本企画は、TSUTAYAプレミアムを利用して1日1本映画を鑑賞し、その記録を予想と感想を交えてお伝えしていくものである。

本企画は、TSUTAYAプレミアムを利用して1日1本映画を鑑賞し、その記録を予想と感想を交えてお伝えしていくものである。

本企画は、TSUTAYAプレミアムを利用して1日1本映画を鑑賞し、その記録を予想と感想を交えてお伝えしていくものである。

2020年8月13日の鑑賞タイトル『監視者たち』

鑑賞前の期待値「ちょっと変わった刑事設定」

本日は、話題のオーディション「Nizi Project」（虹プロ／ニジプロ）特集が『スッキリ』（日本テレビ系）で放送されていたことから、オーディションを手がける「JYPエンターテインメント」つながりでこちらをチョイス。

本作は、警察内の監視に特化したチームと犯罪グループによる攻防が繰り広げられるサスペンスアクション。『私の頭の中の消しゴム』のチョン・ウソンが初の悪役に挑み、『シルミド』のソル・ギョング、『王になった男』のハン・ヒョジュらのほか、「2PM」のジュノが出演している。

鑑賞後の感想「息詰まる攻防戦やチームの絆が育まれていく描写が○」

韓国警察特殊犯罪課内でベテランのファン・サンジュン（ソル・ギョング）率いる凶悪犯の行動監視を専門チームに配属された、記憶力と洞察力が人一倍優れている新人刑事ハ・ユンジュ（ハン・ヒョジュ）。彼らは、武装犯罪グループのリーダー、ジェームズ（チョン・ウソン）を追跡する。しかしジェームズは緻密な計画で監視の目を巧みにかいくぐり、犯罪を遂行していく…。

今作で興味深かったのが、捜査手法が監視という点。この設定だけでもワクワクさせてくれるが、悪役たちのキャラクターづくりにも手抜かりがなく、監視する刑事側との対比が際立ち、緊迫感あふれる駆け引きが楽しめた。

ハン・ヒョジュ演じる記憶力が並外れた新人刑事というのは、一見するとご都合主義的なキャラクターに感じるが、それでいて監視専門というチームと相性良く、浮いて見えないのはいい。刑事と犯罪者が知力を尽くして駆け引きを行う頭脳戦は観ていてスリリングだ。

キャスト陣の演技はもちろん、演出や構成、見せ方などのレベルが高く、チーム内の絆が深まっていく様子をじっくり描いているのも悪くない。今作は香港映画『天使の眼、野獣の街』のリメイクだが、オリジナル版の主人公を演じていたサイモン・ヤムがカメを出演。サービス精神と敬意を感じた。

『監視者たち』で一番グッときたポイントは「スタイリッシュさ」

派手さこそないものの、アクションの臨場感はグッド。メンバーが華麗に入れ替わりながら尾行する描写など、演出面はスタイリッシュでカッコいい。

『監視者たち』について

【製作年】2013年
【監督】 チョ・ウィソク、キム・ビョンソ
【出演者】ソル・ギョング、チョン・ウソン、ハン・ヒョジュ、ジュノ、チン・ギョン、サイモン・ヤム ほか
【あらすじ】ずば抜けた記憶力を持つ女性刑事ハ・ユンジュは厳しいテストをみごとパスして、凶悪犯の行動監視を専門とする韓国警察特殊犯罪課の“監視班”に配属される。折しも街では、冷徹なリーダー、ジェームズ率いる武装集団による強盗事件が発生する。さっそくユンジュは、ベテラン班長ファン・サンジュンの指揮の下、監視活動を開始するが…。
【Filmarks★評価】3.7（5点満点中）