本企画は、TSUTAYAプレミアムを利用して1日1本映画を鑑賞し、その記録を予想と感想を交えてお伝えしていくものである。

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2019年2月8日の鑑賞タイトル『ナイスガイズ！』

鑑賞前の期待値「駄目なゴズリング？」

本日から『ラ・ラ・ランド』に続くデイミアン・チャゼル監督とのタッグ作『ファースト・マン』の公開を記念し、ライアン・ゴズリング出演作をチョイス。酒浸りの駄目な父親というキャラ設定ということもあり、なかなか観られなそうな感じに期待も高まる。ただ、それも長くは続かなそうだが…（笑）。

鑑賞後の感想「実は真面目な話題がテーマに？ ライアン・ゴズリングのギャップが楽しめる」

1977年のロサンゼルス。妻を亡くし、娘のホリー（アンガーリー・ライス）と二人暮らしのホランド（ ライアン・ゴズリング）。私立探偵のホランドがアメリアという少女を探していたある日、ホランドの自宅にやってきたジャクソン・ヒーリー （ラッセル・クロウ）に「アメリアを探すのはやめろ」と迫られ…。

確かにライアン演じるホランドは酒好きだな、という印象だけど、思った以上にシャキッと探偵業をこなしているので「酒が好きすぎるダメ親父」という感じではなかった。相棒になるジャクソンとは結果、とても良いバディとなる。ただ実際は、ホリーの活躍もすごいので「良いトリオ」というのが正しいかも。ラッセルはほぼイメージ通り、ライアンはイケメンとのギャップ演技を見せてくれる。

エロ要素や大気汚染など、時代背景に基づいた要素が実は芯にあるため、ストーリーは真面目な話がテーマと感じた。それを飾る笑い要素（主にライアン担当）も、びっくりするほどベタなもからド下ネタ（笑）まで幅広く使われており、ちょっとコメディのほうが多めかなと思えるバランス感であった。

『ナイスガイズ！』で一番グッときたポイントは「驚きで声が出ないホランド」

劇中、パーティー会場から真っ逆さまに転がり落ちてしまうホランド。落ちた先で衝撃の光景を目にし、ジャクソンを呼ぼうとするも声が出ない、というシーン。ここのゴズリングの演技は最高に笑える名シーンだ。

『ナイスガイズ！』について

【製作年】2016年
【監督】シェーン・ブラック
【出演者】ラッセル・クロウ、ライアン・ゴズリング、アンゴーリー・ライス、マット・ボマー ほか
【あらすじ】酒浸りの日々を送るシングルファーザーの冴えない私立探偵マーチ。ひょんなことから、腕力専門の示談屋ヒーリーにアメリアという若い娘の捜索を無理やり手伝わされることに。そこにマーチの一人娘でおませな13歳ホリーも加わり、ダメ男2人としっかり者の少女が始めた人捜しは、やがて思いも寄らぬ事件へと発展していくのだったが…。
【Filmarks★評価】3.7（5点満点中）