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不気味な場所に閉じ込められ、観察され続ける恐怖…考察が止まらない映画『ビバリウム』

シャーロック・ホームズ

(C) Fantastic Films Ltd/Frakas Productions SPRL/Pingpong Film

『ビバリウム』

ようこそ、夢のマイホームへ

<あらすじ>
ようこそ、夢のマイホームへ…
新居を探すトム(ジェシー・アイゼンバーグ)とジェマ(イモージェン・プーツ)は、ふと足を踏み入れた不動産屋から、全く同じ家が並ぶ住宅地「Yonder」を紹介される。内見を終え帰ろうとすると、ついさっきまで案内していた不動産屋が見当たらない。不安に思った二人は、帰路につこうと車を走らせるが、どこまでいっても景色は一向に変 わらない。二人はこの住宅地から抜け出せなくなってしまったのだ …

謎の集合住宅Yonder(ヨンダー)が気持ち悪すぎる…

今回はベルギー、アイルランド、デンマーク合作の映画をお届け! 公式のジャンルでは「ラビリンス・スリラー」とのこと。一体どんな内容なのか…その魅力を少しながらお伝えします!

主人公はジェシー・アイゼンバーグ演じるトムと、イモージェン・プーツ演じるジェマのカップル。2人は一緒に住む家を探す日々を過ごしていました。 いつものように家探しのためになんとなく入ったのがYonder(ヨンダー)という不動産屋さん。ここではマーティンと名乗る作り笑いが不気味な案内係が1人だけいました。そしてあれよあれよと現地に物件を見に行くことになり、案内されるままに車で向かうことに…。
そこは全て黄緑色の同じ見た目の家が立ち並ぶ不思議な通りでした。マーティンについていき「9番」と書かれた住宅内を見学する2人。そこには何故か男の子用の子ども部屋が既に用意されていました。ジェマは妊娠などもしておらず、ましてや子どもの性別なんて分からないはずなのに。

(C) Fantastic Films Ltd/Frakas Productions SPRL/Pingpong Film

(C) Fantastic Films Ltd/Frakas Productions SPRL/Pingpong Film

一通り見学が終了し、そろそろ帰りたいな〜と思っているとマーティンの姿がありません。家中どこを探してもおらず、その男が乗ってきていた車もありません。
「こんな気味の悪いところ早く出よう」とトムが言い、急いで車で出口に向かうも、そこには同じ見た目をした家家家…どこを見ても同じ景色しか広がっていません。
来た道を帰っているはずなのに、いつの間にか9番の家の前に戻ってきてしまいます。屋根に登って高いところから確認をしても広がるのは住宅街ばかり。どこにも出口なんてものはありません。
ガソリンも底をつき、結局9番の家で時間を過ごしていると、先程まではなかった段ボールが道に落ちているではありませんか。「絶対に誰かがこれを置いたんだ…」そんな思いを持ちながら段ボールを開けるとそこには男の赤ちゃんが入っていました。そして箱には「この子を育てれば解放する」の文字。

こうしてトムとジェマは知らない場所に閉じ込められ、見知らぬ赤ちゃんを育てる日々が始まっていきます。
気味が悪いYonderで2人はどうやって過ごしていくのか?果たして脱出できるのか? そんなストーリーとなっています。

(C) Fantastic Films Ltd/Frakas Productions SPRL/Pingpong Film

(C) Fantastic Films Ltd/Frakas Productions SPRL/Pingpong Film

観賞後の考察が止まらない! 謎だらけの設定とは

ほぼ作品中、舞台となるのは全く同じ家しかない通りのみ。全てが黄緑色で、空には明らかに人工的な形の雲がポンポンと浮かんでいるだけの場所です。周りにある物の色や形がポップだからこそ、全てが人工的すぎて気持ちの悪い世界に感じられます。
一体何のためにこの場所はあるのか? そこが全く説明されないまま、作品は終わっていきます。観終わった後、多くの人が「???」というような状態になるかと思いますので考察のヒントとなるポイントをご紹介いたします。

(C) Fantastic Films Ltd/Frakas Productions SPRL/Pingpong Film

(C) Fantastic Films Ltd/Frakas Productions SPRL/Pingpong Film

作品でヒントとして示されている1つ目は始まってすぐの鳥のシーン。このシーンに出てくるカッコウという鳥は、自分で巣をつくらず他の鳥の巣に自分の卵を置いて育ててもらう「托卵」という習性があります。つまり2人に託された赤ちゃんは「托卵」の習性を意味しているのではないか? ではその授けている側は何者なのか…?

もう1つはこの作品のタイトルである「ビバリウム」です。ビバリウムとは「生き物の住む環境を再現した空間」という意味があるそうです。つまりはこのYonderという空間自体が人間という生き物が住む環境を作っている空間であるということなのか?その狙いとは…?
こうしたヒントから作品を考察していくと止まらないほど、謎がいっぱいなのがこの『ビバリウム』です。

さらにオススメなのが監督であるロルカン・フィネガン氏のインタビューを鑑賞後に読むことです!
最大のヒントは不動産屋の案内役であったマーティンのことを「あとちょっとで人間なんだけど、そうじゃない存在」として描いたという発言。
やはりYonderにいるのは人間ではない何か別のものということになりますよね…。

いったいこの作品はどんな意味があるのか?実はこの世界にも実在する何かなのか?こういった日常に溶け込んだ怖さは実在しているのではと感じていっそう恐ろしいですね。 ぜひあなたも、その目でこの恐怖を体感してください。


ビバリウム

(C) Fantastic Films Ltd/Frakas Productions SPRL/Pingpong Film

ビバリウム

製作年:2019年
監督:ロルカン・フィネガン
出演者:ジェシー・アイゼンバーグ、イモージェン・プーツ、ジョナサン・エイリス 他

septmersfilms

【Editor】septmersfilms

三度の飯よりホラー好き。ホラーがないと夏が始まらないと思っている。たまにおしゃれ映画・アニメーションも嗜むが、基本的にゾンビ映画をみることで心を癒している。Twitterでは映画以外にも本業のマーケティング関連記事もつぶやきます! ぜひチェックしてください!

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アーティスト情報

ジェシー・アイゼンバーグ

生年月日1983年10月3日(38歳)
星座てんびん座
出生地

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