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弱冠24歳の新鋭による初監督作『かしこい狗は、吠えずに笑う』監督・渡部亮平×犬童一心インタビュー

弱冠24歳の新鋭による初監督作が海外•国内映画祭で話題沸騰! 『かしこい狗(いぬ)は、吠えずに笑う』の渡部監督と彼の才能を絶賛する犬童一心監督から話を聞いた。
「最初で最後の作品になるかもしれなかった」(渡部)
「予備知識がないからこそ楽しめる映画」(犬童)
犬童:作品を観たとき、「この人は脚本が書ける」と直感しました。サスペンス映画じゃなくても、中身がサスペンスになっている。最後まで飽きさせないところがよかった。
渡部:観客が今、どんなテンションで観ているかを意識して書いていたので、自然とサスペンスになっていったのかもしれません。
犬童:主演二人の初演技も新鮮だったね。
渡部:mimpi*βは歌手で、ライヴでの表現力に惹かれて、声をかけました。いずみちゃんには役柄同様、どこか“裏の顔”を感じたんですよね。なのでアテ書きした部分もあったりして。僕も演出は初めてだったので、その分たくさんリハーサルをしました。
犬童:3ヵ月かけたとか? そこまで時間をかける監督は世界中で渡部くんだけ(笑)。
渡部:上京したばかりで映画を撮ってる友達が周りに一人もいなかったんですよ…。
犬童:才能のある人が“無知”なときこそ、面白いことが起こるんだよね。時間はたっぷりあるし、すべてを自分の思うように進められるのが、自主映画の醍醐味だと思う。
渡部:確かに、最初で最後の映画になるかもしれなかったので楽しんで撮っていました。
犬童:遺書みたいな映画じゃなく“娯楽”として成立させているのがスゴいなと思う。前半の夕景や終盤のアパートの暗い一室など、俳優に頼り切らない“画の組み立て方”が緻密に考えられているというか。
渡部:ありがとうございます。劇場公開もそうですが、DVDになるなんて夢みたいです。
犬童:観る側が監督も俳優も知らない、予備知識がないからこそ楽しめる映画。今後、本当に面白い自主映画を厳選したシリーズが作られれば、映画の裾野がもっと広がっていくんじゃないでしょうか。(取材・文:平井万里子/撮影:神保達也)
◆PROFILE
渡部亮平/RYOHEI WATANABE
’87年愛媛県生まれ。シナリオ作家協会シナリオ講座第53期研修科修了。’14年は犬童監督が企画と総合演出を手がけたTVドラマ『セーラーゾンビ』で監督・共同脚本を務めた。
犬童一心/ISSHIN INUDO
’60年東京都生まれ。近年の監督、演出作に『のぼうの城』(’12)、『ダークシステム 恋の王座決定戦』(’14)ほか。新作ドラマ『グーグーだって猫である』がWOWOWで放映中。
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