4月12日はパンの日。ふわふわであったか~いパン。
海外の研究では、パンの焼ける香りは人の心を優しくする心理効果もあるんだとか。
映像作品ではにおいは嗅ぐことができませんが、焼き立てのパンはみているだけでも、脳内で香りが広がって、しあわせな気持ちにしてくれそう…!
今日はパンの日にぴったりな、美味しそうなパンが出てくる、あったかい気持ちになれる映画を紹介します。
北海道・洞爺湖のほとりにある小さな町を舞台に、パンカフェを営む夫婦とお店を訪れる人々の交流を描いたハートウォーミングな人間ドラマ。
原田知世と大泉洋が描く夫婦の姿だけでほっこりするし、"しあわせのパン"をわけあうこと、それこそ、"幸せを分け合う"ことなんだ、というメッセージがとっても心に沁みました。
劇中のテーブルを真上から写すシーンがどれも素敵。美味しいパンを大切な誰かと食べたくなってしまう映画です。
フィンランドのヘルシンキにオープンした小さな食堂を舞台に、3人の日本人女性とフィンランドの人々の穏やかで温かい日常を描いた作品。
展開として、これといって何かが起きるわけではないけれど、なんだか幸せな気持ちになれますね。
皆、悩みや考え事何かを抱えていて、でも生きていかなきゃいけない。それぞれが、小さな何かに支えられてる感じがします。
劇中では、焼き立てのシナモンロールが出てきます。これがまたたまらなく美味しそうで…!
疲れた心をほぐしてくれるような、あったかい飯テロ映画。
これはジブリの中でも名作。『ガリバー旅行記』をモチーフに、宮崎駿がオリジナル原案で描いた冒険アクションです。
「天空の城ラピュタ」といえば、劇中で登場するジブリ飯である“ラピュタパン”。
宮崎駿アニメに登場する料理の話題では必ず言及されるほどの料理ですよね。
焼いたトーストの上に、半熟の目玉焼きをのせて、卵黄がとろけることも気にせず一緒に半分にカットしてしまう! 割と大胆な料理です。
登場人物であるバズーとシータが、半分こにしてとろけるパンを頬張る姿を見て、思わず真似して作って見たくなります。
そんなことを書いている私が食べたくなってきてしまいました。今日はたまごを買って帰らなければ…!
失恋し、家の中の家財道具も恋人も消えたショックから、声が出なくなってしまった、主人公・倫子。
仕方なく奔放な母のいる実家に帰り、食堂を開くが彼女の料理は食べた人に奇跡を起こす…!? 心温まるストーリー。
比較的マイナーな作品だと思いますが、原作の小説も映画も面白い。
人と人との繋がりや、親子関係、恋人関係、色々な部分に焦点が当たり、その人を思って作った料理も温かい。
くるみのパンや、イチジクサンド、スコーンなど何度かパンが登場しますが、倫子が心をこめて丁寧に小麦粉をこねるシーンが特におすすめです。
ロスの一流レストランで総料理長を務めるカール・キャスパー。
人気料理評論家の来店に革新的な新メニューで挑もうとするも、オーナーに却下され、評論家にも酷評され、ついに怒りが爆発。
その一部始終がSNSで拡散してしまい、店をクビになってしまう。傷心のまま故郷のマイアミに戻ったカールは、前妻や旧友マーティン、息子のパーシーたちの助けを借り、キューバサンドの移動販売で再起を期す。
冒頭の軽快なクッキングシーンがとても良くて、出だしからこちらのテンションを上げてくれます。
フードトラックの移動販売を始めることで、自分の自信と家族との絆を取り戻していく姿を描き、出てくる人がみんな笑顔になってくのでこっちまで幸せな気持ちになれました。
ぜひ、美味しい御馳走を沢山作って、大切な家族と一緒に見て欲しい作品です!
【Editor】あみゅう/橋本あやか
橋本あやか(はしもと・あやか)。インターネットと美容やファッション等のガールズカルチャー、そして音楽が好きな26歳。主に映画や書籍について執筆します。美容や雑貨などについての記事も書いていきたいと考え中。
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