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超豪華なカンニング!? バンコクを舞台に高校生が悪だくみ…映画『バッドジーニアス 危険な天才たち』

バッドジーニアス 危険な天才たち

(C)GDH 559 CO., LTD. All rights reserved.

『バッドジーニアス 危険な天才たち』

まとめて合格、請け負います。

<あらすじ>
タイ・バンコク。リン(チュティモン・ジョンジャルーンスックジン)は小学1年生の頃から成績はずっとオールA、中学でも常に首席の頭脳明晰な天才女子高生だ。教師である父親との父子家庭で、決して裕福とはいえない生活を送っているリンだったが、優秀な成績が評価されたことで、晴れて国内有数の進学校に授業料の全額免除とランチの無償提供つきの特待奨学生として転入を果たす。

転入初日にリンは、勉強はてんで出来ないけれど天真爛漫な明るい性格で女優を目指しているグレース(イッサヤー・ホースワン)と友達になり、勉強を教えることに。しかし中間テスト本番、グレースは教えたはずの問題も解けない始末。見かねたリンは試験の最中に、ある古典的な方法でグレースを助けた。リンのおかげで見事に成績が上がったグレースは大喜び。リンを、彼氏の御曹司パット(ティーラドン・スパパンピンヨー)の家での祝賀会に誘う。

グレースから試験での話を聞き、自らも良い成績を手軽に手に入れたいと考えていたパットは、リンにあるビジネスを持ち掛ける。それはテストの答えと引き換えに、一人一科目につき3千バーツの代金をリンに支払うというもの。渋っていたリンだったが、ピアノの鍵盤においた指の動きからインスピレーションを受け、画期的なカンニング方法を思いつくのだが…。

魅力あふれるタイ映画から目が離せません!

皆さんはタイの映画ってご覧になったことありますか? 私はこの作品で初めてタイが舞台の映画を鑑賞しました。
初めて見た時の衝撃たるや! こんなに面白くて日本とも少し似通った文化で共感しやすいものがあったのかと嬉しさ半分、観ていなかったことの後悔半分という感情になりました。
そこで今回はぜひ観ていただきたい『バッドジーニアス 危険な天才たち』をご紹介いたします。

この映画は特徴的なオープニングムービーからも分かる通り、青春ハラハラカンニングムービーです。
このオープニングムービーではテストの解答方式でお馴染みのマークシートがどんどん塗りつぶされていき、作品の題名が浮き上がるおしゃれな演出が光ります。
このマークシートの演出は作中何度も登場し、観ている人をハラハラさせる最高の演出となっています。

主人公はとても頭が良く教師の父親を持つリン。
冒頭の高校への転入ついて校長と話すシーンから、このリンの頭の良さが分かります。
校長に「ぜひうちの学校に入ってくれ」と言ってもらえ、普通であれば二つ返事で入学を決めるところをリンは「今通っている学校は徒歩で行けてランチも無料なのに、この学校では通学にはバス代もかかるし、ランチ代もかかる。制服や教科書代も入れるとすぐに返事は難しい…」とその場で暗算をして追加でどのぐらい金がかかるのかを割り出し、返事を渋ります。
この返答によってリンは、改めて頭の良さを知らしめるとともに、授業料とランチ代を無償で提供してもらえる特待生として学校に転入するのでした。全てを無料にする強者…頭のいい人は違います。

こうして転入をした先で、とってもかわいいけれど勉強が苦手なグレースとその彼氏のパック(これまた勉強はめっぽう弱い)と知り合いになり、よからぬ方向へと話は進んでいくのでした…。

特にこの作品で主人公のリンと同じくらい重要な登場人物がバンクという少年です。
とても頭が良く、特待生であり、片親であまり裕福ではないところまでリンとそっくりの彼。
途中からポッと出てきて脇役かなと思いきや、最後まで目が離せないキャラクターとなりますのでぜひ彼の挙動や心の変化に注目して作品をみていってください!

バッドジーニアス 危険な天才たち

(C)GDH 559 CO., LTD. All rights reserved.

ストーリーの面白さだけではない、小物や編集のこだわり

この作品ではストーリーの面白さもさることながら、出てくるアイテムや編集のセンスの良さも魅力のひとつです。

例えば、アイテムでいうとリンやグレースが履いている学校用の黒い革靴。
ストラップの付いたとても可愛らしい見た目ですが、靴の内側の布張りが花柄なところがガーリーで素敵です。なぜ靴の内側の柄なんて分かるの!? と思っているあなた、なぜそんなシーンがあるのかぜひ探してみてください! 制服関連でいうと、女子学生のほとんどが白やネイビーのリボンを髪の毛に結んでいるのもとても印象的です。ボーイッシュ寄りなファッションが多いリンでさえも結んでいたので、校則か何かなのかな〜と調べてみたのですがタイはかなり校則が厳しい学校が多いとのことで、作品オリジナルのものなのかもしれないですね。大きいリボンが揺れる女子たちがとてもかわいいです。

編集の点での特徴として特に分かりやすいものでいくと、チャプター分けのようなテキストがドン! と表示されるシーンがちょこちょこ挟まります。
「高校一年生」や「中間テスト」のようにストーリーの切り替えに使われるこの方法は、どことなく『グランド・ブダペスト・ホテル』や『ムーンライズ・キングダム』などで知られるウェス・アンダーソン監督の作品とも似ているようで、とってもおしゃれです。

こうした切り替えとテンポのいいカンニングシーンのカット割の効果から、観ている方もドキドキしながらあれよあれよとストーリーにのめり込んでいくようになっています。
しかしハラハラドキドキのシーンだけではなく、この映画の主題がカンニングでなければ、さわやかな青春映画のワンシーンのようなパートもありタイの日常も垣間見ることができます。

日本と似ているなと感じたところとして、お金を持っている家庭と持っていない家庭で子どもたちの環境の差があることや、お金で成績が買えてしまうような賄賂文化がありました。
こうした決して良いとは言えないような環境の中で、リンがどう変わってこれからどうなっていくのか? 作品が終わってからも想像を膨らませることのできる面白い題材ですので、ぜひご覧ください!

バッドジーニアス 危険な天才たち

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バッドジーニアス 危険な天才たち

(C)2009 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES,INC ALL RIGHTS RESERVED.

バッドジーニアス 危険な天才たち

製作年:2017年
監督:ナタウット・プーンピリヤ
出演者:チュティモン・ジョンジャルーンスックジン、チャーノン・サンティナトーンクン、イッサヤー・ホースワン 他

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【Editor】septmersfilms

三度の飯よりホラー好き。ホラーがないと夏が始まらないと思っている。たまにおしゃれ映画・アニメーションも嗜むが、基本的にゾンビ映画をみることで心を癒している。Twitterでは映画以外にも本業のマーケティング関連記事もつぶやきます! ぜひチェックしてください!

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