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『秘密屋』川岸優雅(井沢サトシ)役 白石隼也 インタビュー
人の弱みに付け込む仕事の非情さに戸惑う主人公の葛藤を、メリハリある芝居で表現した白石隼也。その演技にこめたこだわりとは…?

「裏社会で生きる男のカッコよさにこだわりました」
最初に脚本を読んだ時に、秘密屋という裏社会で生きる人たちに興味を持ちました。アウトローで危険な香りがするんだけど、惹かれてしまう。きっと男ならそういう世界に憧れる瞬間があると思うんです。そんなドラマかなと期待していました。
僕が演じている主人公の川岸優雅は親の借金から逃れるために本名を捨てて別人となって生きてきたワケありな男。でも、そういう複雑な過去はあるけれど、彼は根がとても純粋だし、真面目ないいヤツなんです。これまで僕が演じてきたキャラクターの中でも、今回は役柄としてはイメージしやすかったですね。とは言え約1時間という尺の中で、好青年だった主人公が、秘密屋として裏社会の住人になったことでさまざまな経験をして、少しずつやさぐれていく。その変化をどうやって表現すればいいのかは常に考えていました。これだけ主人公の人柄が変わっていく作品もあまりないので芝居が難しい部分もありました。それでも、本編よりも物語が長い脚本の準備稿があって原作の小説もあったので、それらを読んでヒントにして役作りにつなげていきました。撮影期間も短く、5日間という限られた日数で、もちろん撮影もストーリー順ではない。そんななかで、前後のつながりを頭でイメージして、橋本光二郎監督の演出にも助けられながら一人の人間が変わっていくさまを表現していきました。
今回の作品で、特に僕が重きを置いたのは、裏社会で生きる男たちのカッコよさです。実は、『仁義なき戦い』のような任俠映画が好きなんですが、そこで描かれている裏社会に生きる男たちの世界って、一般的には悪として映るけど、彼らにも守るべきルールはあって、そのなかで生きていると思うんです。作品こそ違いますが、そんな世界で生きている男たちのこだわりを、僕もうまく表現できたらいいなと考えながら演じていました。共演した鶴見辰吾さんもダンディでとてもカッコいいし、そういうお芝居をされるんです。だから、僕がダサく見えちゃいけないと心がけました。
『仁義なき戦い』のように裏社会を描いた任俠映画の面白さを、もっと気軽に感じてもらえる作品になっているので、若い人たちにも楽しんでもらえると思います。
◆PROFILE
白石隼也
'90年神奈川県生まれ。「第20回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で準グランプリを受賞。映画『制服サバイガールⅡ』('08)で俳優デビュー。TVドラマ『仮面ライダーウィザード』('12〜'13)に主演。出演映画『ストレイヤーズ・クロニクル』が'15年に公開。
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