本企画は、TSUTAYAプレミアムを利用して1日1本映画を鑑賞し、その記録を予想と感想を交えてお伝えしていくものである。

本企画は、TSUTAYAプレミアムを利用して1日1本映画を鑑賞し、その記録を予想と感想を交えてお伝えしていくものである。

本企画は、TSUTAYAプレミアムを利用して1日1本映画を鑑賞し、その記録を予想と感想を交えてお伝えしていくものである。

2020年7月30日の鑑賞タイトル『インターステラー』

鑑賞前の期待値「映像手法とバラエティー豊かなキャスト」

本日は、クリストファー・ノーラン監督が50歳の誕生日である本日、“ノーラン祭り”の第3弾として『インセプション』のIMAX版＆4D版の劇場上映が決定したことから、こちらをチョイス。

ノーラン祭りは、彼の長編監督デビュー作『メメント』公開から今年で20周年を記念して開催。『ダークナイト』や『ダンケルク』に続いて公開される。『インセプション』本編前には、9月16日公開予定の最新作『TENET テネット』のプロローグ映像が上映されるという。

上映作の一つに選ばれた本作は、人の“夢”の中の世界を映像化した意欲作で、レオナルド・ディカプリオや渡辺謙といった国際色豊かな俳優陣の共演も話題となった。驚がくの手法と呼ばれた映像をじっくり堪能したい。

鑑賞後の感想「SFながら人間の思いの深さ温かさが感じられる物語に感動」

深刻な環境汚染などが原因で地球の寿命が尽きかけ、人類は存亡の危機に瀕していた。そこで人類は居住可能な惑星を探すというミッションを計画。クルーに選ばれた、元NASAのテストパイロットでエンジニアのクーパー（マシュー・マコノヒー）、生物学者のアメリア（アン・ハサウェイ）らは、人類の未来を守るため、前人未到の地を目指し旅立つ…。

SF作品と聞くと、何やら小難しい設定や専門用語が数多く出てきて、それに追いつくので精一杯…なんていうことも少なからずあるが、今作はそれを補ってあまりある映像表現の妙がある。

前評判に違わず、そもそも映像化しにくいものを“カタチ”として見せ、さらにCGを多用しがちになりそうなものを、CG使用を最小限にとどめているのも質感が感じられ観いってしまう。それでいてピンチにはダイナミックにCGを活用しているのも、緩急がつきすぎていて面白い。

物語を構築するための各要素は、たしかに難解。ただそこにはクーパー役を演じるマシュー・マコノヒーが醸し出す、人間味ある演技があり、彼の感情に引っ張られるように、劇中で起きている事態へとのめり込ませてくれるのが心地いい。

人間を危機に陥れてしまうのも人間なら、人間を救うのも人間。どれだけ科学や技術が発展しようとも、とどのつまりはそういうことなのだ。テクノロジー満載の物語だが、実にアナログ的な解釈が妙にマッチしていた。

『インターステラー』で一番グッときたポイントは「専門用語＆造形」

SFの醍醐味の一つ、例えば「ワームホール」「バイナリーコード」など、難解だかどこか気持ちいい専門用語の数々は、苦手でなければ音の響きや意味深な雰囲気が◎。さらにロボットたちの造形が一般的なものと違うのは、インパクトがあり悪くない。

『インターステラー』について

【製作年】2014年
【監督】クリストファー・ノーラン
【出演者】マシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ、ジェシカ・チャスティン、エレン・バースティン、マイケル・ケイン ほか
【あらすじ】地球の寿命は尽きかけていた。居住可能な新たな惑星を探すという人類の限界を超えたミッションに選ばれたのは、まだ幼い子供を持つ元エンジニアの男。彼を待っていたのは、未だかつて誰も見たことがない、衝撃の宇宙。はたして彼は人類の存続をかけたミッションを成し遂げることが出来るのか？
【Filmarks★評価】4.2（5点満点中）