藤原竜也×伊藤英明のW主演で贈る、興行収入24億円の大ヒットを記録した『22年目の告白－私が殺人犯です－』が10月4日（水）より、Blu-ray＆DVDが発売レンタル開始。このたび、10月5日（木）、東京・代官山蔦屋書店にて、本作のBlu-ray＆DVD発売記念イベントが開催され、入江悠監督、プロデューサー北島直明そしてサプライズゲストとして藤原竜也が登壇した。

トークイベントは、不在の伊藤英明エピソードで持ちきりに…

韓国映画『殺人の告白（原題：Confession of Murder）』（2012年公開）を原作とした本作。22年前に発生し、未解決のまま時効を迎えた連続殺人事件の殺人犯・曾根崎雅人（藤原）。“絶対に捕まらない殺人犯”となった曾根崎は、事件の真相を語る告白本「私が殺人犯です」の出版会見に現れる…。

本作の役どころについて、藤原は「監督の本（脚本）読んで、その時点で面白かったし…。欺かれ、予想だにしない結末もあって、自分の中でも（役を）ひも解く部分もありました。何だってね、結局は僕らが行き着くのは“本”なんです。演劇でも映画でもテレビでも本がしっかりしているという事が大事で、本当に今回は恵まれていました」と37稿という推敲が重ねられた脚本の完成度を絶賛した。

また本作で初共演を果たした、中村トオルとの共演については「その後に長塚圭史さんの舞台でもご一緒してるので、半年以上一緒にいましたね。ぼくらは『あぶない刑事』、『ビー・バップ・ハイスクール』とかトオルさん世代で育ってきましたから。初対面の時はおっかない人でしたけど…話したらすごい優しい方で、今回が初共演だったんですが、カッコいいひとでしたね。現場での“居かた”が爽やかで素晴らしい…」と共演には興奮した様子だ。

一方で、W主演となった伊藤英明との共演については、「伊藤君は真逆でした（笑）。雑談もそうですが、しゃべるのが好きなひと。撮影していると『竜也このシーンはもっとこうした方がいいんじゃないかな…、俺監督に嫌われてるから言ってきてくれよ』って言われて、それを僕が監督に伝えて、それでOKが出ると『OKが出ましたよ、それで行きますよ』って伝えると『よし！』って…それがひと月！ もう自分で言ってくれよ！って。板挟みでストレスの塊でしたね（笑）」とコメントした。

そんな中村と藤原、そして伊藤のラストシーンについて、監督は「仙堂（中村）の別荘での撮影の時も、1日目のふたりの芝居の時は平和でしたよね。2日目の早朝から、伊藤さんも参加されたんですが…悪ガキがきたような（笑）フルにアイデアをため込んでいて、朝7時から“低血圧”という言葉がないような方でしたね」と伊藤の熱量の高さを振り返った。すかさず藤原も「2，3時間かけて、3カットほど取った後に伊藤君が『竜也でもコレ違うと思んだ…』って言って、いざ取り直すと『あ、違う？…じゃあやめよう！』ってあっさり（笑）。本当にその2，3時間返してくれよって（笑）」と当時の様子を述懐。監督は「でも、間違ってた時の諦めの早さは伊藤さんの魅力ですよね。あれがカワイイ。そのおかげで、クライマックスのシーンはいい感じなってるんですよ」と役者としての魅力でもあると話した。

そんな中で、藤原は本作での注目シーンについて「個人的には岩松了さんと、演者として対峙させてもらってとても嬉しかったですね。病院のなかで撮影したふたりのシーンが印象深かったです」とコメント。さらに「復讐に向かうシーンがクランクインだったんですが、撮影後に伊藤君に撮影の様子を説明したら『それ多分違うと思う…復讐心があるわけだから、まず暴れるんじゃないか？取り直してもらいなよ」って言われました（笑）。僕バージョンの場合そのシーンは大人しく目を開く。伊藤君の場合は『うぉおおお』って暴れる感じになってました」とコメントすると、入江監督は「マーベルの映画だよ、『X-MEN』みたいになるよ（笑）」とツッコミをいれ会場を沸かせた。

藤原竜也の「でかジャケ」キャンペーンも実施中！

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キャンペーン期間は10月3日（火）～11月5日（日）まで。詳しくは『22年目の告白』特設ページを参照して頂きたい。

（取材・文・写真／nony）

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『22年目の告白―私が殺人犯です―』
2017年10月4日（水） Blu-ray&DVDレンタル開始！

監督：入江悠
脚本：平田研也、入江悠
出演：藤原竜也、伊藤英明、夏帆、野村周平、石橋杏奈、竜星涼、早乙女太一、平田満、岩松了、岩城滉一、仲村トオル
原作：「私が殺人犯です」
配給：ワーナー・ブラザース映画