待望のELLEGARDENのニューアルバム『The End of Yesterday』がリリースされた。前日のフラゲ日から僕のタイムラインはエルレ一色。そんな夢のような幸せな日々が今なお続いている。「ELLEGARDENってそんなにすごいの?」という人はまず、この記事を読んでもらいたい。
さて、そんなニューリリースに歓喜するファンの心をさらにアツくするような写真展『ELLEGARDEN PHOTO EXHIBITION』が東京・渋谷で開催された。今回はその写真展について紹介したい。
│ELLEGARDEN PHOTO EXHIBITION
開催概要
■開催期間:2022年12月20日(火)~23日(金)
■開催場所:or
〒150-0001東京都渋谷区神宮前6-20-10
MIYASHITA PARK North 1F
※本イベントはすでに開催終了しています。
│ELLEGARDENに沸く渋谷で写真展開催
フラゲ日から開催されていた写真展に僕は最終日に訪れることができた。事前抽選制で整理番号は8番という神引き。僕はワクワクしすぎて1時間以上早く着いてしまったが、同じようなファンが続々と集まってきていた。入場前には「メッセージカード」を渡され、僕は何をELLEGARDENに伝えたいか、そんな難しいお題に頭を悩ませながら開場を待った。
開場のずいぶん前からファンが駆けつけていた。
ライブでも引いたことのないような番号にワクワクが止まらない。
この一枚で何を伝えたいのだろうか、僕は……。
│写真、音楽、メッセージ。ELLEGARDENの現在と過去
入場するなり「Mountain Top」が聴こえてきた。その先にはニューアルバム制作の記録写真や「Strawberry Margarita」のジャケットで使用されたスニーカーの展示。レコーディング中の写真は暖かみがあり、とくにバンドの雰囲気の良さが伝わってくる。「あー、だからこのアルバムが完成したのか……」と感慨深い思いが込み上げてきた。周りを見れば同じような柔らかい優しい笑顔が溢れていたのがとても印象的だった。
電線に引っかかっているスニーカーに大興奮!
共同生活がうまくいっていた話は知っていたけれど写真から本当に仲の良さ・雰囲気の良さが伝わってくる。
ひとしきりELLEGARDENの現在地を楽しんだ後は3階に上がっていく。3階までの階段フロアには彼らのこれまでの作品がリリース順に展示されている。
モミモミくん発見!
出会いのアルバムもしっかりと展示されていた。
僕の一番大好きな「The Autumn Song」が収録されたシングル。ぐるぐる腕を回すサビ前が大好きだ。
エルレとの数々の思い出に浸りながら階段を上っていくと、途中の壁には入場時に配られたメッセージカードが見えてくる。最終日ということもあり、すでにアツイメッセージでびっしりと埋め尽くされていた。
作品展示の最後を飾るのはニューアルバムのジャケットだ。
│一人ひとりがあの名曲に合わせてリズムを刻み、お酒を片手に楽しむ展示フロア
過去の思い出に浸りながら、3階に到着すると馴染みの曲が流れてきた。「Supernova」だ。曲をメモするのを忘れてしまったが、他にも「Space Sonic」「風の日」など(何を代表曲とするか難しいところだが)ELLEGARDENといえばこれという曲が流れていたが、「Stereoman」が流れてきた時には鳥肌が立ってしまった。
ニューアルバムの曲名からとったお店のオリジナルカクテルも用意されていて、昼間だったが「ストロベリーマルガリータ」を注文、飲まないわけにはいかない。あのラブソングにはぴったりなのかもしれない。
そして、ドリンクを片手に展示されている写真を眺めていると、「2018年の新木場コーストのライブ写真じゃね?」と勝手に浮かれ、復活初日の人生で最高のライブの日がフラッシュバックしてきた。ただこの思い込みは誤りで、後日「Lost Songs Tour 2022」の写真であることがわかった。
来場者がみんな嬉しそうな顔で写真を見つめていたのが印象的だった
さて、思い出に浸りながらも「何をELLEGARDENに伝えるか」というお題は忘れていない。しかし、考えれば考えるほど、メモ帳に書いては消してを繰り返していくと、最終的にはとてもシンプルな言葉になった……。
「ありがとう!ライブがたのしみです!」
そしてこのメッセージカードを壁に貼り、「Mountain Top」を聴きながら写真展を後にした。
帰りは過去に戻っていくことになるのだが、最後にまた「Moutain Top」が聴こえてくるエモい演出!
ファンからすればニューアルバム自体がELLEGARDENからの最高の贈り物だ。でも、彼らの作品づくりをさまざまなメディアで見聞きする限り、おそらくそんなつもりはないだろう。だけれど、16年間待ち続けたファンへの感謝の思いがこの写真展につながったのではないかと思う。
未来へ続くとてつもなく重たい扉をこじ開けたELLEGARDENとまた一緒に人生を歩んでいける。昨日の終わりを意味する「The End of Yesterday」という名にふさわしい体験ができた夢のような写真展だった。
次はライブ会場で会おうぜ。
│【Editor's select】
発売日:2022年12月21日
<収録曲>
1.Mountain Top
2.Breathing
3.ダークファンタジー
4.Strawberry Margarita
5.Bonnie and Clyde
6.瓶に入れた手紙
7.Firestarter Song
8.チーズケーキ・ファクトリー
9.10am
10.Perfect Summer
11.Goodbye Los Angeles
特典
※特典は数に限りがございます。予めご了承下さい。
ELLEGARDENロゴステッカー(サイズ:202mm×58mm)
【Editor】お弁当パパ/伊東寛雄
伊東寛雄(いとう・ひろお)。一姫二太郎(5歳♀、1歳♂)を子に持つ父親。毎朝こどものお弁当をつくってSNSに投稿するのが日課。スマイルサプリでは子育て中の妻に”作品をプレゼントする”シーンを妄想して記事を書いている。稀に音楽熱が燃え上がり、音楽関連の記事を書くこともある。
Twitter(@chiromanpapa)