思います。

──ライブは1公演何時間を予定?

長:2時間弱を予定しています。

松:金曜日は1回、土曜日は3回。ハロプロ方式です。お笑いライブを1日3回やるってあんまり聞かないですよね。

──体力的に大丈夫なんですか?

松:ちょっと分からないです。だから今すっげー後悔してます(笑)。最後の回はもう声が出てないかもしれないですね。

──新ネタはどんなものを?

長:以前「キングオブコント」でやらせてもらった「ポテチ」のネタでは、凝った小道具を用意しました。今回はそれを上回る小道具を用意するつもりです。最新のテクノロジーを駆使した最高峰の小道具になるとは自負しております。

松:ネタは出来上がっていて、小道具はこんなものが出てくると案だけ聞いています。これがうまくいけば、ウケるとかじゃなくて会場が沸くと思います。ハマれば皆スタンディングオベーションしちゃうんじゃないでしょうか。

──自らハードル上げてきますね。でもそれくらい自信がある。

長:もう、お笑いいらないですよね(笑)。

松:もはや新作発表会(笑)。そう思って来て頂いたほうがいいかもしれません。

チョコプラのコントのポイント:ネタのリアルな世界観

──もうすでに各所でご活躍のお二方ですが、あらためてチョコレートプラネットの特徴を教えて下さい。

長:僕らはガッツリとコントをやります。ネタの世界観はリアリティーにこだわっていて、芝居の意識を高くもっています。

松:とかいいつつ、くだらないこともやっています(笑)。

長:例えば、ひたすら「静かにしろ!」て言うだけのコント。バカバカしいし、ネタが単純だからこそ、ただのおふざけにならないようにリアリティーが要求されます。セリフの言葉にしても小道具にしても、「その職業の人が本当にいたらこういうものがあるんじゃないか」とその人の立場になって妄想して、リアリティーのあるネタを作っています。

──キングオブコント2014」で準優勝したとき、“欽ちゃん”こと萩本 欽一さんが「動きがピカイチだ」「木村拓哉の芝居に似てる」と言っていたそうですが、コンビ間で動きはどんな意識を?

萩本欽一にもほめられた「キングオブコント2014」 (C)2014 TBS/吉本興業/East West plus

萩本欽一にもほめられた「キングオブコント2014」 (C)2014 TBS/吉本興業/East West plus

長:阿吽の呼吸ですね。お互い信頼しているのでそこはすぐできます。

松:「ここでこう動いて、ああして……」というのはあまりないです。

──あまり打ち合わせしない?

長:例えば鶴の恩返しのネタで、松尾が小道具を使って障子を開け閉めするシーンがあるんですが、「おれが後ろ振り返るから閉める」というその流れは説明しても、動きのタイミングを合わせる練習はしないですね。

松:そういうところでしょうね、欽ちゃんが褒めてたのは。

──自画自賛しちゃうんですね(笑)。

長:自画自賛が過ぎるよ(笑)。無意識なので自分たちでもよく分かっていないですけど、褒めて頂いたのはすごく嬉しかったです。

「キングオブコント」優勝は“最低”目標

──今回の単独ライブでは「賞レースを意識している」というお話ですが、具体的に意識しているのは?

長:ズバリ「キングオブコント」です。優勝。

──そこはてっぺんを獲っていきたい。

松:“決勝に行く”とかじゃなくて、優勝しないといけない。

長:優勝してやっとスタートラインに立てる、という気持ちはあります。ただそこから失敗する可能性もありますし、100%売れる保証もありません。先は長いですね。

──では、準優勝したときは相当悔しかったんじゃないですか?

松:そのときは「しょうがないかな」と思ったんです。でも1年後くらいに「(優勝するために)また出なきゃいけないんだ」と思いました。後は、“優勝したらあの番組は出演できるけど、優勝しなかったらできない”とか。それを実感したときは悔しかったですね。

長:「優勝も準優勝もそれほど変わらない」「ある程度は評価してもらえる」と思ってたんですけど格差がありました。後からジワジワ悔しくなりましたね。

松:もう一つ、優勝してからいつまでも「キングオブコント優勝者」と紹介されずに、単に“面白い人”として番組に出れるようになったら最高ですね。今、チュートリアルの徳井さんも中川家さんも「チャンピオン」と呼ばれないじゃないですか。

優勝者と呼ばれ続けるのは「他に何も実績がない」と言われている気がしますんで。優勝してそれを忘れさせるくらい活躍したいです。

長:メチャクチャいいこと言うじゃん。

松:これ言ったら、平成ノブシコブシの吉村さんにも「そうだね」って褒められました(笑)。

──では手前の目標はまず「キングオブコント」優勝。それが最低目標。

長:まずはそうですね。そこからどう広げられるのか、というのは課題です。

アメコミ海外ドラマにハマる長田 目指すは「朝ドラ」「大河ドラマ」への出演

──最近ハマっている映画やドラマは何かありますか?

『THE FLASH/フラッシュ』 TM & (c) Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

『THE FLASH/フラッシュ』 TM & (c) Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

長:最近アメコミのドラマが好きで、一番ハマっているのが『THE FLASH/フラッシュ』とか『ARROW/アロー』とか。そこらへんはメチャクチャハマってました。あとはNHKの大河ドラマ『真田丸』にハマってます。

松:メチャクチャ面白くて2人でハマってます。相方に「面白いよ」と言われて観てなくて、次の日に全部観てきました。

──『真田丸』の魅力は?

長:まず役者さんが豪華ですよね。役者さんの芝居一つ一つがすごく深い。僕らもコントをやってるので勉強になります。表情一つでこんなに面白いんだって。

松:草刈正雄さんとか、役に入り込み過ぎてて何言ってるか分からない(笑)。それでも何か伝わる。

長:気迫で押しきれるのがすごいですよね。

──お2人も色々舞台に出ています。今後、役者業をしたい気持ちは?

長:メチャクチャやりたいです。

松:朝ドラに出たいです。

長:僕は大河ドラマ出たいです。戦国の武将とか武蔵坊弁慶とかになって……

松:肩を弓で射抜かれるとか(笑)。

──お2人ともNHKのドラマに出たい。

松:そうですね。全国区で皆が見てて簡単に出れるイメージではないので。

長:NHKでは「新人お笑い大賞」も獲らせてもらったのでもう一押し。もう少しだけ知名度があれば。

松:知名度といえばこの間ビックリしたのが、会社のドラマ班のスタッフさんに、「朝ドラ出れないですか」て聞いたんです。NHKで優勝したとき出れるかもしれないって言ったんです。「優勝したので出させてください」て言ったら「え!? 優勝したの?」と知らなかった。自分たちの会社の人間が賞獲ったのに知らなくて、驚愕でしたね。

長:「知らんかったんかい!」ってなりました。自分たちの会社の商品がモンドセレクションの金賞獲ったのを知らないようなとこですからね。意味が分からないですよ

松:そういうところ変えたいです。社内でポスターを張り出して宣伝しないといけない。

──「キングオブコント」で優勝すればさすがに。

松:でも怖いですよね。

長:それも末端までいけば知らない人が出てくるんじゃないかと思います。

──少し話を変えます。チョコレートプラネットが仕掛けるゆるキャラ「わらび舞妓ちゃん」の進捗はいかがですか?

長:僕が製作者なんですけど、ゆるキャラブームが下火になってきてチャンスなので……夏に向けて色々考えてます。

松:今年はだから「キングオブコント」と「ゆるキャラグランプリ」の2冠。

──欲張りですね。

長:他ジャンルで優勝してる人はなかなかいないと思うので。そこ獲れれば話題になると思います。実は、わらび舞妓ちゃんも社内で「え!? 君らがやってるの?」て言われました。この会社広いですよね。

松:色々イベントとか出てるんですけどね……。一日、練り歩きくらいしないと認知度が高まらないですね、きっと。お笑いの会社なのにお笑いに興味のない人が存在する。まずその人たちにお笑いに興味をもってほしいです(笑)。

──今後、他にやりたいことは?

長:小道具を作り続けているのでグッドデザイン賞。これはぜひ。

松:又吉さんが芥川賞獲ったみたいに。

長:僕ができる分野でいうとグッドデザイン賞がいけるかなと。わらび舞妓ちゃんで色々商品を作ってモンドセレクション賞。これは獲りたい。

松:僕はまず「キングオブコント」で優勝したいです。優勝してから、そしてNHKのドラマに出させて頂く。ゆくゆくは朝ドラの主演をやりたいです。オーディションを勝ち抜いて、最後のオーディションだと聞かされて行ったら実は合格発表だった……!と波留さん方式で涙を流したいです。

長:ねぇよ! お前男だろ!

(文:桜井恒二)

チョコレートプラネット・単独お笑いライブ『Chocolate Planet TRAVEL

【開催日時】

6/3(金)19:30 START packege1:バルセロナ
6/4(土)13:00 START packege2:ロンドン
6/4(土) 16:00 START packege3:バンコク
6/4(土) 19:00 START packege4:ロサンゼルス

【開催会場】 CBGKシブゲキ!!(渋谷)

【出演者】 チョコレートプラネット

【料金】 前売¥3,000 当日¥3,500

【チケット】 チケットよしもと

TEL:0570-550-100(お問い合わせ10:00~19:00)
WEB:http://yoshimoto.funity.jp/

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