【インタビュー】『天才てれびくん』小島梨里杏、聴くのも歌うのも“石崎ひゅーい”

カラオケに行くと、曲の間にながれる「あの番組」…。アーティストのインタビューなどが流れる“DAMチャンネル”の15代目MCに、NHK Eテレの『天才てれびくんYOU』にも出演中の女優・小島梨里杏が抜擢された。

YouTubeでも公開されている映像を見ると、はるな愛やリーマンマイクといったアーティストとのハイテンションなやり取りが楽しめる。

5月上旬、同番組の収録を終えた小島は、インタビューにもハイテンションな笑顔で登場。大好きなアーティストだという石崎ひゅーいや番組の様子、音楽と女優業の意外なつながりなどなど、24歳の等身大の姿を見せてくれた。

小島梨里杏

小島梨里杏

―なんだか楽しそうで…。収録、ずいぶん盛り上がったんですね。

小島:実は、収録でご一緒したスカイピースさんのレーベルの方から、スカイピースさんと石崎ひゅーいさんのCDをいただいたんですよ。このインタビューがある前に楽屋で聞いていたんです。ジャンプするくらいはしゃいじゃって…。

―収録の盛り上がりじゃないんですね!(笑)

小島:スカイピースさんがひゅーいさんと同じレーベルで、私がひゅーいさん好きというのを知って「好きと聞いていたので」ってスカイピースさんのCDと一緒に下さったんですよ。もう、うれしすぎて。

このインタビューの前に時間があって、メイクさんとスタイリストさんが「ひゅーいさんってどんな音楽なの?」って聞かれたので、曲をかけたんですよ。聴いていたら、…だれよりもノるじゃないですか(笑)。

―まあ、それはテンション上がりますね。ところで、MCをされているDAMチャンネルは、もうカラオケで流れていますね。

小島:流れているのを見て、久しぶりに連絡をくれた子もいます! あんまり連絡取ってなかった友達が、私の写っている画面を撮って「梨里杏発見!」って送ってくれますね。

家族はDAMチャンネルに限らずチェックしてくれるんですけど、カラオケ好きなので喜んでます。うちの父は最近になって一人カラオケをするようになったみたいで(笑)。

―はるな愛さんとのトークは面白かったです。

小島:アーティストさんによって話してくださる方とそうでない方に別れるんですけど、はるなさんは、すごく喋ってくださる方。私が質問する前にお話が始まって、私が聞き入っちゃうくらいで。最後にはるなさんが「今日はありがとうございました」ってシメの挨拶までされるくらい(笑)。「私の番組みたいになっちゃった」っておっしゃっていて…。

「かわいーっ!」って思いました。

―リーマンマイクさんとのやり取りもノリノリでしたね。

小島:リーマンマイクさんって、「そうだろみんな?」「イェーイッ!!」という掛け合いをするんですけど、私が「そうだろみんな?」のセリフを乗っ取れなかったのが“悔しいポイント”でしたね。なので、今度お会いしたら私が先に「そうだろみんな?」って言ってやります(笑)。

「ツッコミづらいお嬢様」をやめられた

―インタビューはアドリブも多いんですか?

小島:かなり多いですね。もちろん聞かなきゃいけないこともあるんですけど、台本を見て自分の聞きたいことも出てくるんです。あと、先に新曲を聴かせていただいて「どういう気持ちで作ったんだろう」って聞きたいことを膨らませていくんですけど、話していくうちに気になることも出てくるので、また膨らんでいく、という感じですね。

―インタビューはかなり小島さんの“素”が出ていますよね。

小島:私自身もかしこまっているわけではないです。お芝居と違って「何かに染まる」というものがない、「私」なので。

―女優さんが自分を出す、というのに抵抗はないんですかね。

小島:ないですね。もともと“緊張しい”だったり、人見知りだったり、「隅にいたい」と思う人間ではあるんですよ、性質としては(笑)。

ただ、この仕事をしていくなかで、人見知りをしていたら相手に失礼だな、と思い始めて。

現場の空気が変わるんですよ。例えば、DAMチャンネルはすごいんですよ。私、ゲストじゃないのに毎回「小島梨里杏さん入られまーす!」って拍手で迎えてくださるんですよ。

その中で人見知りをしてたら「…なんだこの子?」ってなりますよね。人見知りをしていると、私なんかは「冷たい」とか、「クールな子なのかな」みたいに、ツッコミづらいお嬢様、って思われがちで…。

そういう「勘違い」を生むのがもったいないな、と思って。「フランクに話してもらうには自分が変わるしかない」と思ってからは、特に無理せず、接しやすい雰囲気を作るようにしています。

―なるほど。ところで小島さんは、「音楽は歌詞が好き」とおっしゃっていますね。

小島:そうですね…、最初は音で楽しみますね。それから、声で楽しみます。声フェチなところがあって。

―どんな声の方がお好きなんです?

小島:……ひゅーいさん。

―(笑)なるほど。

小島:私のツボは“絞り出すような声”なんです。竹原ピストルさんやAmazarashiさんもそうなんですけど、楽しいだけじゃない感じの歌い方をする人が好きです。

で、リズムや声がいいな、と聞いているうちに歌いたくなってくる。そうなると歌詞を見ることになって、「すごい難しい」「結構残酷なことを言ってる」とか、発見があるんです。そうして最終的に「歌詞」に落ち着く、という感じです。

―小さい頃からそういう聴き方だったんですか?

小島:全然。小さい頃は疎かったですね。年の離れた姉がいたのもあって、リップスライムさんとか倖田來未さんとかを聴いていたんですけど、特にモーニング娘。さんが好きでした。家でお姉ちゃんと一緒に踊っていましたよ(笑)。

今の系統に行ったのは…中高生くらいからですね。

―どういうきっかけだったんです?

小島:高校生の時ですね。カラオケに行った時に、友達が斉藤和義さんの「歌うたいのバラッド」とか、山崎まさよしさんの「One more time, One more chance」を歌って初めて知ったんです。

―渋いですねぇ。

小島:それまでは楽しい曲だったり、ダンスをやっていたので外国の曲だったら歌詞が分からなくても「カッコイイ!」って踊って楽しんでいたんです。

けど、魂を乗せるような、言葉に自分の想いを乗せて歌う曲を経験したことがなくて「うわぁ、食らったぁ…」ってなったんです。

そこからは、動画で検索して出てくる関連映像を見続けて、どんどん聞くようになりましたね。

演じるキャラクターが聴きそうな曲で役作り

―すごいですね。

小島:なので、いろんなジャンルが好きですね。お芝居をしていく上で、役を見ながら「この子が聴いてそうな曲」をチョイスして作品に挑むこともあるんです。

全くない時もありますけど、「この感情、この歌詞に似てるな」という感じで音楽からインスピレーションをもらったりします。「感情」って目に見えないですし、自分が経験していないことを演じるので。映画を観て参考にする、という方法もありますけど、音楽からの方が頭の中に絵が浮かんでくるんですよ。

―面白いですね。じゃあ『みんな!エスパーだよ!』では何を聞いていたんでしょう?

小島:あれは特に聴いてなかったですけど(笑)、『人狼ゲーム』の時はかなり聴いてましたよ、暗めの。

なんだっけなぁ……。

―選曲はご自身のストックから引っ張ってくるんですか?

小島:そうです。(鼻歌を歌いながら)……あ、スキマスイッチさんの「」です!

―選んだ理由は?

小島:歌詞です。

『人狼ゲーム』で、主人公の朱莉(あかり)ちゃんが、同級生の相馬君を小さい頃に裏切ってしまった、というエピソードがあったんです。そのシーン、私の中では「助けられたのに、あの時に君を失ってしまった」という後悔が浮かんできたんです。

その気持ちと「雫」の<♪飛べた頃の記憶~>という歌詞が、過去を想いふけっているように聞こえたんです。

高校生の役だったんですけど、「主人公が小学校の頃を思い出して聴いている」というイメージが出てきて。そこから主人公の小学校の頃の思い出を想像して、相馬君の笑っていた姿を「主人公の思い出」として持ちながら演じていました。

他の曲も聴きましたけど、この曲はループしていました。

【参考記事】主役を演じた『人狼ゲーム』インタビュー 「極限まで追い込んだ」

―音楽で役に入る俳優さんって、多いんですか?

小島:いるのかなぁ…。私の周りではあまり聞いたことがないですね。

―それだけ音楽に思い入れのある小島さんですが、やはり番組でアーティストさんとお会いするのは緊張するものですか?

小島:…しますよ~(笑)。Crystal KayさんみたいにPVに出演(「サクラ」)させていただければ別ですけど、お芝居だけしているとお会いできる機会はあまりないので。

この番組でまだ存じ上げないアーティストさんや、知っているアーティストさんの知らない部分も聞けるので面白いです。

―どんな番組にしたいですか?

小島:アーティストさんは音楽に表現をすべて込められているので、語ることがないという勢いで新曲を出していると思うんです。それを聴いてもらえるきっかけになってほしいです。カラオケを楽しんでほしいんですが、DAMチャンネルもぜひ見てください(笑)。

―ちなみに小島さんのカラオケの十八番は?

小島:(少し照れながら)えっと……。

― ……?

小島:…石崎ひゅーいさんの「お前は恋をしたことがあるか」と「花瓶の花」です!

―最後までひゅーいさん!(笑)

小島:あと、クリープハイプさんの「おやすみ泣き声、さよなら歌姫」。これはけっこう熱唱しないといけない歌ですね(笑)。

(文・写真:中西啓)

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アーティスト情報

小島梨里杏

生年月日1993年12月18日(25歳)
星座いて座
出生地東京都

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清水尚弥

生年月日1995年4月6日(24歳)
星座おひつじ座
出生地東京都

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