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『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』と併せて観たい! 犬と飼い主の友情や愛を描いた映画5選

(C) 2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved. PEANUTS (C) Peanuts Worldwide LLC
今年、チャーリー・ブラウンと愛犬スヌーピーの友情や、愉快なキャラクターたちが織りなす平和な日々を描いたロングセラーコミック「ピーナッツ」が、その誕生から65年を迎えた。そのアニバーサリーイヤーを祝うに相応しい、「ピーナッツ」史上初の3DCGアニメーション『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』が12月4日より全国公開中だ。そこで今回は、同作と併せて観たい、犬と飼い主の友情や愛に溢れた関係を描いた映画を5本紹介する。
『いぬのえいが』(04)
犬童一心ら総勢7名の監督が、愛犬と飼い主の姿をオムニバス形式で描いた『いぬのえいが』。本作のエピソードはどれも秀逸だが、筆者イチオシは、宮崎あおい演じる女子高生と愛犬の成長を描いた、「ねぇ、マリモ」だ。主人公の少女が高校生になるまでの成長に、常に寄り添う愛犬マリモ。ずっと一緒にいられると思っていた少女だったが、次第にマリモとの別れが来ることを自覚していく…。
少女とマリモの別れのシーンに至るまでの積み上げが秀逸で、マリモの元に必死で帰ろうとする少女の姿には号泣必至。そしてたびたび挿入される、「ねぇ、マリモ」というボイスオーバーがとても良い。筆者は初めて本作を見てから、「ねぇ、マリモ」という少女の慈愛に満ちた語りかけを聴いただけでも、涙が零れるようになってしまった。
『南極物語』(06)
フランク・マーシャルがメガホンを取り、今は亡きポール・ウォーカーが主演した『南極物語』は、南極でガイド業を営む主人公と、彼の8匹の愛犬とが織り成す愛のドラマを描いた感動作だ。主人公のジェリー(ポール・ウォーカー)はマクラーレン博士(ブルース・グリーンウッド)の依頼で、危険な地帯へのガイドを依頼される。ツアーは順調に進んだが、帰路で思わぬ事故が発生し、博士は負傷、ジェリーもベースを離れて病院へ向かうことに。犬たちに「すぐ戻る」と語りかけるジェリーだったが、予期せぬ大嵐によってベースに戻る道が絶たれ、ジェリーは犬たちを置き去りにせざるを得なくなってしまう…。
本作は、高倉健主演で日本中を涙で包んだ名作『南極物語』のリメイク作品なのだが、物語の展開は大きく異なり、製作を担当したディズニーらしいストーリーと演出にはリメイクとしての魅力を感じる。厳しい環境下でジェリーの帰りを待ち続ける8匹の忠誠心、そして彼らに訪れる厳しい現実、愛する犬たちを救うために再び南極へ向かうジェリーの愛には涙させられるだろう。
『マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと』(08)
ジョン・グローガンの同名エッセイを、デヴィッド・フランケル監督×オーウェン・ウィルソン主演で映画化した『マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと』は、そのタイトル通り、おバカな犬マーリーと、その飼い主夫婦であるジョン(オーウェン・ウィルソン)と ジェニー(ジェニファー・アニストン)が繰り広げる愉快な日々を描いたコメディだ。マーリーは賢く躾が楽と言われるラブラドール犬なのだが、史上稀に見るおバカ犬で、トレーナーも匙を投げるほど。しかし、マーリーが巻き起こすトラブルをジョンがコラムに執筆すると、驚くほど大ウケする。マーリーに振り回されながらも楽しい日々を送る夫婦は、念願の赤ちゃんも授かり、全てが順調に見えた。しかし…。
「ラブラドールは賢い」という常識があるだけに、マーリーが繰り広げるおバカな一挙手一投足は余計に笑える。マーリーを中心とした笑いが際立つ本作だが、世間の夫婦にとって等身大の問題が描かれることで感情移入を促すのも巧い。そしておバカだったマーリーが終盤で見せる姿は、それまで積み上げられてきたおバカ犬と大きなギャップを生み、観る者の涙を誘う。
『HACHI 約束の犬』(09)
死去した飼い主の帰りを東京・渋谷駅の前で約9年間に渡って待ち続けたという「忠犬ハチ公」の物語を映画化した『ハチ公物語』(87)は、邦画史に残る傑作と評されて久しい。しかし、同作のリメイク作品で、一匹の秋田犬と飼い主の男性の感動的なドラマを描いたアメリカ映画もまた素晴らしい。その映画こそ、ラッセ・ハルストレム監督の『HACHI 約束の犬』だ。主人公は、名優リチャード・ギアが演じる大学教授のパーカー。ある日パーカーは、駅で迷子になっていた秋田犬を見つけて保護する。そしてパーカーは、ドッグロスに苦しむ妻の反対を押し切り、迷子犬をハチと名付けて共に暮らすことを決める。こうして始まった新生活の中でパーカーの愛を一身に受けたハチは、いつの間にか朝はパーカーを駅まで見送り、午後5時になると彼の帰りを駅で待つようになっていた。誰の目にも明らかな飼い主と愛犬の愛情。しかし、その関係はふいに訪れた悲劇によって引き裂かれることになる…。
主演のリチャード・ギアは大の愛犬家で、本作の脚本を読んだ時には号泣したという。そんなリチャード・ギアのいぶし銀な名演が光る本作だが、それ以上の輝きを放っているのが、ハチを演じたフォレスト、レイラ、チーコという3匹の秋田犬。3匹が見せる純粋な忠誠心と、あまりにも悲しいパーカーとの別れには、誰もが涙してしまうだろう。
『愛犬とごちそう』(14)
最後に紹介するのは、世界中で大ヒットを飛ばした『ベイマックス』(14)と同時上映された短編アニメーション『愛犬とごちそう』だ。本作で描かれるのは、ある男性に拾われた1匹の犬:ウィンストンの成長と、彼が食べる「ごちそう」の数々。
動物のデフォルメや擬人化はディズニーの十八番だが、本作におけるウィンストンはあくまでも普通の犬として描かれており、その姿は極めて「犬的」でリアリティがある。ウィンストンの姿を物語の主軸に置く一方で、飼い主の男性の人生にも十分なドラマ性が与えられているのもグッド。一心不乱に「ごちそう」を食べるだけだったウィンストンが、飼い主のためを思って終盤で見せる愛犬としての成長には涙させられる。わずか6分少々で愛犬と飼い主の関係のみならず、ラブストーリーを表現しきってしまう作劇性の高さは、「流石、ディズニー」の一言に尽きる。
(文・岸豊)
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