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新作映画『ショコラ 君がいて、僕がいる』を観るべき3つの理由――『最強のふたり』に続く、今年最初の“感涙”フランス映画

(C)2016 Gaumont Madarin Cinéma Korokoro M6 Films Photos:Julian Torre

(C)2016 Gaumont Madarin Cinéma Korokoro M6 Films Photos:Julian Torre

『ショコラ 君がいて、僕がいる』ってどんな映画?

1897年、仕事を得ようとサーカス一座のオーディションを受けた元芸人のフティットは、不合格を言い渡されるが、そこでチンパンジーを連れた黒人の芸人と出会い、相方になってほしいと提案。不法移民である彼は自ら“ショコラ”と芸名を改め、ここに前代未聞の「白人&黒人コンビ」が誕生した。センセーショナルな彼らの登場に、最初こそ世間は戸惑いを見せたが、息の合ったネタは大ウケ。瞬く間にスターの階段をかけ上がるが…。

観るべき理由:1――「かつて同じ夢を見た」者同士の絆に感涙!

今以上に人種差別が根強かった20世紀初頭を舞台に、異色の芸人コンビが味わう栄光と挫折を描いた本作。サーカス一座でのブレイクを経て、パリの名門劇団で専属タレントとして国民的人気を博しながら、やがて彼らは解散してしまう。果たして、二人の間に何があったのか? その背景には、不法移民の黒人だというショコラの境遇が影を落としており、やがて彼は酒とギャンブルにおぼれてしまう。

一方、相方のフティットは「俺たちはコインと同じ、表裏一体だ」の心意気で勇気ある献身を捧げるが、そこは同じ土俵で戦うプロの芸人。ショコラの才能と人気に、嫉妬交じりの複雑な心境を抱いている。素直になれずにいた二人が、長すぎる確執を経て、相手の本音と思いやりに気づく姿が切なすぎる!「かつて同じ夢を見た」者同士の青春と絆は、世代や文化を超えた普遍的な“感涙”ポイントだ。

観るべき理由:2――歴史に葬られた伝説的芸人ショコラってどんな人?

主人公のショコラは、19世紀末から20世紀初頭のフランスで実際に活躍していた伝説的な芸人なのだ。ただし、ハバナで奴隷の子どもとして生まれた出自のせいもあり、本名や生年月日などはハッキリしていない。そもそも、輝かしい功績にも関わらず、ショコラに関する史料がほとんど残っていないという点も、まさに歴史に葬られた彼の不遇な半生を象徴している。

数少ない史料をもとに、丁寧に人物造形を重ねた感動の実話。そこにはショコラが慰問活動に熱心だった姿や、慰問先の病院で働く白人看護師との恋愛模様などが描かれており、現地フランスで大反響を呼んだほど。くしくも2017年はショコラの没後100周年。数々のアーティストに多大な影響を与えたその波乱万丈な生涯に触れてみては?

観るべき理由:3――主演を務めるのは、大ヒット作『最強のふたり』のオマール・シー

主演を務めるのは、日本でも大ヒットを記録した感動作『最強のふたり』で、黒人として初めてセザール賞(フランスのアカデミー賞といわれる権威ある賞)で主演男優賞に輝いたオマール・シー。今や『X-MEN:フューチャー&パスト』『ジュラシック・ワールド』『インフェルノ』などハリウッドの超大作でも活躍する大物国際スターだ。本作では道化師としての肉体的なアプローチに加えて、人種差別に翻ろうされ、芸人として、そして一個人としてアイデンティティに揺れる複雑な心理描写を巧みに表現している。「今後、みんなに覚えておいてほしい。僕の前にショコラがいたことを――」というオマール・シー本人の言葉には、100年前に誕生した“先輩”への敬意と感謝が込められている。

一方、相方のフティットを演じるジェームス・ティエレは、かの喜劇王チャーリー・チャップリンの実孫。ルーツも演技スタイルもまったく違うオマール・シーとの化学反応が非常に鮮やかで、まさに劇中のコンビ「フティット&ショコラ」そのままの関係性が、スクリーンで躍動している。

(文・内田涼)


映画『ショコラ 君がいて、僕がいる』
2017年1月21日(土)、シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー

監督:ロシュディ・ゼム
出演:オマール・シー、ジェームス・ティエレ、クロチルド・エム、オリヴィエ・グルメ

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