ホストクラブを舞台に、借金返済に追い込まれる最下位ホストと全く頼りにならない仲間たちの12時間を描いたコメディ映画『明烏 あけがらす』が公開初日を迎え、主演の菅田将暉ほか城田優、若葉竜也、吉岡里帆、柿澤勇人、松下優也、新井浩文、ムロツヨシ、福田雄一監督がゲストに登場し、舞台挨拶を行なった。

ムロさん！監督！ みんなを喋らせて!!

上映後の舞台挨拶ということで、基本ネタバレありのトーク。それをリードするのはムロツヨシと福田監督。ムロの「菅田くん、今そんな髪型なの？」に始まり、「ムロさんが福田監督の作品に出すぎているので、ホモなんじゃないかって説があって。今日も朝から監督とムロさんだけいないからまさか…って（笑）」（新井）「吉岡、今日貞子みたいな恰好だな！ 舞台挨拶だぞ!!」「城田くんの『ハゲ散らかせ！』が大好き」（福田）などなど話があっちこっちに飛び交い、まさに「現場の打ち上げ」状態に。しかもスタッフが喋らせたい出演者を差し置いてとにかく突っ走るムロと監督…。

そんな雑踏トークが展開される中で菅田が「楽しい現場でした！」とコメントするのがやっとなくらい、ムロと監督の口が止まらない。これには新井もたまらず「両脇、しゃべりすぎじゃね？（笑）」とツッコむもムロは「毎回二言しか喋らせないから、司会者置かなくなっちゃったんだもん（笑）」、監督も「雇うお金がもったいないもん（笑）」と開き直り（？）。

ちなみにこの日一番声援を集めていたのは、ムロ。フォトセッションの時にも「菅田将暉です！」とムービカメラに向かってふざけたり、終始場をリード。菅田ら出演者も会場と一体となって爆笑続きの舞台挨拶はドタバタする中、あっという間に幕を閉じた。

★『明烏 あけがらす』主演・菅田将暉インタビュー「ムロさん、佐藤二朗さんを笑わせたい」

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映画『明烏 あけがらす』
新宿バルト9ほか全国公開中

■ストーリー
借金返済期限が迫ったホストのナオキ。返済金1,000万円を用意出来た事を祝って同僚と宴会を開く。翌日の夕方に目を覚ますと、お金がどこにもない。お店の同僚に聞いても誰も、そんなお金を見ていない。どうやらお金を用意出来たのは夢だったらしい。。。金を用意できなければ東京湾の底に沈められる。同僚ホスト、金の払えない女性客、上京してきた父親、そして借金取り。人はどんどん出てきますが、全員頼りになりません。

脚本・監督：福田雄一
出演：菅田将暉、城田優、若葉竜也、吉岡里帆、柿澤勇人、松下優也、新井浩文、ムロツヨシ、佐藤二朗
本編：106分
主題歌：[Alexandros] 「ワタリドリ」(ユニバーサルJ／RX-RECORDS)
配給：ショウゲート