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【TCPインタビュー】「業界の流通に新しい変化を」Green-light_和田有啓さん

クリエイターを応援する業界の取り組みをピックアップし、代表者の方にその「想い」をインタビューしていきます!

【クリエイター支援 ♯2】
映画界とクリエイターを繋ぐ活動をしている団体をピックアップし、代表者の方にその活動内容の詳細や、今後の展望を伺います。

第7回目は、昨年4月にリリースされた映画・ドラマ製作の脚本マッチングプロジェクト「Green-light(グリーンライト)」。サービスを立ち上げた和田有啓さんにお話を伺いました。

プロフィール
和田 有啓氏
株式会社Atemo
代表取締役

「Green-light(グリーンライト)」

映像化されていない脚本を対象とした評価および映画製作マッチングサービス。
脚本をアップロードする機能をもつ【脚本家会員】と、掲載された脚本を閲覧する機能を持つ【製作者会員】の2種類の会員が出会える日本初の映画製作の会員制マッチングサイト。

・公式サイト
https://green-light.tokyo/

業界の流通に新しい変化を

立ち上げのきっかけ、経緯について教えてください。

このサービスを立ち上げるきっかけは、「The Black List」というアメリカで展開されている、映像化されていない脚本と映画製作側とのマッチングサービスを知ったことです。

私は映画作品のプロデュースも行っておりますが、その中でなかなか脚本家の方と出会う機会がなく、新しい脚本家の方とは、知り合いからの紹介でしか繋がることができない状況でした。
TCPや脚本コンクールなどでは、どうしても人や時間が限定的で、その時々の審査員や応募期間等によって、見いだされる方が限られてしまうところがあると感じていました。
その中で、「The Black List」を知り、業界の人材や企画の流通に変化を起こさせる新しい仕組みとして、クリエイターの方々が常時アーカイブ化される「日本版のThe Black List」をつくろうと思い立ちました。

Green-light発の映像化作品が既に誕生

具体的な仕組みについて教えてください。

「Green-light」は登録制のWEBサービスで、映画企画を掲載する掲載者側とそれを閲覧する製作者側の2種類の会員がいます。

まず閲覧する側の製作関係者としての登録には審査があります。
対象をこれまでに商業作品を取り扱ってきた実績をお持ちのプロデューサーや、その他映画製作の役割を担ってきた方としていますので、ご登録の申請を頂いた際には、なりすまし対策なども講じ、厳密に審査しております。
現時点では74社127名(2021年2月末時点)の方々が製作関係者として登録されており、一部の登録会社はHP上でも公開されています。

映画企画を掲載する掲載者側には審査はなく、利用料が発生しますが、どなたでも企画の掲載が可能です。
掲載者にはご自身のプロフィール、連絡先とともに製作側に観てもらいたいデータをアップロードしていただきます。

データは「Green-light」のサイト上に掲載され、プロフィールとともに製作者側の会員のみが閲覧・ダウンロードできます。製作者側の会員には、掲載企画に5点満点の点数とコメントを記載する機能があり、登録者側は自分の企画への評点とコメント、ダウンロードされた回数を把握することができます。

掲載できる企画は長編映画の脚本に限られますか?

データは映画企画の脚本だけでなく、企画書、プロットの掲載も可能です。
また、短編映画やドラマの企画でも受け付けています。
ジャンルも特に制限はなく、アニメーションの企画も掲載いただけます。

登録者側と製作者側とのマッチングの流れについて

我々運営側は、あくまでマッチングの場を提供している立場なので、我々が何か紹介やお繋ぎをするということはありません。
各掲載企画に掲載者の連絡先が記載されていますので、製作者側は気になった作品がある場合には直接掲載者に問い合わせができる仕組みです。

サービススタートから1年が経ちますが、映像化に向かい進行している作品はありますか?

『衝動』というオリジナル作品が初の映像化作品として2021年に公開予定です。
当該企画を「Green-light」に掲載していた土井笑生さんが監督、脚本家として商業映画に初挑戦します。

また、掲載企画の映像化ではないですが、その企画で脚本家としての技量が製作者の目にとまり、脚本家としてデビューを飾ったという例もありました。
(映画『感謝離 ずっと一緒に』2020年11月6日公開)

革新を「Green-light」から

今後の展望を教えてください。

インディペンデントの精神を大切に、これまでにない新しい、革新的な企画や面白いクリエイターをどんどん世の中に輩出していきたいです。

既述のように、スタートから1年で「Green-light」から新たな才能が注目された例が2つありました。
年度末には、製作者会員にとってより閲覧したくなる仕組みとして、掲載企画のランキングも実施予定です。
クリエイター支援団体などとの連携も模索しながら、今後もコンスタントに年間数本の作品やクリエイターが「Green-light」から世の中に広がっていけるよう、サイト自体をより魅力的なものに進化させていきたいです。

TCPへのメッセージ

コンペで受賞できなくても、次のチャンスにつながる施策であるTCPM(TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM MARKET)はとても素晴らしい取り組みだと思います。
映画企画の企画書や脚本は、見てもらった人の分だけ、評価や意見があり、次につながるチャンスがあります。
TCPMの主旨は「Green-light」とも近いと感じますし、業界にとっても非常に有益な取り組みだと感じています。

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