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【第69回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞!】グザヴィエ・ドラン監督の抑えておくべき映画3選

ケン・ローチ監督作品『ダニエル・ブレイク』のパルムドール受賞で幕を閉じた第69回カンヌ国際映画祭。『まさに世界の終わり』では惜しくも同賞を逃したものの、見事グランプリに輝いたグザヴィエ・ドラン監督は、27歳にして数々の受賞歴を誇る若き天才監督で、映画好きなら是非チェックしておきたい存在だ。そういうわけで、今回はドラン監督の抑えておくべき映画を3本紹介する。

ユーモアと皮肉に満ちた三角関係

『胸騒ぎの恋人』

『胸騒ぎの恋人』

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<あらすじ>ゲイのフランシス(グザヴィエ・ドラン)とストレートのマリー(モニア・ショクリ)は、ひょんなことから二コラ(ニールス・シュナイダー)という青年を共に好きになってしまう。一緒に時を過ごして交流を深めていく3人だったが、二コラへの恋心は、いつしかフランシスとマリーの間に緊張を生んでしまい…。

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三角関係を描く作品は多いが、本作はゲイとストレートが繰り広げるという点で珍しい。ウディ・アレン作品とクラシカルなフランス映画のハイブリッドのように、ウィットに満ちたユーモアと皮肉が溶け合い、効果的に笑いが生まれ続ける構成が実に秀逸だ。ドラン監督らしい、リアルなストーリーとドラマティックな演出の対比、物語の展開を示唆する歌詞と悲しげなメロディが印象的な音楽も素晴らしい。

愛することは難しい

『わたしはロランス』

『わたしはロランス』

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<あらすじ>ロランス・アリア(メルヴィル・プポー)は、恋人のフレッド・ベレールに自分が性同一性障害であることを告白する。戸惑いながらもこれを受け入れたフレッドは、その後もロランスとの交際を続けるが、次第に二人の関係は破たんしていく。幾度かの別れと再会を経た二人は、もう一度再会することになるのだが…。

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自身もゲイであるドラン監督が、彼の作品群の中で、セクシャル・マイノリティが抱える苦悩を最もストレートに描いた作品。デビュー作の『マイ・マザー』や『胸騒ぎの恋人』と比較するとユーモアに欠けるきらいがあるために、いささか面白みを見出しづらい印象もあるが、葛藤に満ちたリアルなストーリー、そしてこれに劇的な演出を調和させ、何気ない一瞬を美しく仕立てる演出力はさすがの一言に尽きる。

発達障害の息子、彼を育てる不器用な母

『Mommy/マミー』

『Mommy/マミー』

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<あらすじ>発達障害を持つ子供の親が、新法案によって法的手続きなしで子供を施設に入所させることが可能となった架空の世界。ある日、コラムニストのダイアン(アンヌ・ドルヴァル)は、施設に放火したADHDを抱える息子のスティーブ(アントワーヌ・オリヴィエ・ピロン)を引き取ることになる。自己抑制が困難なスティーブに振り回されるダイアンだったが、隣人で休職中の教師カイラ(スザンヌ・クレマン)の手助けによって、2人の生活には少しずつ光が差していく…。

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常に感情が爆発しっ放しのスティーブの一挙手一投足には困惑させられるが、ストーリーを追うごとに彼が「いい奴」であることはひしひしと伝わってくる。だからこそ、後半に用意された、ダイアンとスティーブの悲しい別れには涙を禁じ得ない。スティーブを演じたピロンが見せる完璧な演技には脱帽するほかないが、ドルヴァルやクレマンの繊細な感情表現もお見事。前作の『トム・アット・ザ・ファーム』同様にかなり重い作品なので、好みは分かれるかもしれない。

(文:岸豊)

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アーティスト情報

グザヴィエ・ドラン

生年月日1989年3月20日(31歳)
星座うお座
出生地

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ウディ・アレン

生年月日1935年12月1日(85歳)
星座いて座
出生地米・ニューヨーク・ブロンクス

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