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KENCHI(EXILE)が選ぶ「男の生きざまを感じる映画」10本
EXILEの中でも1、2を争う映画好きで、『月刊EXILE』での映画の連載も好評なKENCHIさん。60年代から00年代まであらゆる時代の男たちの信念や絆、葛藤を描いた映画を紹介します。
※ピックアップ作品は、2012年末に発行された『シネマハンドブック2013』掲載のものとなります。ご了承ください。
KENCHI(EXILE)が選ぶ「男の生きざまを感じる映画」10本
ベトナム戦争真っ只中、得意のマシンガントークとロックンロール満載の放送で兵士たちの人気を得るDJの姿を通して、戦争の悲惨さを問うヒューマンドラマ。
デニス・ホッパー監督が、構成員7万、年間400件の殺人事件を引き起こした、600もの実在のストリートギャング団間の抗争を描く衝撃作。主演はショーン・ペン。
『フェイク』―ドニーとレフティ、二人の生きざまと絆にしびれた
人生で3本の指に入る大好きな映画です。ジョニー・デップ扮する潜入捜査官ドニーが、アル・パチーノ演じる、調べるべき相手レフティと友情を築いてしまうんですが、“嘘から出た実”というか、皮肉なんだけど、観ていると人間的には正解なんだよなと思ってしまう。
そしてレフティの最後のセリフ『お前だから、許せる』にもしびれました。任務よりも大切なことに気づくドニーと、自分が信じたものを信じきるレフティ。二人の生きざまと絆に感動しました。男には必ず薦めます。女の子でも、男の友情モノが好きならぜひ観てほしいですね。
『グッドモーニング、ベトナム』―音楽やしゃべりの力で人に勇気を与えるのってすごい
ロビン・ウィリアムズが昔から好きなんです。映画での役柄ももちろんですが、本人も人を笑わせるのが好きな人ですよね。そんな彼の出演作の中でも、この作品は特に熱量が高かった。
ラジオDJって、言ってみたらそこまでかっこいい設定じゃないのに、信念を貫く姿を見ていくうちに、最後はかっこよく見えてくるんですよね。それに、彼のように戦場の兵士にとっての癒しの存在の人って、きっといたんだろうなと思わせるリアリティがありました。僕もこういう仕事をしているので、音楽やしゃべりの力で人に勇気を与えるのってすごいと思います。
『ゲット・オン・ザ・バス』―スパイク・リーはその時代の社会問題をうまく取り入れている
大好きなスパイク・リー作品の中で、“生きざま”と言ったらこれかなと思って選びました。ワシントンのデモ行進を見に行くためにバスに乗り込んだ黒人たちの群像劇です。元々、ブラックミュージックやダンスなどの黒人文化が好きだったんですが、表面的なところしか見られてなくて。
その点、スパイク・リーという監督は、その時代の社会問題や人種問題をうまく取り入れているんですよね。バスの乗客一人ひとりのさまざまな生きざまがフィーチャーされていて、そのシーンの“代表”としてバスに乗っている。最後のシーンは泣きましたね。
『ダークナイト』―ヒーローも葛藤し、悪役がいることで さらに追い詰められていく
亡くなってしまったからカリスマ度が増しているというのもあるかもしれませんが、ヒース・レジャーのジョーカーは最高でしたね。そして、監督がクリストファー・ノーランになってからバットマンの描き方がガラッと変わりました。市民を悪から守る、その裏側でヒーローも葛藤していて、さらにジョーカーがいることで追い詰められていくという展開がよかった。
ヒーローの“光”だけ描いていたらただのエンターテインメントで終わるけど、内面までえぐった“影”の部分もきちんと描かれていて、映画を3本分観たぐらいの満足感を得られましたね。
『スカーフェイス』―主人公の真似はできないが、心の中には飼っておきたい
アル・パチーノも大好きな役者さんです。トニー・モンタナの成り上がっていくさまは、現実的にマネはできないけど、心の中にはトニーを飼っておきたいなと(笑)。決して守りに入らないところにもあこがれます。
人生の教訓になるセリフもたくさんあって、中でも『俺の武器はガッツと信用だ』というセリフが好きですね。ちなみに、ボスの女を車に乗せるシーンで、彼女の帽子をかぶってニヤッと笑うんですが、これはパチーノのアドリブらしくて。実際、女優さんも素でクスって笑ってしまってるんです。そんな楽しみ方も面白いなと思った作品です。
『カラーズ/天使の消えた街』―“もしも…”はよく考える。ちょっと女々しいけど(笑)
ベテラン刑事と新米刑事という構図ってありがちじゃないですか。でもこれは刺さりましたね。変にベテラン刑事の方が“教えよう”としていないのがいい。結果としてベテラン刑事の思いが新米に伝わり、その新米がその下の新人に同じことを言うんですが、思いはつながっていくんだなと感じましたね。
昔観たときは、ショーン・ペンの演じた新米刑事に感情移入しましたけど、一度観るとベテラン刑事側から観たくなる。今は両方の気持ちがわかります。また、この作品もストリートでの抗争という当時の社会問題が描かれている点で、面白かったです。
『ターミネーター2』―この映画に限らず、人と人との関係性が見える作品が好き
これも3本の指に入る好きな映画です。観た当時は小学校高学年ぐらいで、海外にあこがれを抱いていた時期でもあったので、アメリカのゲーセンで遊んだり友達の家の倉庫を溜まり場にしたりという文化がかっこよく見えて。そこにターミネーターが現れるわけですが、こういう兄貴分がいたらいいなと思いましたね。
ジョンと心を通わせ、人間らしくなる過程もよかった。この映画に限らず、人と人との関係性が見える作品が好きなんですよ。だからこそ、最後のシーンはショックでした。続編も作られましたが、僕の中では『2』で終わってます(笑)。
『アラバマ物語』―完璧だけど親近感のある 等身大のヒーロー
グレゴリー・ペックがかっこよすぎますよね。理想の父親で、理想の弁護士。大きな権力に屈することなく、自分の正義や真理を追求する姿がかっこよかった。完璧なんだけど、スゴすぎずにどこか親近感のある等身大のヒーローというところも魅力的でした。『月刊EXILE』の連載で、映画の中の“ジェントルマン”になりきる企画があるんですが、この映画の場面を再現しました。男ウケがよかったですよ。
『アメリカン・ヒストリーX』―この生きざまを観ないと 人生損をすると思う
刑務所に入る前と後で罪の意識から性格が変わってしまった兄と、兄のせいで自分の人生は変わったと恨む弟。その兄弟間のすれ違いがよく描かれています。最後が切なすぎるんですけど、なぜかまた観たくなる。バッドエンドの方が記憶に残りますよね。
エドワード・ノートンの役づくりも強烈で、僕自身、実際にこういう人だと思って観ていたぐらいです。この生きざまを観ておかないと、人生損しますよ。
『イントゥ・ザ・ワイルド』―主人公はすべて放棄して 何を探しに行くのか?
主人公が心の内に抱えているものは何なのか、すべて放棄してまで何を探しに行くのか、しかも実話ということでより興味がわきましたね。それと、主人公が旅先で偶然出会う人たちに小さな変化をもたらすという奇跡は、僕も昔、いろんな国を旅していたので共感できます。この主人公のように、今の世の中、文明が発達するにつれて、その波についていけない人もいる。それがとても皮肉だなと思います。
写真:(C) MANDALAY ENTERTAINMENT. ALL RIGHTS RESERVED. (C) Touchstone Pictures Everett Collection/アフロ (C)2008 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved. BATMAN and all related characters and elements are trademarks of and (C) DC Comics. (C) 1983 UNIVERSAL STUDIOS. ALL RIGHTS RESERVED. (C) 2010 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved. Distributed by Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. (C) 1991 - STUDIOCANAL - all rights reserved FILM (C) 1962 PAKULA-MULLIGAN PRODUCTIONS, INC. & BRENTWOOD PRODUCTIONS, INC. SPESIAL EDITION (C) 1998 UNIVERSAL HOME VIDEO, INC. ALL RIGHTS RESERVED. (C) 1998 New Line Productions, Inc. All rights reserved. MMVII by RIVER ROAD ENTERTAINMENT, LLC and PARAMOUNT VANTAGE, A Division of PARAMOUNT PICTURES CORPORATION. All Rights Reserved.

KENCHI
1979年神奈川県生まれ。EXILEのメンバー。18歳よりダンスを始める。'07年、J Soul Brothersのメンバーに抜擢され、'09年、EXILEのパフォーマーとなる。
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