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『この世界の片隅に』戦時下の物語だが、そこにあったのは変わらぬ人の営みを描く人間賛歌【TSUTAYAプレミアムで映画漬け】

『この世界の片隅に』

『この世界の片隅に』

本企画は、TSUTAYAプレミアムを利用して1日1本映画を鑑賞し、その記録を予想と感想を交えてお伝えしていくものである。

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2019年12月18日の鑑賞タイトル『この世界の片隅に』

鑑賞前の期待値「原作&映画ともに数多くの賞に輝いた作品の実力は?」

本日は、のんが声優を務める映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』が今週公開されるということで、その“元”というか“オリジナル”と呼ぶべきかな悩むところだが、とにかく2016年公開版をチョイス。

当時のんが起用されることでも話題を呼んだ作品だが、そんな“色眼鏡”をものともせず、「日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞」、「アヌシー国際アニメーション映画祭優秀作品賞」など、国内外で数多くの賞を受賞するなど大反響となった。しかも公開から1000日以上の連続上映も記録しているのだから驚かされる。

今作でのんは声優として劇場版アニメ初主演。戦時中の広島・呉に嫁いだ18歳の主人公・すずの生活が、戦争の激化でもろくも崩れ去っていく様子を、日常と地続きの描写を中心に淡々と紡いでいく作品だ。

こういった題材の作品は普段はあまり観ることはないし、好みも分かれるだろうが、アニメだからこそ描ける当時の“リアル”と、のんの声優ぶりに注目してみたい。

鑑賞後の感想「悲劇の裏にはそれだけの悲しさを人生が積み上げられていることを痛感」

昭和19年、広島市・江波で生まれたすず(のん)は、世界最大の軍港と言われた呉に18歳で嫁ぐ。夫である海軍勤務の文官・周作と、その家族とささやかな生活を送っていたすずだったが、大規模な空襲に襲われ次々と大切なものを失っていってしまう…。

戦争や災害をテーマにした作品の多くは、犠牲者の甚大さ事態の悲惨さが面だって取り沙汰されがちだが、その実、そこにはその分、想像しきれないほどの悲しみが積み重なっている。いかんせん事態の深刻さをや甚大さに目がいきがちだが、失われた人生が無数にあるということを忘れてはいけないことを、本作を観て改めて痛感させられた。

2009年に「文化庁メディア芸術祭」のマンガ部門優秀賞を受賞したこうの史代のマンガを基に、劇場版アニメ「マイマイ新子と千年の魔法」などで知られる片渕須直監督が、原作の雰囲気を損なうことなく、素朴で味わい深い世界観を堅実に構築していることには、とても好感が持てた。

本作はたしかに戦争を扱った作品だが、そこにある“日常”を伝える作品。何気ない毎日の中に、突如として悲劇が発生する戦時下というファクターがかけられることで、必要以上に普遍的な人間の営みというものが強調されている。非常事態にも慣れてしまう人間の強さと切なさという二面性にハッとさせられるが、温かみあふれる作画がキツさを薄め、さらに瑞々しさを放ちながら語りかけてくるのには、思わずうならされた。

『この世界の片隅に』で一番グッときたポイントは「戦時下の日常とのんの声質」

戦争ものはどちらかという苦手だ。ただ、優しさと切なさが同居する空気感、それは言ってみれば現代にも通じるような世界とも言える。未体験の出来事でありながら、どこかノスタルジックな気分になるのは、そこに“変わらぬ”日常があるからだろう。演技云々はさておき、のんの声がすずのイメージと合っていた。

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『この世界の片隅に』について

【製作年】2013年
【監督】片渕須直
【声の出演】のん、細谷佳正、稲葉葉月、尾身美詞、小野大輔、潘めぐみ ほか
【あらすじ】1944年(昭和19年)2月。絵を描くことが好きな18歳のすずは、急に縁談話が持ち上がり、あれよあれよという間に広島市から海軍の街・呉に嫁にやってくる。彼女を待っていた夫・北條周作は海軍で働く文官で、幼い頃に出会ったすずのことが忘れられずにいたという一途で優しい人だった。こうして北條家に温かく迎えられ、見知らぬ土地での生活に戸惑いつつも、健気に嫁としての仕事をこなしていくすずだったが…。
【Filmarks★評価】4.2(5点満点中)

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アーティスト情報

こうの史代

生年月日1968年9月28日(52歳)
星座てんびん座
出生地広島県広島市西区

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