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【話題のテーマまとめ】大丈夫かリオ五輪!? ブラジルの危険な日常を描いた映画3選

都市部における犯罪率の増加、ファベーラ(貧民街)浄化の失敗、ルセフ大統領による粉飾決算…。好景気を誇り、人々が幸せに暮らしていたように見えた近年のブラジルだが、リオデジャネイロ・オリンピック(以下リオ五輪)の開催を直前に控えた今は、「危険な国」というイメージが強い。2014年のワールドカップでは大きな犯罪被害を生まないまま成功を収めたものの、リオ五輪には心配が募るばかりだ。そこで今回は、リオ五輪の是非について考えさせられる、ブラジルの危険な日常を描いた映画を3本紹介する。

ブラジル映画史上最高の作品とも称される傑作

『シティ・オブ・ゴッド』/監督:フェルナンド・メイレレス

<あらすじ>リオのファベーラで暮らす少年ブスカペ(アレクサンドル・ロドリゲス)は、日常的に殺人や強盗が発生する地域で育ったことが影響し、報道カメラマンになることを夢見ていた。そんなある日、街にかつて殺人を犯して行方をくらませたリトル・ゼ(レアンドロ・フィルミノ・ダ・オラ)が戻ってくる。リトル・ゼの帰還によって街を仕切るギャングたちの勢力図は一変し、人々はリトル・ゼによって支配されるようになるのだが…。

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ブスカぺの視点を通じて映し出されるリオの日常は、日本人には考えられないくらい暴力的だ。というのも、少年たちはギャングに憧れを抱いており、殺しは一人前の男になるためのイニシエーション(通過儀礼)と化しているのである。前半部分で映し出されるブスカペの青春には思わず感情移入してしまうものの、次第に暴力描写は激しさを増していき、終盤にかけては目を背けたくなるような描写が連続する。そして、実に皮肉で解決しようのない、「リオが孕む負の連鎖」を象徴するラストには、誰もがオリンピックへの不安と焦燥を抱かずにいられないだろう。

警察の腐敗を描いたクライム・サスペンス

『エリート・スクワッド』/監督:ジョゼ・パヂーリャ

<あらすじ>リオの軍警察に属する特殊部隊BOPEの部隊を率いるナシメント(ワグネル・モウラ)は、殺人部隊と揶揄されるBOPEでの任務にうんざりしていた。第一子の誕生を控えたナシメントは、ローマ教皇の訪問のためにスラム街を一掃する作戦を進めつつ、自身の継承者として2人の新人警官を育てるのだが…。

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カメラを通じて映し出される日常的な銃撃戦、警察とギャングの癒着、警察内部での権力闘争といったリオの腐敗した構造には辟易とさせられるが、ナシメントが抱える迷い、彼に育てられるネトとマチアスが織りなすそれぞれのドラマは非常に人間臭く、見る者は自然と引き込まれる。また、暴力描写に手抜きを見せないパジーリャ監督のディレクションも素晴らしい。実は製作を担当しているのは『シティ・オブ・ゴッド』のスタッフ。続編の『エリート・スクワッド ブラジル特殊部隊BOPE』も秀作なので、併せて観ることを強くおすすめする。

少年たちの目を通して映し出される警察の腐敗

『トラッシュ! -この街が輝く日まで-』/監督:スティーヴン・ダルドリー

<あらすじ>リオ郊外で暮らすラファエル(ヒクソン・テヴェス)、ガルド(エドゥアルド・ルイス)、ラット(ガブリエル・ワインスタイン)の少年3人組は、ゴミ山で財布を拾う。大喜びの3人だったが、その財布に入っていたのは、悪徳警官が抱える重大な秘密だった。3人は周囲の人々から助けを得ながら、リオに隠された秘密を明らかにしようと奮闘するのだが…。

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『エリート・スクワッド』と同様に、リオの治安悪化における根本的な要因である、警察の腐敗を描く作品(しかも、ワグネル・モウラが重要な役どころで出演している)。リオの街を駆け抜ける子供たちのアクションだけでなく、適度に散りばめられたジョークの数々も秀逸。神父のジュリアードを演じたマーティン・シーンや、ボランティアのオリヴィアに扮したルーニー・マーラなど、実力派キャストの演技もきっちり物語の脇を締めている。『シティ・オブ・ゴッド』や『エリート・スクワッド』と比較すると比較的陽性の作品であるため、このリストで一番見やすいと言えるだろう。

(文・岸豊)

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