メタル、ジャズ、EDM、和。1枚目にしてBEYOOOOONDSらしさを確立!

BEYOOOOONDS

メジャーデビューシングル「眼鏡の男の子/ニッポンノD・N・A!/Go Waist」が週間シングルランキングで初登場1位を獲得したほか、日本レコード協会からは2019年8月月次ゴールドディスクを認定された12人組のBEYOOOOONDSが、11月27日に待望の1stアルバム『BEYOOOOOND1St』をリリース。

1stシングルでは、芝居仕立ての台詞パートを各所に盛り込みながら、和テイストとダンスミュージックを融合したオリジナリティあふれる音楽性でアイドルファンを驚かせたBEYOOOOONDS。本作ではさらにロック要素も加え、独自路線を凝縮している。多くの楽曲を手がけている星部ショウは、もはやBEYOOOOONDSには欠かせない存在感。モーニング娘。につんく♂がいたように、BEYOOOOONDSには星部ショウ。令和のつんく♂=星部ショウの導きで一大傑作が誕生した。

今から壮大な冒険映画でも始まりそうな、スケールの大きなオーケストラとコーラスの「OOOOOVERTURE」で始まる本作。続けて収録された、ツーバスの激しいメタルサウンドの「アツイ!」は、3月の「Hello!Project 20th Anniversary!! Hello!Project ひなフェス2019」でも披露され、小林萌花の華麗なピアノ演奏と、ゲスト出演した元LoVendoЯの宮澤茉凜による速弾きのギターソロが話題を集めた楽曲。ライヴでは、江口紗耶と岡村美波の“いくぞー!”のかけ声を合図に、ヘドバンとジャンプで盛り上がった。ライヴ時とは異なる音源版の台詞も聴きどころだ。

ヒャダインこと前山田健一が作詞・作曲・編曲(徳田光希との共作)を手がけた「きのこたけのこ大戦記」は、“きのこ派”と“たけのこ派”に分かれて丁々発止のバトルを繰り広げる。ロックオペラのような壮大なサウンドに乗せて、ユーモアたっぷりの歌詞をシリアスに歌うギャップは、さすがヒャダインといったところ。最後に出てくる、「ボヘミアン・ラプソディ」をほうふつとさせる美しいピアノの展開が実に秀逸だ。

また「恋のおスウィング」は、「眼鏡の男の子」のスピンオフといった感じ。「眼鏡の男の子」の芝居パートに登場した女子高生3人組のライバル=お嬢様2人組の視点で歌った歌詞で、スウィングジャズをベースにした優雅な雰囲気と、“お○○”というお嬢様風の口調が特徴的だ。クラシカルなピアノインストの「小夜曲(セレナーデ)“眼鏡の男の子”」から「眼鏡の男の子」「恋のおスウィング」と続く曲順は、組曲のようで聴き応えがある。

さらに各ユニットの新曲も収録されている。リーダーの一岡伶奈を筆頭に、島倉りか、西田汐里、江口紗耶の4人から成る“CHICA#TETSU”は、1stシングルのc/w曲「都営大江戸線の六本木駅で抱きしめて」に続く、駅しばり第2弾「高輪ゲートウェイ駅ができる頃には」を収録。昨年駅名が決定した、2020年に暫定開業予定のJR山手線の新駅“高輪ゲートウェイ駅”が舞台になっている。ポップで女の子らしい恋のナンバーで、新駅と恋愛を重ねて“高輪ゲートウェイ駅ができる頃には私を彼女にしてね”と歌っていて、実にかわいらしい。「都営大江戸線の六本木駅で抱きしめて」から引き続き登場する、“一岡豆知識”も聴きどころだ。

高瀬くるみをリーダーに、前田こころ、山﨑夢羽、岡村美波、清野桃々姫の5人による“雨ノ森 川海”は、アップテンポで早口のナンバー「そこらのやつとは同じにされたくない」を収録。1stシングルのc/w曲「GIRL ZONE」を作詞・作曲した大森靖子が作曲を手がけ、元アンジュルムの福田花音が作詞を担当した。畳みかけるような早口のメロディとハイスピードのパワフルなサウンドが特徴で、“勝負を決めろ”と歌詞も力強い。

そして、どちらのユニットにも未参加の平井美葉・小林萌花・里吉うたのは、3人で新曲「We Need a Name!」を歌っている。最初はしっとりと始まり、ビートやサウンド感がどんどん変わっていく爽快さあふれるナンバーで、どこかミュージカルっぽさがあるのもポイント。ユニット名がないことを自嘲気味にネタにして、“ウチらを「その他」と呼ばないで!”や“ウチらの名前を考えて!”と、3人の切実な想いが込められた。

ほかに、平成・'90年代に流行したダンスビートを令和元年に取り入れた「元年バンジージャンプ」、シンセサウンドに混じって太鼓や三味線の音も飛び出す“ EDM+和” の「恋愛奉行」。ラストには、オルガンの音色がブルージーなナンバー「伸びしろ 〜Beyond the World〜」を収録した。「伸びしろ 〜」はどこか懐かしさのあるソウルバラードで、巧みなコーラスとフェイクを織り交ぜたソウルフルな歌い回しが聴き応えたっぷり。12人のポジティブな思いがあふれ、聴いているこちら側も自然と背中を押されて勇気が沸いてくる。

初代モーニング娘。を始め、ハロー!プロジェクトが世に送り出してきた数多くのグループの良いところを少しずつ受け継ぎながら、良い意味で異質な存在感を放っているBEYOOOOONDS。歌の上手さはもちろん、役になり切った台詞、何ごとにも臆さない突き抜け感。デビューの時点でメンバー全員が実に器用で勢いがあったが、その勢いのまま、アイドルとしての新境地を切り拓いていく姿勢を証明するアルバムとなった。

一言メモ

ピアノが得意な小林萌花は「アツイ!」の音源でも演奏している。

(取材・文:榑林史章)

BEYOOOOONDS リリース情報

BEYOOOOOND1St

▲初回生産限定盤A

BEYOOOOOND1St

NEW ALBUM
12.14 RENTAL
11.27 on sale

初回生産限定盤A(CD+BD):EPCE-7543〜4 6,600円(税込)
初回生産限定盤B(2CD):EPCE-7545〜6 4,400円(税込)
通常盤(CD):EPCE-7547 3,000円(税込)
TSUTAYA 予約/購入特典
先着特典
①オリジナルA4サイズクリアファイル
②ポストカード付応募ハガキ
抽選特典
A賞:サイン入りB5サイズメンバーソロ写真(各3名様、お客様のお名前入り)
B賞:メンバー全員サイン入り告知ポスター(5名様)

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