【インタビュー】竜星涼、二度目のヒーロー役で“タブー”犯す?「斬新に見えたのでは」

特撮ドラマ『獣電戦隊キョウリュウジャー』で主人公・桐生ダイゴ役(キョウリュウレッド)を演じた竜星涼が、2017年1月公開の映画「Bros.マックスマン」で再びヒーローを演じる。

竜星涼

竜星涼

今回、竜星が演じたのは、絶賛就活中ながら、ひょんなことからヒーローに変身する能力を身に着けてしまった谷口英雄。今作への思いや撮影の裏話、プライベートの話まで、インタビューで迫った。

特撮のタブー?“メットオフ”は「僕のわがままです」

――まず、今回主演した『Bros.マックスマン』の見どころはどんなところでしょうか?

竜星:今回の作品は千葉雄大さんが主演した映画『Mr.マックスマン』のスピンオフ映画で、よりエンタメ性に富んだ内容になっています。戦隊ものや仮面ライダーなんかの特撮出身の俳優さんも多く出ているので、特撮が好きな方はそういうところに注目すると、より楽しめる作品だと思います。

――キョウリュウジャーに続き、2度目のヒーローですね。

竜星:最初にお話をもらった時には、キョウリュウジャーで正統派ヒーローをやったばかりだったので、こんなにすぐ、また(ヒーローを)やっていいんだと思いました(笑)。

――演じる上でどんなことを考えましたか?

竜星:最初、映画では僕が変身した後のシーンが多くて、そうなると僕はほとんどアフレコになってしまうんです。ただ、それだともったいないなと思うところがあって。特撮らしいといえば特撮らしいんですけど、それだと俳優がやっている感じが出ないというか、主人公と観る人との間に距離が出てしまうような気がするんです。

今回、僕が演じた2代目マックスマンは「メットオフ」、つまりヘルメットをとってしまうシーンがあるんですが、実はこれ、最初は台本になかったんですよね。撮影の何日か前に急きょ「これ、メットをとって顔が見えたほうが絶対にいいですよね」と話したら、「それ、面白いね」ということで快くOKしてもらえて、メットオフのシーンが入ることになったんです。

日本の特撮ものって「メットオフ」がある種タブーになっているところがあるんですよね。でも、親近感というか、身近さというか、ヒーローの中にも日常感がないと、リアルじゃないな思っていて。

今作では、メットをとって顔がみえることで、その親近感のようなものを生み出せたらいいなと思ってるんです。それがあるだけで、ずっと気持ちが切れずに見てもらえるんじゃないかなと思って。全体を通してみたときに、斬新にも見えて、作品の見どころにもなったんじゃないかなと思います。まぁ、僕のわがままだったんですけどね(笑)。

千葉雄大は「強めにいじっちゃいます」(笑)

――今作では、英雄が思いを寄せる女子アナウンサー・五十嵐梨奈を内田理央さんが演じました。内田さんの印象はどうでしたか?

竜星:とても面白い方ですよね。空気がほわんとしているというか。作品では実は一緒になるシーンがあまりなくて、映画が出来上がってから沖縄映画祭の舞台挨拶なんかを一緒に回って、打ち解けたかな、と思っていたんです。

けれど、そのあと京都で仕事を一緒にすることになったときに、内田さんが「京都で竜星くんと一緒なんだけど、打ち解けられるかな?」って言っているって話を友達から聞いて。「え? オレ、打ち解けてなかったんだ!? ウソー!」ってなりました(笑)。でも、京都で無事に打ち解けることができました(笑)。

――今回はケンドーコバヤシさんら芸人さんとの共演もされましたが、共演シーンはどうでしたか?

竜星:ケンコバさんはアドリブが楽しかったです。実はケンコバさんは前作もインフルエンザで来られなかったらしくて、今回は「よしやるぞ!」みたいな感じだったらしいんですけど、今回もケンコバさんは最初入る予定だった日に体調を崩されて。本当は僕とケンコバさんと山本美月ちゃんの3人のシーンの予定だったんですけど、スケジュールが合わなくなっちゃって、僕と美月ちゃん、僕とケンコバさんでそれぞれ撮影して、という形になりました(笑)。

――撮影で大変なことはありましたか?

竜星:僕がヘルメットをとるっていうシーンを入れてしまったために、僕だけ着替える回数が多かったですね(笑)。あと、スーツを着てるとものすごく暑かったのが大変でした。

――今回は千葉雄大さん演じる谷口正義の弟という役でした。

竜星:実は僕はひとりっ子なので、弟ってどういう感じなのかわからなかったんですが、千葉さんは僕が10代の頃に「桜蘭高校ホスト部」っていう作品で共演していて。そのときに千葉さんは20代で、僕は10代だったので、ある種お兄ちゃんみたいな感じもあって。

……普段は僕のほうが「千葉ちゃん」なんて言って強くいじっちゃってますけど(笑)。でも、心のどこかでそういう気持ちがあって。なので今作ではそういう関係性がすごくよかったなと思っています。

映画館で1日4本鑑賞「“献立”をたてて」

――ちなみに見る方だと、どんな映画が好きですか?

竜星:僕は男っぽい感じの映画がすごく好きですね。ファッションの感じも入っているけど、ハードボイルドな感じが入っている作品とか選んでいることが多いですね。フランス映画やドイツ映画もよく見ます。

男くさい映画好き『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』 (C)CINEPOOL/DREFA&TELLUX MUNCHEN

竜星涼、男くさい映画が好き『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』 (C)CINEPOOL/DREFA&TELLUX MUNCHEN

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』とか好きですね。それから、タランティーノ作品もすごく好きです。『レザボア・ドッグス』とか、『パルプ・フィクション』とか。基本、タランティーノの作品はすべて見ています。

――出演してみたい作品も、やっぱり男臭い映画?

竜星:そうですね、『ノッキン~』みたいな、男くさい、男ふたりの物語とか。それか、『ブルース・ブラザーズ』みたいなドタバタコメディもやってみたいです。あとは夜のタクシーを描いた『ナイト・オン・ザ・プラネット』みたいな、ちょっとどよ~んとした感じの映画もやってみたいです。

でもやっぱり、男っぽいのが好きですね(笑)。

――映画好きのようですが、プライベートでもよく観に行くんですか?

竜星:僕、映画館で1日4本とか観られちゃう人なんですよ。

オフがあると、4本くらいで映画を観るスケジュールを立てるんです。内容も加味して、うまいこと献立をたてて(笑)。

例えば朝だったら、まだ眠い時間だからアクションとか目が覚めるような内容の映画でスタートして、いい感じに目が覚めてきたお昼にはシリアスなものを入れて。夕方とか夜になるとちょっと疲れてくるので、コメディとか、ラブストーリーなんかを観るんですよ。

――映画三昧の休日ですね! ところで、2016年は映画以外にもドラマやショーなど様々な分野で活躍していました。特に印象に残った出来事としてはどんなことがありますか?

竜星:今年パリコレに行かせてもらって、ランウェイを歩けたことが大きかったですね。

出たときに「これ以上の刺激を今年は受けないかもしれない」と思ったんです。自分でチャンスをつかみに行くあの感覚というか、世界のプロフェッショナルの人と一緒に仕事をする感じというか。でも、パリコレを通じて何かを成し遂げるには自分から行動しないと何も起こらないなって思いました。

パリコレの時は「急きょオーディションがあるから、もしよかったら」という風に言われて、考える間もなくフランスに行ってました。「受からなかったら観光で済ませようかな、ひとりだし」って(笑)。っていうか「英語もフランスもろくに話せないのに一人で来ちゃったよ! ここどこだよ!」って迷子になりながらの日々だったので(笑)。

でもそれがすごく刺激的な日々でした。挑戦するっていうことがとても大事だと思わされたので。そこからより、挑戦しよう、挑戦しようってモチベーションが上がっていった気がします。

――そんな竜星さんにとって、新しいヒーローへの挑戦になった「Bros.マックスマン」。改めて、映画を観る方にメッセージをお願いします。

竜星:「Bros.マックスマン」は「Mr.マックスマン」の続編になるんですが、今回はメットオフしたりと、前回よりパワーアップしたドタバタコメディになっています。いろんな世代の方に気軽に楽しんでもらえたらと思います!

(文:横田泉)

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アーティスト情報

竜星涼

生年月日1993年3月24日(25歳)
星座おひつじ座
出生地東京都

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