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【インタビュー】ムロツヨシ×芳根京子「彼女、仕事が出来るもので…」映画『ボス・ベイビー』日本語吹替え声優

ムロツヨシ

芳根京子、ムロツヨシ

ユニバーサル・スタジオとドリームワークス・アニメーションが初タッグを組んだ映画ボス・ベイビーが3月21日(水)より、いよいよ日本公開! このたび本作の吹替えキャストを担当したムロツヨシと、芳根京子にインタビューを敢行した!

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声優初挑戦に…「どうした!?」連発

両親と幸せに暮らす7歳のティム、そしてティムのもとに弟としてやってきた、見た目は可愛い赤ちゃんなのに中身はおっさんという“ボス・ベイビー”の姿を描く本作。

映画『ボス・ベイビー」 

(C)2017 DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved.

日本語吹き替え版では、ふてぶてしくも愛嬌のあるボス・ベイビーをドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズ、映画『銀魂』など多くのコメディ作品で圧倒的な存在感を放つムロツヨシ。両親の愛情を弟に奪われまいと必死になる少年・ティムの声を連続テレビ小説「べっぴんさん」、実写『心が叫びたがってるんだ。』、ドラマ「海月姫」など幅広い役どころを演じる若手実力派女優の芳根京子が担当した。

そんなふたりは、実は本作が声優初挑戦。オファーが来た時は驚きが隠せなかったとのことで…。

芳根:私は聞き返しました! 「え、声のお仕事ですか?」って。思ってもいなかったお話だったので、初めてのことを初めてのステージを経験させてもらえるのはすごく嬉しいと思うと同時に、びっくりしました。

ムロ:俺も一緒(笑)。「え?どうした?」って聞き返しました。≪ムロさん、声の仕事が来ました…≫「え、どうした?」≪それで、主役なんですけど…≫「え…どうした!」≪アメリカの映画でして…≫「え!? どうしたどうした!絶対なんかの間違いだろ…どんな役?」≪赤ちゃんの役で…≫「どうした!?!?!?」…もう「どうした?」しか聞いていないです。

映画『ボス・ベイビー』

(C)2017 DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved.

そんな寝耳に水な吹き替え声優オファーだったが、映画『幕が上がる』で共演経験のあるお互いの名前を聞いたときには「嬉しかった」と明かす。しかし、現場に入ると意外な事実が判明した…。

芳根:(共演がムロさんだと聞いて)凄く嬉しかったです! 初めてだったので、やり方もわからないですし、一緒にできるのを「ヤッター!」って思ってたのですが…。収録はムロさんには会えず、ひとりでやってました(笑)。

ムロ:僕も収録は(ふたりで)会話をするんだろうなって思っていたんです。でも、収録は僕から先に始まって、芳根ちゃんの声が入ってなかったので、外国人のティムとやっていたんです。そしたら、ある日、急に芳根ちゃんの声が入ってきて「あれ!? 芳根ちゃんの声が?」って思ったらスタッフさんに「そうなんですよ、ムロさん…芳根さん抜きました!」って…。彼女仕事が出来るもので…私の一日の仕事より彼女の仕事量の方が多かったんですね~。そこからは声を聴きながら出来ました(笑)。

収録後半から、「ムロは、必要なかったってこと?」

映画『ボス・ベイビー』

(C)2017 DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved.

別録りの収録で切磋琢磨、お互いに支え合いながら収録を進めていったふたり。劇中では、別録りとは思えないほど息の合ったやりとりを披露している。そんなキャラクターを演じる上で、お互いの声についてどのような印象を受けていたのだろうか?

ムロ:少年の声がピッタリだなと思いましたね。ティムの声にしか聞こえなかったし、もっと早く(アフレコに)いて欲しかったですね。

芳根:私は逆に初めからムロさんがいたので、すごい心強かったです。だから(収録後半から)ムロさんがいなくなった時も、ティムとして自分が(キャラクターを)掴めていたので、不安なく完走できました!

ムロ:…もう、その時にはムロの声は必要なかったってこと?

芳根:いやいや! 違いますよ! 「もうムロさんがいなくても自分一人で頑張れます!」っていう事です。

ムロ:うん…それ字にしちゃうと、「=ムロは特に必要なかった」みたいに…。

芳根:違いますよ(笑)!最初の一番心細いときに、耳元からムロさんの声がささやかれていて、一緒にいれて嬉しかったんです。その後は「今度は逆にムロさんに私の声が届け!」と思ってやっていました。

ムロ:責任感がね…!兄としての責任感が芽生えたということですね(安堵)。

俳優業と声優業の違いで感じたことは?

映画『ボス・ベイビー』

(C)2017 DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved.

収録当時の想いを嬉々として話すムロと芳根。初挑戦でも楽しみながらアフレコに臨んでいた現場の様子が目に浮かぶ。しかし、数多くの人気ドラマや映画に出演する実力派俳優のふたりであっても“俳優業”と“声優業”の違いに苦戦があったことも明かす。

ムロ:お芝居では、一つのセリフを自分のテンポで、自分の間で言う事が許され、それが個性にもなります。ただ、アニメーションの場合では、喋る口の動きは決まっているので、自分のテンポでやったら合わないんです。僕はアドリブでしゃべり過ぎちゃったり、ゆっくりしゃべり過ぎたりするので…。口の動きとセリフの長さを合わせるのは、本業の芝居とは違うところがありました。

芳根:叫び声や唸り声とかも多かったんですけど、その文字数も決まっているんです。「今一個足りなかったです」とかが「すごい難しい!」と思いました。本当に自分がここだと思ったタイミングでも違ったり、もっと早口で言わないといけなかったりして。何より体が動きたくなっちゃうというのが…普段立ち止まってお芝居をしたことがなかったので、一本立ちで声だけのお芝居は難しかったです。

映画『ボス・ベイビー』

(C)2017 DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved.

自分ではない口と体に、自分自身の声で芝居するアフレコ。なかでも大変だったシーンに、子守歌として度々登場するThe Beatlesの「Blackbird」をあげた。

芳根:感情が入っている歌だったので…。発音を意識しすぎると、ティムではなくなってしまうんです。それもあって、使える神経をフル活用しました。終わった時はほっとして、一つ“壁”を超えたような気がしました。

ムロ:僕もちょっとだけ口ずさんで、ティムに「歌うな!」って言われるシーンがあったんです。それが、ちょっとだけでもすごく難しかった。英語的な難しさもありましたが、僕は鼻歌混じりだったので「そんなに上手くなくてイイです」と言われたのが逆に難しかったです。「それでも、ここの部分は聞こえるようにしたいです」みたいな。

原曲の英詞で優しく歌い上げられる「Blackbird」。柔らかさと温かみがあふれる“愛情”の象徴ともいえる本楽曲がふたりによってどのように歌われているのか…本編でも是非注目して頂きたい。

そのほかにも、ムロはアメリカ映画ならではの印象的だったシーンをあげた。

ムロ:あとは、エルヴィス・プレスリーに変装する時の「ハフハフハフハフアハウ…」っていうセリフ。あれはアメリカの人にとって“プレスリーが何言ってるかわからない”という定番のモノマネなんです。日本でいう猪木さんや森進一さんのモノマネみたいなもので…。僕は知りませんでしたが、分からないなりに「ハフハフフアハフアフアハウフア」とやってみたら楽しかったです(笑)。

”おっさん赤ちゃん”の魅力は…?

映画『ボス・ベイビー』

(C)2017 DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved.

また、本作の大きな魅力である外見は赤ちゃん、中身はおっさんというボス・ベイビーのみどころついて聞いてみた。

芳根:ティムとしてボス・ベイビーを見てると、憎たらしいと思うことはあるんですが、赤ちゃんに戻る時の目がキラキラになるのが可愛くて! それと赤ちゃんに完全になりきる前のムロさんの赤ちゃん声が好きなんですよね~。そのギャップは撮っているときから好きでしたね。

ムロ:ティムと行動を共にしていたボス・ベイビーが、仕事が上手くいった瞬間に寂しくなるところですかね。ずっと「俺には仕事しかないんだ」ってやって来た彼が、ティムに出会ったことでその考えが徐々に変化していく。心のどこかに持っている寂しさにギャップを感じます。ボス・ベイビーも人の子だったということですかね。

一見すると“おっさん赤ちゃん”という突飛な設定だが、ボス・ベイビーが悩まされる仕事のプレッシャーや出世欲、家族と仕事のバランスは誰しもが共感できる人間味に溢れている。また、コミカルに映像化されたイマジネーションや弟に親の愛情を奪われる長子の心理など、ティムのキャラクターにも普遍的な子ども時代のテーマを感じることができるだろう。

映画『ボス・ベイビー』

(C)2017 DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved.

そんな本作の公開に向けて、ムロと芳根は「より幅広い世代の方に楽しんでいただきたい」とアピールする。

ムロ:大人が観たら子供の頃を思い出す映画ですし、子供たちが観たら「あるある」と思える映画だと思います。どの世代の方が観ても楽しめると思いますので、ぜひ、どなたでも観に来ていただきたいです。

芳根:公開が春休みなので、学生の方もお友達だったりとか好きな人や、お父さんお母さんを誘ったり、ちょっと疎遠になった兄弟でも誘ったりしやすい映画だと思います。みんなでも、もちろん一人でも笑って泣けると思いますし、夢や世界が広がる作品だと思いますので、ぜひ沢山の方に観て頂きたいです。

ムロツヨシ、芳根京子

芳根京子、ムロツヨシ

(取材・文・写真/nony)


映画『ボス・ベイビー』
2018年3月21日(水・祝)全国公開

監督:トム・マクグラス 『マダガスカル』シリーズ
キャスト:アレック・ボールドウィン、マイルズ・バクシ、ジミー・キンメル、リサ・クドロー、スティーブ・ブシェミほか
原題:THE BOSS BABY
配給:東宝東和

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ボス・ベイビー

ボス・ベイビー

監督 トム・マクグラス
脚本 マイケル・マッカラーズ
原作者 マーラ・フレイジー
音楽 スティーヴ・マッツァーロ  ハンス・ジマー
声の出演 アレック・ボールドウィン  マイルズ・バクシ  ジミー・キンメル  リサ・クドロー  スティーブ・ブシェミ  コンラッド・ヴァーノン  ヴィヴィアン・イー  エリック・ベル・Jr  トビー・マグワイア
概要 「シュレック」や「マダガスカル」のドリームワークス・アニメーションが贈る痛快コメディ・アニメ。7歳の少年のもとにやって来た赤ちゃんが、実は中身はある任務を帯びた中間管理職のおっさんだったことから巻き起こる大騒動をコミカルに描く。赤ちゃんのボス・ベイビー日本語吹き替えの声をムロツヨシが担当。監督は「マダガスカル」シリーズのトム・マクグラス。優しいパパとママの愛情を独占してきた7歳のティムのもとに、ある日弟がやって来た。しかしその赤ちゃんは、黒いスーツにネクタイをビシッと締め、ブリーフケースを手にした“ボス・ベイビー”だった。両親の前ではかわいい赤ちゃんを演じる一方、ティムと2人だけのところでは本性を現わし、口が悪く人使いの荒いおっさんとして振る舞うボス・ベイビーに戸惑うティムだったが…。

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