【連載】LIFE相場正一郎さんと12カ月の道具たち:2月はメガネを使い分けて日々のおしゃれを楽しむ

【連載】LIFE相場正一郎さんと12カ月の道具たち:2月はメガネを使い分けて日々のおしゃれを楽しむ

2003年、代々木八幡商店街にレストラン「LIFE」はオープンした。訪れた人を心地よく包み込むような空間とほっとさせる料理だけでなく、カルチャーやライフスタイルの発信地としても多くのお客さんから愛されている。

そんな「LIFE」の生みの親であるオーナーシェフ・相場正一郎さんは、自他ともに認める“道具好き”。食はさることながら、山登り、サーフィン、インテリア、カメラなど、さまざまなことに造形が深い相場さんは、一体どんな道具たちと寄り添いながら一年を暮らしているのか。その月ごとの欠かせない愛用の道具をひとつずつピックアップして、相場さんと道具たちのストーリーを紡いでいく。

第11回目となる2月は、相場さんのトレードマークとも言えるメガネのお話。相場さんならではの選び方や楽しみ方とは。

自分だけがわかる微妙な差を楽しむ

――相場さんといえばべっこうメガネの印象が強いですが、いつ頃からメガネを掛け始めたのでしょうか?

LIFEでホールを始めたときからですね。視力は0.7ほどあるので日常生活は裸眼でもさほど支障はないのですが、入り口のお客さんがよく見えなかったのでそれを機にかけはじめました。

――とてもお似合いです。メガネを購入する際のポイントなどありますか?

昔は黒ぶちなど色々なタイプのメガネを買っていたのですが、年齢とともに自分に似合う色や形がわかってきたので、あまり冒険はしなくなりました。最近はなるべく同じような雰囲気のものを購入しています。現在使っている数本も自分だけがわかるような微妙な差を楽しんでいますね。

――たとえばどのような違いでしょうか?

メインで使っている2本ですが、1本はフレームの上部が丸みを帯びていてちょっとひょうきんな印象なので若いスタッフと仕事をするときにチョイスすることが多いです。もう1本はフレームの上部が平らできちんとした印象なので打ち合わせや目上の方とお話するときによく選びます。

LIFEスタッフはメガネ好き?

――面白いですね。メインの2本以外はどのような使い分けをされているのでしょうか?

メイン2本以外はレンズに少し色が入っているのでほぼプライベート使用ですね。「OLIVER PEOPLES」の少し暗めなレンズのメガネは遊びに行くときに使います。最も色の濃いレンズのメガネは、それこそ旅行に行くときに使っていますね。ハワイも好きで毎年行っているのですが、色が濃いと目が楽なんです。

――さりげない使い分けが本当におしゃれです。ちなみにお気に入りのブランドはありますか?

「OLIVER PEOPLES」が多いですね。ほかは「MOSCOT」やヴィンテージのものでしょうか。恵比寿にある「Continue」で購入することが多いです。ちょっとしたひび割れなんかも直してくれるんですよ。

――自分に似合うメガネを見つけるのはなかなか難しいと思うのですが、信頼できるお店があると安心して購入できますね。

「Continue」ももちろんですが、LIFEでもメガネスタイリストの藤裕美さんにお願いして、お客さんそれぞれに似合うメガネを選んでもらうイベントを行ったこともあります。

――どおりで、LIFEのスタッフさんはメガネをおしゃれに楽しんでらっしゃる方が目立ちますね。

本当に偶然なのですが、僕とおそろいのメガネを付けているスタッフもいます。趣味が似ているんですかね? 気付いたときはびっくりしました。

なりたい自分をイメージしてチョイスしてみる

――相場さんにとってのメガネの魅力は何でしょうか?

プロダクトとして好きですね。個人的に使い込まれた風合いが好きなので、新品をそのまま使うよりもプラスチック磨きを使ってわざとヴィンテージ感を出してみたりもしています。メタルフレームも好きなのですが、神経質に見えそうで控えていますね。

――相場さんのメガネは印象的でありながら温かみも感じられて、LIFEのイメージとも非常にマッチしていますね。

メガネは身に付ける人のイメージを印象づけるアイテムなので、逆手にとって自分の生き方といいますか、思い描くストーリーに合わせてチョイスしてみるのも面白いと思います。

(インタビュー・文:山本加奈子、撮影:MASA(PHOEBE))

「LIFE」オーナーシェフ
相場 正一郎

イタリアのトスカーナ地方で料理修行をした後、2003年に代々木公園にカジュアルイタリアン「LIFE」をオープン。現在、「LIFE son」「LIFE Sea」など全国に5店舗を運営する。店舗では、イベントの開催、オリジナルプロダクトの制作、地元の情報を集積したフリーペーパー『PARK LIFE』の発行など、カルチャーの発信地としても多くのファンを持つ。最近、渋谷の東急本店に抜ける長い一本道「奥渋谷」に話題の店が続々と増えているが、その走りとなったパイオニア的な店が「LIFE」と言える。

著書は『世界でいちばん居心地のいい店のつくり方』(筑摩書房)『LIFEのかんたんイタリアン』(マイナビ)『LIFE OF THE MIND』(ネコ・パブリッシング)など。

公式サイト

■他の月の「【連載】LIFE相場正一郎さんと12カ月の道具たち」を読む

4月はイタリア時代からの相棒・カメラと旅立つ
5月は思い出のインテリアを囲んで家族と寄り添う
6月の朝はコーヒーと読書ではじめる
7月は手作りボードで、サーフィンと仕事の波に乗る
8月は愛車ディフェンダーでドライブ。山へ海へ
9月はグリーンを飾ってお客さんをもてなす
10月はとっておきの調理道具で料理を作る
11月の休日は男のアウトドアを楽しむ
12月はお気に入りの食器&カトラリーで食卓を彩る
1月は憧れの人ゆかりの腕時計で時を刻む
3月は愛用の道具を鞄に詰めて街へ繰り出す

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