【インタビュー&撮り下ろし】岡本夏美&増田有華 映画ではライバル、プライベートは姉妹?『女流闘牌伝 aki -アキ-』

岡本夏美と増田有華

岡本夏美と増田有華

プロ女流雀士・二階堂亜樹の壮絶な半生を描いたコミック『aki』(竹書房)を原作にした映画『女流闘牌伝 aki -アキ-』が6月3日に公開される。

雀荘で生まれ育ち、15歳の冬に東京へ出てきた少女・アキは、自身が持つ唯一の武器「麻雀」によって生きることを決意する…。

主人公・アキを演じるのは『仮面ライダー1号』や『咲-Saki-』などに出演するほか、雑誌『Seventeen』のモデルとしても活躍している岡本夏美。アキのライバル・ひまわり役は増田有華が演じる。岡本と増田にインタビューをすると、お互いに突っ込みあうほどの仲の良さを見せた。

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映画ではライバル、普段は姉妹

オファーを受けたとき、自分の役にどんな印象を抱きましたか?

岡本:主人公のアキちゃんは15歳なんですけど、自分で生き抜いていこうっていう力だったり、麻雀をひたむきに愛する力、大人に対してちょっと反発しちゃう気持ちとか、そういう人間との関り方の部分に共感できるところがありました。なので、そこを芝居とリンクさせながらできたらいいなと思いました。

増田さんはどうでしたか?

増田:ひまわりほど自信満々には立ち振る舞えないけど、一見高圧的に見られがちだったり、怖いって言われたりするところは似てるのかな、と思いました。

私も17歳くらいの頃は(AKB48に)後輩が入ってきて、「この子、すごそうだな」って思っても、先輩風を吹かせちゃったりしたりしていた時期もあったので(笑)。そういう部分では、幼いながらも背伸びして、精一杯頑張ってるひまわりと一緒で親しみを持てました。

―岡本さんは今回主演ということでしたが、撮影はどうでしたか?

岡本夏美

(C)2017花崎圭司・大崎充/竹書房/「aki」製作委員会

岡本:自分が主演で同世代や年下の子が多い現場では、自分が引っ張っていこうって思いながらやるんですけど、今回は自分より年上の方々と共演させていただいたので、主演だから、というのは特にありませんでした。みんなでギュッと固まって、ゴールに向かって一直線に走っていけたんじゃないかなって思います。私はただそのレールに乗っかっていこうっていう感じでしたね。

―撮影現場の雰囲気は和気藹々とした感じだったんですか?

岡本:面白い人が集まっててめちゃめちゃ楽しかったです! 私、人を見るのが好きなんですよ。それぞれでの口癖とか行動を見て、”こういう人”みたいなのを、勝手に分析してました。

―増田さんのことはどんな風に?

岡本:(増田を見つめて)…似てるんです! 同じことをポロって言うタイミングが一緒だったり、嫌なことがわかるって感じです。一人でいたい時間ってあるじゃないですか。それをなんとなく察せるというか、適度な具合がなんとなくわかる。

増田:ペースが同じなんだと思います。物事に対する捉え方だったりとか、取り組み方だったりとか。物事の分別作業が同じなのかな。妹がいらた絶対こういう感じだと思います。

岡本:やだわ〜お姉ちゃんこんなんだったら〜!(笑)

増田:喧嘩めっちゃするんやろうな〜。

岡本:めっちゃするよ〜(笑)。

―息ぴったりですね(笑)

増田:こういう妹欲しかった〜! 一人っ子なんで。

岡本:私も姉が欲しかったです!

「運動神経抜群」“体育会系”増田と、「休日は映画と読書」文化系の岡本

―アキとひまわりにとっての麻雀のように、お二人がこれだけは誰にも負けなというものや、得意なことはありますか?

増田:スポーツ! バスケで大阪市代表でした。両親が体育の教員免許を持ってるので、スポーツ一家で運動全般得意です。中学2年生の時に、バスケのインターハイの試合と当時受けてたAKB48のオーデションの最終審査が被っちゃって。

新幹線に乗る直前までバスケのシューズを持ちながらお母さんと、「あんたほんまバスケ行かんでいいの?」「私は最終審査行く!」「ほんまにいいの?」「ちょっとバスケ行こうかなぁ…」って揺れましたけど、芸能の道へ進みました。もし芸能界に行ってなかったらバスケの方で頑張ってたんじゃないかなって思います。負けん気はバスケで養われましたね。

岡本:やっぱり! 目が女バスっぽいもん(笑)。

増田:私ドリブルが凄かったんで、イノシシが来たって言われてました(笑)。

岡本:小さい頃にスポーツをやってる人って、「勝つこと」に対してすごく真っ直ぐですよね。私はどちらかというと、楽しければいいやみたいな感じだったので。習い事とかも一切やったことがなくて。全部ふわ~っとできる感じです。

増田:世渡り上手なんやなぁ。いますよね、スルスルって抜けていちゃってなんやかんや賞もらうみたいな。

岡本:スポーツも球技も走るのも、クラスで5番くらいには入る感じ。

増田:通知表は全部「よくできました」タイプだね。「大変よくできました」まではいかないけど。

岡本:いや、「大変よくできました」に行きます(笑)。

増田:行くんだね! 優秀な人だ。

岡本:でも、特化したものがあんまりないんですよね…。やりたいことはいっぱいあるんですけど。その中で何か見つけられたらいいなって思います。

雀卓で盛り上がった「映画」

―それでも、岡本さんはInstagramに観た映画をアップされてますよね?

岡本:最近は映画とか本とか、芸術に触れようと思っていて。高校生の時はテスト勉強だったりいろんなことに追われてしまって、時間が足りなくて結構ストレスになってしまっていたんです。高校を卒業して芸能活動に専念させてもらってからは、空いた時間を無駄にしたくないので映画を見たり、美術館に行ったり、本を読んだりして過ごしています。

『湯を沸かすほどの熱い愛』

岡本夏美、増田有華が絶賛した『湯を沸かすほどの熱い愛』(C)2016「湯を沸かすほどの熱い愛」製作委員会

増田:雀卓挟んで映画の話で盛り上がったよね! 私が最近観たのは『ラ・ラ・ランド』。同じ監督の『セッション』もめっちゃ好きなんですよ! 邦画だと『湯を沸かすほどの熱い愛』がすごくよかったです。

岡本:私も『湯を沸かすほどの熱い愛』観ました。邦画も洋画も観るんですけど、私は『花とアリス』が好きです。

普通の女の子が、過去に何かあったわけでも、何かを抱えてるわけでもなくて、自然体で奔放に過ごしてる感じ。『花とアリス』の先輩の自然な空気感も好きですし、岩井さん(俊二監督)の柔らかい光の感じとか、淡い画面が綺麗で。カメラが好きで、よくフィルム写真を撮るので、その辺もリンクしている作品だなって思います。

―これからどんな役に挑戦してみたいですか?

岡本:私は命をテーマにした作品をやりたいです。去年くらいに、それについて考えるきっかけとなる出来事が私の中であって。

生きてるから当たり前に思いがちなんですけど、でもそれが失われた時に感じるものって、悲観的なものもそうですけど、すごく壮大なエネルギーがあるから。そういうのはちゃんと伝えていかなきゃいけないなって思ったし、そういう役があったらそれに寄り添いたいなって思いました。あとは、女っぽいものをやってみたいです。簡単に言うと、色気のあるものなんですけど。でもそれだけじゃなくて、ちゃんと女性としての魅力があるお芝居をしたいです。

増田:私は気の狂った猟奇的な役をやってみたいです。自分の振り幅って自分自身ではわかってるようでわからないから。お芝居は自分を映す鏡だなって思う瞬間ってすごくあって、その時々の自分の状況によって、お芝居も変わったりとかするので、1回振り切った芝居をやってみたいですね。

岡本:こわそー

増田:どうなるんだろうね。

岡本:ヒステリックな感じ?

増田:穏やかに見える女性の一番怖いところ。猟奇的な怖さっていうか。男性が恐れる女性のドロっとした、見えないドス黒い部分っていうのを演じてみたいですね。色気のある女性って言ってたんで、ちょっとグルで。私は清純派で一緒に騙すみたいな。

岡本:…清純派?

増田:そうだよ。声を大にして言う。清純派です!(笑)

―では最後に今回の映画について一言お願いします。

岡本:アキちゃんが麻雀を通して様々な人と出会いっていく中で、コロコロ変わる表情だったり、成長していく過程みたいなところを観ていただけたらなと思います。それで少しでも何か感じていただけたら嬉しいです。

増田:麻雀ってよく知らないとギャンブルっていうイメージがあったり、若い子にはあんまり馴染みがないっていうイメージがあるんですけど、雀卓を挟んでお芝居をしたときに、世の中の縮図っていう感じがして。すごく熱いものなんだなっていうことを感じたので、麻雀が好きな方はもちろん、若い方とか、あまり馴染みがない方にも是非見ていただけたらなと思います。

(文:西川未紗)

女流闘牌伝 aki -アキ-

『女流闘牌伝 aki-アキ-』

『女流闘牌伝 aki-アキ-』

2017年6月3日公開
キャスト:岡本夏美 増田有華 中山絵梨奈 彩輝なお / 岩松了
監督・撮影:中村祐太郎 脚本:田村大 原作:『aki』 花崎圭司、大崎充、二階堂亜樹(竹書房刊)

(C)2017花崎圭司・大崎充/竹書房/「aki」製作委員会

★★6月3日(土)、初日舞台挨拶開催決定!

詳細はシネマート新宿特設サイトにて

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アーティスト情報

増田有華

生年月日1991年8月3日(27歳)
星座しし座
出生地大阪府

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中山絵梨奈

生年月日1995年6月1日(23歳)
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