【ポケモンカードゲーム】ポケカ初心者さん必見!! デッキの組み方やカードの揃え方のポイントを紹介【デッキ構築編】|ポケカ新拡張パック「スターバース」の特徴など
前回に続き、TSUTAYAのポケカ初心者・伊東さんの大会出場までを追いながら、これから大会に出場してみたいと思っている方に向けて「ポケモンカードゲーム」のガイド記事をお届けしています。
前回の記事では「事前準備編」をご紹介しました。第2回目となる今回は、「デッキ構築編」です。TSUTAYAでポケカを担当している方(以下、Tポケカ担当者)に色々とポイントを教えてもらいました。
「デッキの組み方に困っていた…」
「カードはどうやって揃えればいいの?」
というポケカ初心者さん必見の内容となっています。
そして最後には1月14日発売のポケカ新拡張パック「スターバース」について触れたいと思います。それではさっそく見ていきましょう。
│初心者向けのデッキの組み方
一同:よろしくお願いします!!
伊東:はじめてのデッキ作り。でも…どうやって組めばいいの?というポケカ初心者さんは結構いるんじゃないかと思うんです。
Tポケカ担当者:そうですね。たくさん種類のあるカードの中からピックアップして、いきなりデッキを組むのは至難の業だと思います。最初は難しいことは考えず、まずは「好きなポケモン」を決め、そのポケモンを軸にデッキを組むのがオススメです。キャラがかわいいからとか、強いカードだからとか、自分がいいなと思ったポケモンで構いません。とにかく軸となるポケモンを決めることが大事!伊東さんで例をあげると…
【1】好きなポケモンを決める
Tポケカ担当者:好きなポケモンは「ゲンガー」と伺っていたので、伊東さんはゲンガーデッキを組んでいきましょう。
【2】デッキを作る
Tポケカ担当者:デッキ作りのコツは、いろいろなサイトやYouTubeで紹介されているデッキレシピを真似して組むのがオススメ。今回組むゲンガーデッキのリストがこちら!
<デッキの特徴>
ヘルガーの特性「いちげきのほうこう」でゲンガーV/ゲンガーVMAXに素早く「いちげきエネルギー」を付けて攻撃力を上げながら技「パニックフィアー」「キョダイマルノミ」を使い分けていくデッキ。
<ココが強い>
スタジアム「あくの塔」と「頂への雪道」を使い分ける事で、素早い展開の戦い方や相手のVポケモンの特性を打ち消しながら戦うなど、色々な相手に対抗できます。
TSUTAYA編集部:ちなみにTポケカ担当者さんは、下記の流れでデッキレシピを調べているそうです。
Tポケカ担当者:Twitteに載せている方だと、コメントやデッキレシピを投稿していたりしますし、YouTubeだと、ポケモン界隈で有名な方(視聴者からのデッキ診断もしている方だそうです)が使って遊んでいる動画などを参考にしていますね。
TSUTAYA編集部:なるほど。大会などで実績があるデッキや、お手本となる人の真似から始めるのが強くなるための近道になりそうですね。
【3】足りないものは個別で買い集める
デッキを組んでいると、「特定のカードを単品で欲しいッ!」というケースも少なくありません。そんな場合は、カードショップを利用するのもひとつの方法です。カードは1枚単位でも購入が可能なので、構築済みデッキをベースに強化するというのも良いと思います。あとは何度も対戦してスキルを磨いていきましょう。
│トレカを買いに、TSUTAYA 西友町田店へ
TSUTAYAのなかには、トレーディングカードの販売、中古買取/販売、さらにトレカ対戦スペースを設置している店舗があるんです。伊東さんのデッキに足りないカードがあったため、我々はそのカードを求めTSUTAYA 西友町田店へ行ってきました!
公式大会で使えないカードも存在する
ガラスケース内のカードは基本、属性別・あいうえお順で並んでいる
Tポケカ担当者:このなかには公式大会では使えないものの、コレクター需要があるいいお値段のカードも存在します。特に大会に出てみたいと思っているポケカ初心者さんは「カード買ったあとでデッキに入れられなかった…」を防ぐためにも、カードの使用制限に関する「レギュレーション」は覚えておきましょう。
現在は公式大会では使えない「ゲンガー」のカード
ポケカには「スタンダードレギュレーション」「エクストラレギュレーション」「殿堂レギュレーション」の3種類があり、それぞれ使用できるカードの範囲が異なります。スタンダードレギュレーションは、多くの公式大会で用いられているレギュレーションなので、初心者さんはここから始めるのがオススメです。
また、不定期にレギュレーションが更新されますので、その都度、公式サイトで確認しましょう。
伊東:なるほど。ではこのなかで、すごくいいお値段のカードなんだけど、バトルでは使いづらいコレクター要素が強いカードってどれになるんですか?
Tポケカ担当者:それだったらこの「ピカチュウVMAX」のカードかな。攻撃力が高いんだけど、ワザを使うとエネルギーが全部トラッシュされて…使い勝手はなかなか悪いし…。大会のトップの方にも上がってこないが、でもやたらいいお値段っていう。
伊東:逆に皆がよく使っているカードだけど、お手頃価格のカードってあるんですか?
Tポケカ担当者:「ミュウVMAX」
一同:へぇ~。
伊東:結局、いいお値段じゃんっていうイメージがあったりしたけど、こういう話が聴けると面白いですね。
「このピカチュウのカード2枚持ってます。」と伊東さんがガラスケース内のカードを指さしながら教えてくれたのが、長場雄氏描き下ろしのプロモカードでした。
「夏に家族と一緒にポケモンセンターに行った際、関連商品を購入して貰った」という伊東さん。おしゃれでシンプルなデザインが印象的で「かわいいー!!」と思わず声が出てしまいました(笑)。
少し脱線してしまいましたが、いざ購入へ!
伊東、はじめての中古トレカお買い物の巻き
Tポケカ担当者:ガラスケース内のポケカを購入する場合、先に自分でお目当てのカードを見つけておいて、近くのスタッフにお声がけください。
伊東:これください。
店員さん:商品の確認をお願いします。
カードをチェックする伊東さん。
伊東:基本的にはキズがない状態で売られているですね。
Tポケカ担当者:はい、そうです。
伊東:キズがあるものは?
Tポケカ担当者:その場合は買取値段を下げて買取、店頭でも値段を下げて販売しています。
伊東:へ~、そういうことなんですね。
トレーでお預かり(※)。
店員さんから札を受け取り、お会計の際に札を渡す(※)。
※こちらのサービスは他の店舗では行っていない場合がございます。
続きまして、スリーブのお話です。
│スリーブでカードを保護しよう!
「TSUTAYA 西友町田店」スリーブコーナーの一部
カードをそのままの状態で使うのは好ましくないようです。それはなぜかというと、キズや折れ曲がりのあるカードで公式大会に出場すると、「マーキング」と呼ばれる不正行為とみなされることがあります。それだけでなく、擦れなどによる劣化により、買取に出すときにカードの価値が下がってしまうことも。これらの理由からスリーブ(公式ではデッキシールドと呼ぶ)でカードを保護することは非常に重要なのだそうです。
伊東:カードを保護するために異なるスリーブを2重または3重と重ね付けしていますよね。ポケカの場合、重ねる枚数は何枚がいいでしょうか?
Tポケカ担当者:好みにもよりますが、巷では「2重スリーブ」派が多いようです。ガッチリ保護したい場合は「3重スリーブ」派という人もいます。というのもポケカはデッキ枚数が60枚なので、厚みがある=カードのシャッフルがしづらくなる、というのを念頭に置いて2重にするのか3重にするのか決めた方が良いと思います。
僕の場合は、カードとキャラクタースリーブを保護したかったので、
・インナースリーブ
・キャラクタースリーブ
・ガードプロテクター
の3重スリーブにして使っています。
伊東:なるほど。僕は2重スリーブにしたいのですが、スリーブを選ぶときにポイントを教えてください。
Tポケカ担当者:ポケカのカードサイズは63×88mmです。このカードサイズは「レギュラーサイズ」や「通常サイズ」などと呼ばれています。
1重目のインナースリーブは、64×89 mmサイズのものを選ぶとポケカがジャストフィットするのでオススメです。
※インナースリーブ イメージ画像
2重目は、公式のキャラクタースリーブ(66×92mmサイズ)にするか、もしくは公式以外のキャラクタースリーブにするのも良いと思いますが、購入するときはサイズに気を付けてください。
ポケモン公式キャラクタースリーブ(デッキシールド)
伊東さんは、インナースリーブを使わずに、キャラクタースリーブとガードプロテクターの2重スリーブにするそうです。
大会に出るときは予備の新品スリーブを忘れずに
Tポケカ担当者:大会では、スリーブ自体が擦り切れている場合もマーキングだと思われてしまう可能性があります。大会中に破損してしまう場合に備えて、予備の新品スリーブを持参すること。大会中は、1,000円超えの高級スリーブ「KATANA」を使っている人が多い印象がありますね。
お会計
伊東さんは、買い足したポケカをはじめ、スリーブ、アクリルダメカンを購入。
一同:本日はありがとうございました!!
今回は、デッキの組み方やカードの揃え方のポイントなどをご紹介しました。これでやってみようかなとか、こうした方がいいのかなとか、色々試しながらデッキを組むのもカードゲームの醍醐味だと思いますので、ぜひ試してみてください。
次回は大会についての記事をお届けします。お楽しみに。
最後に「スターバース」の話題に触れて締めくくりたいと思います!
│1月14日といえば…!!!!
そう、ポケカ新拡張パック「スターバース」の発売日ですよね。
1月7日に今回登場する収録カードの一覧も公開されました。
取材をしているうちに筆者も興味が沸いてきたのと、恐竜をモチーフにした戦隊が好きなこともあって(「スターバース」にリザードンが収録されていたため)、近所の量販店で購入してみました。
1月14日発売ポケカ新拡張パック「スターバース」
「リザードン、お越しくださいッ!!」とお祈りしながら開封しましたが、残念ながら我が家にはやってきませんでした(笑)。カードを開封するまでのあのドキドキ感もたまりませんね。
さて、そんな「スターバース」から、新に実装される「ポケモンVSTAR」の特徴について簡単にご紹介!
公式サイトやニュースサイトによると、「ポケモンVSTAR」はポケモンVからV進化することができる進化ポケモンとなっています。
さらに注目すべきは、1回の対戦に1度だけ使える「VSTARパワー」を持っている、ということ。このVSTARパワーには特性とワザの2種類があり、バトルを左右するような強力な効果を発揮するという。
また、HPはVMAXに比べて低いものの、VSTARポケモンがきぜつした際、対戦相手に取られるサイドが2枚ということで、これからの対戦に大きな影響を与えそうですね。
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【Editor】お弁当パパ/伊東寛雄
伊東寛雄(いとう・ひろお)。一姫二太郎(5歳♀、1歳♂)を子に持つ父親。毎朝こどものお弁当をつくってSNSに投稿するのが日課。スマイルサプリでは子育て中の妻に”作品をプレゼントする”シーンを妄想して記事を書いている。稀に音楽熱が燃え上がり、音楽関連の記事を書くこともある。