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『きみといた2日間』(15)と併せて観たい! 恋愛に悩む男女を描いた映画4選

(C)2013 APARTMENT TWO, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

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インターネットでの出会いを通じた恋愛に悩む男女の姿を描いた映画『きみといた2日間』が全国公開中だ。そこで今回は、同作と併せて観たい、恋に悩む男女の姿を描いた映画を4本紹介する。

『マンハッタン』(79)

ウディ・アレン監督の『マンハッタン』は、ニューヨークのマンハッタンを舞台に繰り広げられる恋愛模様を描いた作品。テレビ作家で42歳のアイザック(ウディ・アレン)は、高校生トレーシー(マリエル・ヘミングウェイ)と交際していた。ある晩に彼は、友人で学校教師のエール(マイケル・マーフィー)から、妻とは別に、編集者のメリー(ダイアン・キートン)を好きになってしまったことを相談される。そんなある日、アイザックはメリーと偶然に出会う。会話が噛み合わないメリーに辟易するアイザックだったが、後日パーティで再会した2人は、打ち解けて友人に。次第にアイザックは、自分には若すぎるトレーシーと、年齢的にはぴったりのメリーの間で揺れ動くようになり…。

ウディ・アレンは数多くの女優と共演してきたが、私的にはダイアン・キートンとの共演で最も輝きを放つように思う。本作でアイザックとメリーが見せる会話は、皮肉が込められていながらも軽やかに弾み、フィーチャーされているジョージ・ガーシュウィンの音楽のように聞き心地が良い。ゴードン・ウィリスの撮影によるコントラストの効いたモノクロ映像も素晴らしく、ガーシュウィンの音楽と共に映し出されるニューヨークの街並みは、煌びやかで美しい異国情緒を感じさせる。ラストシーン、身勝手ながらも素直な言葉で、本当に愛する人に思いを伝えるアイザックが見せる笑顔にもぐっとくる。

『恋人たちの予感』(89)

あなたは「男女の友情」が成立する派?それとも成立しない派?ロブ・ライナー監督×メグ・ライアン×ビリー・クリスタル主演で贈る『恋人たちの予感』は、ある男女の12年間を通じて、「男女の友情が成立するか」を描くラブコメディだ。物語は1977年から始まる。ふとしたことから知り合ったサリー(メグ・ライアン)とハリー(ビリー・クリスタル)は正反対の性格だったが、2度の再会を経て友人になることに。それから2人は「男女の友情」を紡いでいくのだが、ふとしたことで2人の関係は変化してしまい…。

友達になったサリーとハリーが、お互いを意識しつつも、「友達だから」という理由で恋愛感情を抑える姿にはもどかしさを感じるが、もし自分が同じ立場だった場合を考えると、なかなか難しい問題だ。仮に恋人になったとして、別れたら友達に戻れるのか?もう以前のように話すことができなくなるのでは?この悩ましい問題に、本作は1つの答えを提示する。しかし重要なのは、選択そのものではなく、何故その選択をしたかという理由づけだ。本作最大の見所は、その選択の理由をハリーが語るクライマックス。年明けのカウントダウンと共に溢れ出す飾り気のない言葉の数々は、どんな口説き文句よりも心に響く。

『ユー・ガット・メール』(98)

ネットでの出会いを描いた作品は、『きみといた2日間』だけではない。メグ・ライアンとトム・ハンクス共演の『ユー・ガット・メール』は、チャットをきっかけに出会った男女が、秋のニューヨークで織りなすロマンスを描いた作品。子供向けの書店で働くキャスリーン(メグ・ライアン)は、チャットで出会った「NY152」とのやり取りを楽しんでいた。そんなある日、キャスリーンの書店の近くに、大型チェーン書店フォックス・ブックスが出店する。キャスリーンは客を奪われ、店の売り上げは激減。そして皮肉なことに、「NY152」の正体は、フォックス・ブックスの御曹司ジョー(トム・ハンクス)だった。私生活では商売敵として言い争うばかりの2人だったが、互いの正体を知らないチャットでは親密になっていき…。

『恋人たちの予感』で「ラブコメの女王」としての地位を確立したメグ・ライアンと、ハリウッドきっての演技派として順調にキャリアを重ねていったトム・ハンクス。共演するべくして共演した名優2人が見せる軽快な掛け合いは見事の一言に尽きる。「ドラマチック・アイロニー」(登場人物=キャスリーンだけが気づいていないストーリー上の秘密)を用いた脚本も素晴らしく、ニューヨークが誇るアッパー・ウェスト・サイドの美しい街並みも必見だ。ちなみにライアンとハンクスは『めぐり逢えたら』(93)でも共演しているのだが、本作とは全く違う恋愛模様を見せてくれるので、見比べてみるとより楽しむことができるはずだ。

『her/世界でひとつの彼女』(13)

スパイク・ジョーンズ監督×ホアキン・フェニックスのタッグで贈る『her/世界でひとつの彼女』は、失恋から立ち直ろうともがく男と、彼に寄り添う人工知能型OSの恋愛を描いた作品。舞台は近未来のロサンゼルス。主人公のセオドア(ホアキン・フェニックス)は、恋人のキャサリン(ルーニー・マーラ)と別れて落ち込んでいた。その寂しさを紛らわせるために、セオドアはユーザーに合わせて適合・成長する人工知能型OSを購入し、サマンサと名付ける。自分の全てを理解し寄り添ってくれるサマンサに、セオドアは恋愛感情を抱くようになるのだが…。

人間と人工知能の関係は、往々にして攻撃者と被攻撃者という図式で描かれがちだ。しかし本作は、恋愛という身近なテーマを触媒に人間と人工知能の関係を描くことで、ストーリーに新鮮さと、誰もが感情移入できる真実味が付与されている。また、本作のサマンサほど洗練されてはいないものの、スマホには秘書機能アプリが搭載されており、ユーザーの問いかけに対して的確なレスポンスを返してくれることから、本作がそう遠くない未来を描いているのも感慨深い。

(文・岸豊)

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