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【大人向け】金曜ロードショー『となりのトトロ』で見逃せない名シーン5選!

3週連続、夏ジブリ!トップバッターは『となりのトトロ』(画像は「金曜ロードシネマクラブ」公式サイトより)
※2020年8月13日更新
8月14日(金)から3週連続で始まる、金曜ロードSHOW!(日本テレビ系列)の“夏ジブリ”。1週目は宮崎駿監督『となりのトトロ』。巨匠・黒澤明や、『トイ・ストーリー』のジョン・ラセター監督も絶賛したジブリの名作だ。テレビでも何度も放送されてきたので、子供のころから沢山観ている方も多いだろう。
【あらすじ】
病気で入院中の母の退院に合わせ、空気のきれいな田舎へと引っ越してきた草壁一家。好奇心旺盛な姉妹のサツキとメイは、新しく暮らし始めた家で不思議な体験をする。そんな中、妹のメイは森の中で謎の生き物“トトロ”と出会うのだが…。
そこで今回は、大人になった今だからこそ注目してほしいノスタルジックな気持ちになれる名シーンを厳選! 放送では見逃さずにチェックしていただきたい!
(1)オープニング:放送開始から見逃せない! イントロだけでテンションがあがるオープニング
トトロのテーマソングといえば何と言っても「さんぽ」。本作では、オープニングでさっそく登場する。イントロの「デン!デデデデン!」だけでテンションMAX。また、同時に流れるメイが元気に行進するアニメーションも、ノスタルジックな絵柄でなんとも懐かしい…。ぜひ童心にもどってテレビの前で口ずさんでみよう!
そのほかの劇中歌も名曲揃いの本作。筆者のおすすめは、引っ越しシーン冒頭でも流れる「五月の村」。軽快なメロディーはのどかな田園風景とマッチしていて印象的だ。
(2)序盤:サツキとメイのハイテンションすぎる引っ越し
つづいて見逃せないのは、テンションが高すぎるサツキとメイの入居シーン。家を見るなり「ぼろー!」「こわれてる!」や、マックロクロスケに「ア――――!」と叫ぶシーンは、おてんばな姉妹を象徴させる。また、どんぐりを見つてけて膝立ちで家に上がりこむサツキの姿はいかにも子供っぽく愛らしい。そんなふたりを見ていると、見るものすべてにワクワクしていた好奇心いっぱいの子供時代を思い出すかのようだ。
また、サツキたちが越してきた家の隣に住む小学生のカンタが「おまえんち、おっばけやーしき!」と叫ぶあのシーンもここで登場!お見逃しなく。
(3)中盤:甘えたいけど、強がっちゃう…
トトロに初めて出会った翌日。お父さんの仕事の関係でカンタの家で、おばあちゃんとお留守番をすることになったメイ。さびしいのを必死に我慢していたメイだっが堪らなくなってサツキに会いに来てしまった…。
「いい子にして待ってるって約束したでしょ!」と叱るサツキ。その時のメイの表情に注目! 泣きじゃくったであろう顔には、涙の跡。お姉ちゃんに弱いところは見せたくないのか、口をキッと一文字にして必死に泣くのを堪える姿。けれども、やっぱり寂しくてサツキのスカートにギュッと抱きつく…。短いシーンだが、繊細な心理描写が凝縮されたシーン。次女や次男ならば、こんな感情を一度は経験したことがあるのではないだろうか?
(4)中盤:カンタの恋心がかわいすぎる!
メイが学校に来た日の帰り道にも注目。下校中に土砂降りにあったサツキとメイが道端で雨宿りをしていると、カンタが「ん、ん!」といって傘を差し出す。カンタはその帰り道、思いを寄せる女の子にささやかながらアピールができたことに喜びが爆発。その後、お礼を言いに来たサツキと顔を合わせることもできない恥ずかしがり屋のカンタだが、感謝の言葉を耳にし興奮する姿もまた可愛らしい。恋をしていること自体が、何かイケないことのような恥ずかしいような…。そんな小学生時代の甘酸っぱい気持ちを彷彿させるシーンだ。
また、このシーンでは、カンタのお母さんのセリフにも注目。カンタへのお礼を言うサツキに、お母さんのウィットの利いた返しが絶妙すぎる。
(5)終盤:しっかり者のお姉ちゃんが、泣いた…
本作の終盤、病院から「お母さんが体調を崩してしまった」という電報が届く。おばあちゃんは「またすぐにあえるよぉ~」と慰るが、「もしかするとお母さんは死んじゃうのかも知れない」と不安に襲われ、サツキは大号泣してしまう。長子ならではの「甘えちゃいけない、しっかりしていなければならない」という気持ち。そんな押さえつけていた気持ちが爆発してしまう印象的なシーンは、同時にサツキというキャラクターの人間味を強く感じる瞬間でもある。
制作当時、鈴木敏夫プロデューサーは、出来過ぎたサツキのキャラクターについて宮崎と口論になった。その中で「このままではサツキは不良になってしまう」という鈴木の言葉を受けて宮崎がこのシーンを追加した。キャラクターへの思い入れが生んだ名シーンと言えるだろう。
この他にも見るべきシーンは…
これ以外にも紹介したいシーンは山ほどある。「雨のバス停」「お風呂場」「ネコバスのふわふわ感」「メイのアヒル口」…。あげたらきりがないほど、どのシーンを切り取っても名シーンばかり。今年もこの名作をじっくり鑑賞して頂きたい!
(文・nony)
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- Hayao Miyazaki at Anime News Network's encyclopedia
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- Hayao Miyazaki at Library of Congress Authorities, with 14 catalogue records
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- 黒澤明 - allcinema
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- Akira Kurosawa at the Japanese Movie Database (Japanese)
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