2019年 年間ランキング

【販売・文庫総合】

・映画『天気の子』、小説版も大ヒット

『君の名は。』の歴史的ヒットから3年。新海誠監督が2作品連続で観客動員1000万人超、興行収入100億円超で話題になったアニメーション映画『天気の子』の小説版が1位となった。前作と変わらず、監督が自らノベライズした小説は映画同様に多くの人に支持を集めた。
2位は、「直木賞」(第156回)と「本屋大賞」(2017年)をW受賞したことで話題となり、待望の文庫化をした『蜜蜂と遠雷』がランクイン。今秋に、再現不可能と言われた映画化がついに公開されるまで、発売より半年以上にわたり月間20位以内のロングセールスを記録した。9位『マチネの終わりに』10位『屍人荘の殺人』12位『パラレルワールド・ラブストーリー』14位『DINER』のいずれも2019年の映画化原作。映像化を経て小説もより多くの人たちに読まれることとなっている。4位の『罪の声』も2020年の映画化が発表されており、今後のさらなる躍進が期待。
新刊や、映画化原作がランクインする中、異色の人気を博したのが『ウインクで乾杯』(東野圭吾著)。既刊発掘プロジェクト(※)として、装丁を変え店頭で展開されるや否や注目を集め、男女問わず広い層から求められる1冊となった。

※「既刊発掘プロジェクト」とは、「TSUTAYAが『本との出会い』を変える。」をコンセプトに、すでに書籍化され販売している作品の中から、TSUTAYA書店員が、今だからこそ改めてお客様に手にとっていただきたい、本当に面白いと自信を持ってオススメできる作品を、装丁やコピーを変えて展開するプロジェクトです。

2019年度 年間販売BOOKランキング:文庫総合

集計期間:2019年1月1日~2019年10月31日

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