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上坂すみれ&花江夏樹、91年生まれの2人が見た『マジンガーZ』“人生の決断”も告白!

上坂すみれと花江夏樹

上坂すみれと花江夏樹(クリックでフォトギャラリーへ)

1972年に誕生した伝説のアニメ『マジンガーZ』が、『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』となって蘇る。ロボットアニメの原点として、日本国内だけでなく世界中にファンをもつ『マジンガーZ』。今回、キーとなるキャラクター・リサ役を演じる上坂すみれと、主人公である兜甲児の弟・シローを演じる花江夏樹は、ともに1991年生まれの26歳。若い2人の目には、『マジンガーZ』の魅力はどう映ったのか?

本作の舞台は、マジンガーZを操る兜甲児と悪の天才科学者Dr.ヘルとの戦いから10年後。科学者となっていた甲児が、復活を遂げたDr.ヘルに再び立ち向かう姿を描く。兜甲児を、実力派声優の森久保祥太郎がパワフルに演じている。

(C)永井豪/ダイナミック企画・MZ製作委員会

(C)永井豪/ダイナミック企画・MZ製作委員会

『マジンガーZ』は、高校生の頃にコミックスを読んでいたんです(上坂)

―『マジンガーZ』世代とはかけ離れていますが、本作に関わる以前、『マジンガーZ』はどんな存在でしたか?

上坂:私は永井豪先生の世界観が好きだったので、高校生の頃にコミックスを買って読んでいたんです。確かに周りに『マジンガーZ』を読んでいる人はいませんでした。そのころすでに「自分は好きなものを買おう」と思って毎日を過ごしていました。大量の機械獣もマジンガーZがなんなく投げ飛ばしてしまう豪快さなど、とんでもなくパワーがある作品。悪ガキのような甲児とマジンガーZの組み合わせも、単なる勧善懲悪というよりも“戦いの美しさ”を感じさせてくれてワクワクしていました。

花江:僕は、本作に関わるまでは名前くらいしか知らなかったんです。『マジンガーZ』と言えば、一番に水木一郎さんの歌を思い出しますね。でも小さな頃、両親が持っていたマジンガーZの超合金が家にあって。「かっこいいな!」と思って遊んでいました。ロケットパンチを飛ばしたら、戻ってこないんだ。なくしそうだな…と心配した記憶もあります(笑)。

(C)永井豪/ダイナミック企画・MZ製作委員会

(C)永井豪/ダイナミック企画・MZ製作委員会

確かに、作品を見たことがなくても誰もが知っている存在ですね。それだけに重要な役柄への抜擢には、プレッシャーもありましたか?

花江:僕は上坂さんより早くアフレコ現場に入ったんですが、アフレコが始まる前にスタッフさんから「この映画は時間をかけて取り組んできて、ついに今日に至ることができました」というお話があって。映像からも伺えますが、スタッフさんの思いが熱くて、気合の入りようがすごかったんです。やっぱりすごい作品なんだなと思いました。僕はあまり『マジンガーZ』を知らなかったこともあり、色々と調べてアフレコに臨みました。今回は成長したシローが描かれるので、「昔はどんな子だったんだろうな」と思って作品を見ていたんですが、なかなか悪ガキっぽい子でした。そこを参考にしながら、成長したらどんな子になるだろうと想像して演じました。

上坂:そんな儀式があったとは! 私もそのお話を伺いたかったです。私はオーディションでリサ役を受けたんですが、オーディション後、時間が経ってからご連絡をいただいたので、もう落ちたもんだと思っていたんです。受かったと聞いたときは、ものすごくびっくりしました。まさか好きで読んでいた『マジンガーZ』に、新キャラのリサ役として参加できるなんて。こんな日が来るとは思ってもいませんでした。

(C)永井豪/ダイナミック企画・MZ製作委員会

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“やんちゃ”なシロー。甲児との絆を大事に演じました(花江)

人型アンドロイドのリサと、英雄である甲児の弟・シロー。どちらもとても魅力的なキャラクターですが、演じる上で大事にしたのはどんなことですか?

上坂:見ている方に「かわいい」と思ってもらえるキャラクターにしたいと思っていました。リサはアンドロイドだけれど、人の心があって、その心を持て余しているような女の子です。アンドロイドとしての自分の機能を理解しつつ、甲児と接すれば接するほど、自分は人間ではないことを知っていくという“切なさ”もあって。『マジンガーZ』の既存のキャラクターとは、色々な意味で浮いた立ち位置にいる女の子だと思います。身体能力が高かったりと、うらやましい部分も多くて。私自身、憧れや刺激を受けるような存在です。

(C)永井豪/ダイナミック企画・MZ製作委員会

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花江:大人になっていくとある程度の落ち着きは必要だと思いましたが、そこも踏まえつつ、昔の“やんちゃさ”も出したいなと思っていました。感情が高ぶったときに、その“やんちゃさ”が出るようにするなど、スイッチの切り替えが大事だったと思います。そして、もう一つ大事だったのが、唯一の肉親である甲児との絆。甲児を慕い、背中を追い続けている姿勢はいつも念頭に置いていました。

(C)永井豪/ダイナミック企画・MZ製作委員会

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必殺技、個性たっぷりの敵キャラ…世代を超えて愛される『マジンガーZ』の魅力

CGを多用した迫力ある戦闘シーンとともに、『マジンガーZ』が復活しました。完成作のご感想を教えてください。また、改めて感じた『マジンガーZ』の魅力とはどんなものでしたか?

上坂:バトルはとにかくかっこよかったです。でもCGっぽいというものでもなく、マジンガーZの質感がとてもよく出ていて。機械獣の造形のよさ、生々しさのようなものも素晴らしく表現されていて、機械獣ってあんなに素敵なヤツらだったんだ! と改めて思いました。私は、敵側であるブロッケン伯爵やあしゅら男爵もキャラクターとして大好きだったので、今回、活躍してくれてとてもうれしかったです。2人には独特のグルーヴ感があって、キュートさも際立っています。大人になってから見ると、ブロッケンやあしゅらの大変さも身に染みました。機械獣をまとめなくてはいけないし、ヘルの無茶振りにも応えなくてはいけないんですから(笑)。機械獣萌えの方々にとっては、そうやって想像を膨らませることもできますし、ワクワクするシーンがたくさんあると思います。

(C)永井豪/ダイナミック企画・MZ製作委員会

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花江:やっぱり男子としては、必殺技が炸裂するバトルシーンが『マジンガーZ』の一番の魅力だと思います。「必殺技を叫びながら放つ」というのは燃えますね。しかも今回は、今だからこそできる表現方法を使って、余すところなく、全部使ったというくらいに技を使っています。僕はロケットパンチやブレストファイヤーくらいしか知らなかったので、こんなに武器が搭載されているんだ!と驚きました。クライマックスも王道ではありますが、だからこそ心にグッと迫るものがありました。

(C)永井豪/ダイナミック企画・MZ製作委員会

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上坂は大学を卒業できたことが自信に。花江は声優業の可能性を実感する日々

「神にも悪魔にもなれる」と言われるほどのパワーを持ったマジンガーZ。本作では「決断や選択によって、進むべき道が変わってくる」というテーマも描かれています。お二人にとって、「このときの決断は大きかった」という人生の決断はありますか?

上坂:やっぱり、「声優になろう」と決めたことは大きな決断だったと思います。「絶対に声優になりたい」とも思っていましたが、一方で「運や才能がない」とダメだとも思い、迷いながらのスタートでした。それに初めた頃は大学生活との二重の活動だったので、大変で…。大学の単位も厳しかったのですが、無事に卒業することができました。その活動を両立できたことで、放棄さえしなければ何事も終わる、やり遂げることができると自信になりました。

花江:僕は高校生の頃、勉強がキライだったので「絶対に大学には行かない」と思っていました。なので、今の自分にできる、一番合っている職業はなんだろう?と考えたときに、歌もアニメもお芝居も好きだったので、声優がいいなと思いました。めちゃくちゃ頭がよくて、勉強が大好きだったら、お医者さんや高収入が得られる道に進んでいたかもしれませんね(笑)。でも声優というお仕事をやってみると、これ以上にないくらい楽しいもので。新たに自分の引き出しを作ったり、自分のやり方次第でどこまでも可能性が広がる仕事だと感じています。やっていくごとにその楽しさが増しているので、今は本当に声優という道を選んでよかったなと思っています。

(C)永井豪/ダイナミック企画・MZ製作委員会

(C)永井豪/ダイナミック企画・MZ製作委員会

上坂:私も本当にそう思います。それに会社員になるのは無理だったんじゃないかとも思うんです。私はよく深酒をするので、毎朝8時出社などは無理かもしれません…。

花江:結構ベロベロに酔いますよね(笑)。『マジンガーZ』の打ち上げでみんなでご飯に行ったんですが、上坂さんは酔って、眼光が鋭くなっていました(笑)。

上坂:失礼いたしました…。エビの殻を睨んでいたような気がします。でも決して、生活力がない人が声優に向いているということではないです!

花江:個性としては、どこかしら面白い人の方がいいかもしれないですよね。

上坂:幻を見る力があると、インスピレーションが得られることもあるかもしれないですもんね! でも深酒には気をつけます!

(取材・文/成田おり枝)


映画『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』
公開中

声優:森久保祥太郎 茅野愛衣 上坂すみれ 関俊彦 小清水亜美 花江夏樹 高木渉 山口勝平 菊池正美 森田順平 島田敏 塩屋浩三 田所あずさ 伊藤美来 石塚運昇 藤原啓治
原作:永井豪
監督:志水淳児
脚本:小沢高広(うめ)
メカニックデザイン:柳瀬敬之 
キャラクターデザイン:飯島弘也 美術監督:氏家誠(GREEN)
CGディレクター:中沢大樹、井野元英二(オレンジ)
助監督:なかの★陽 川崎弘二
音楽:渡辺俊幸
オープニングテーマ「マジンガーZ」水木一郎
制作:東映アニメーション
配給:東映

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